ビジネスヒットチャート2014

イギリス生活情報誌 
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株式会社 ナガラ 代表取締役
早瀬實氏
名古屋市長良町生まれ。1979年に『ナガラ』を設立、1980年に創業。「技術」とは、何か問題が生じてもそれを解決する新しい製造法や素材を作り出すこと。「技術者の自己満足」に陥らない技術者であることを最優先に考えている。

レベルアップするためにも人材教育が大事。金型は商品だと世の中の人に知ってほしい。
ものづくりの基礎作りで
生活をサポート

 プレス金型で、ものづくりを支える治工具メーカー『ナガラ』。金型の設計・製造のリーディングカンパニーとして、その品質が国内外に高く評価されている。世界レベルの『ナガラ』の金型設計技術は最新の設備と優秀な人材によって長年支えられてきた。会社の設立は1979年、創業は1980年に遡る。会社が建つこの地方はかつて「ながら」という地名だった。早瀬社長はこの地で生まれ、この地で震災も空襲も経験した。人生の全てが『ナガラ』にある。だから自分の原点となる地名を会社につけたのだと社長は語る。早瀬社長はお孫さんもいる74歳。けれど、とても活動的で、あらゆる業界にアンテナを張り、ものづくりに熱意を傾けているパワフルな男性だ。「ものづくりは人の暮らしを楽にする為の道具である」、その言葉の通り社長は何年も先の未来を見据えて動いてきた。若い人を積極的に会社に迎え入れるのは金型同様、会社の進化のためでもある。「人の力」の大切さを『ナガラ』は知っているからだ。
 車・電化製品など精密さを要求される金型を大手メーカーに納品し続け、近年では海外での大型事業に参加、協力し今では国内のみならず海外のものづくりにも不可欠な存在となっている。3Dプリンターの登場はものづくりの現場に暗い影を落としたと言われている。しかし「人間が生きている以上、金型はなくならない」と早瀬社長は語る。
 同社は車両のような大型製品から家庭用電化製品にいたるまで大小さまざまなパーツを製造している。熟練の技術者と発想力豊かな若手技術者たちによって作られた金型は、緻密さを要求される作業でもお客様のニーズに確実に答えることができる。航空機や自動車などのメーカーにとって金型の精度は製品の質を大きく左右するもの。「金型」とは、材料に力を加えることで変形する性質や溶けて固まる性質を利用して材料を希望の形にするための型の総称だ。多くの製造業にとって金型は必要不可欠な存在である。たとえば、自動車のボディは金属板にプレス金型で力を加えて製造するし、携帯電話などのボディに使用される樹脂製品はプラスチック材料を金型に流し込んで製造される。さらに、同一の形状で同じ寸法の製品を大量に生産したい場合には金型を使わなければ莫大な費用と時間を消費することになってしまう。このように、金型は「ものづくり」の現場にとって欠かせない重要アイテムなのだ。
 最新設備を導入しての同社の金型設計は他社とは異なる。カムリンクプレスを活用した金型制作、製品開発と品質保証は他社にはない特徴だ。クオリティの向上と納期短縮のための努力は維持しつつ、新しい金型形状の開発、CADデータ変換プログラムの開発による、より良い金型形状の研究にも余念がない。
 3点のカメラで瞬時にデータを測定できる「非接触3次元測定サービス」も素晴らしい。この装置によって、手作業では1、2日かかってしまう全長1mを越える大型対象物の測定をわずか4、5時間に短縮することを実現した。しかもミクロン単位までの計測が可能だ。デジタルデータ化する技術で製品開発競争に要求される精密で迅速な作業にも大きく貢献している。分解し、コンパクトに持ち運べるのも魅力で、どんなに大きい被写体も出向いて正確に測定することができる。図面のない製品や手仕上げを施した金型のデータ化にも対応できるというから、今後の需要拡大は間違いないだろう。今では、自動車メーカーや航空会社へ過去の古い機種の機械をデータ化するサービスも勧めている。
 そして、通常は3.6㎜の厚板(鉄板)を大きく上回る50㎜の厚板を『ナガラ』は挑戦している。コストを下げられるので、メーカーや消費者にも嬉しい。
 早瀬社長が自身で設計した自宅が工場の近くにある。趣のある日本家屋、庭には桜と紅葉、お客様がいらした際の見せ方など隅々まで計算された設計がなされている。若い人間のパワーと発想力を大事にする早瀬社長は、きめ細やかな配慮の持ち主だ。金型の進化を追及し続ける『ナガラ』は未来の私たちの生活をこれからも豊かにしてくれることだろう。
(ライター/馬場紀衣)

株式会社 ナガラ
TEL:052-362-6066 FAX:052-362-2232 Eメール:office@nagara.gr.jp
ホームページ http://www.nagara.biz/

儀部建設工業 代表
B-FAMILY NEO 沖縄支部 会長 支部長
儀部慎弥氏
沖縄県名護市生まれ。型枠工事一式を手がける『儀部建設工業』の代表として事業を進めながら、2012年、自宅に隣接してムエタイジム「B-FAMILY NEO 沖縄」を開設し、会長に就任。「B-FAMILY NEO沖縄」支部長も兼ねる。格闘技ブームの日本において、ムエタイの認知度向上に努力している。

選手らが練習に汗を流す「B-FAMILY NEO沖縄」。
タイの格闘技ムエタイに注力
ジムを創設し有望選手を育成

 儀部快斗君、16歳。タイの国技ムエタイ、いわゆるタイ式ボクシングのファンの間で人気のジュニア選手。全国大会の頂上決戦を制してチャンピオンになった有望株だ。朝夕6㎞のランニングやジムでの練習を重ね、タイに遠征して修業を積み、プロを目指して汗を流している。所属しているジムは「B-FAMILY NEO沖縄」。父親の『儀部建設工業』代表の儀部慎弥氏が創設したものだ。快斗君が日本を代表する選手になることを夢見て二人三脚で歩んできた。
「昔から格闘技のムエタイが好きで、試合を観戦しているうち、空手を習っていた息子にムエタイをさせたいと思うようになったのです。最初は適当なジムがなく、仕方なくキックボクシングを習わせたのですが、キックボクシングとムエタイはまったく別物。ムエタイを習ってほしいとの思いに抗しきれなくなったのです」
 その強い思いはムエタイジム創設に衝き動かす。自宅を新築したときに、隣接して「B-FAMILY NEO 沖縄」を建設した。
「東京に本部のあるムエタイジム『B-FAMILY NEO』の協力を得て、沖縄に支部をつくり、支部長になりました。同時に創設したジムの会長として運営に当たることになったのです。もちろん私自身はムエタイの経験はありませんので、実際の指導には、タイ人トレーナーを何人も入れ替わり招きました。その甲斐もありまして、有望な選手が育ち始め、快斗も全日本大会で優勝することができたのです」
 その快斗君をさらに成長させるべく、本場のタイに修行に出す熱の入れようだ。
「タイで試合に出たりして修業に励んでいるところです。大きな夢ではありますが、息子もムエタイの道一本に絞って頑張っていますので、諦めなければ、いつかは日本を代表する選手になるという夢が叶うと信じています。とは言え、他のスポーツに比べるとムエタイの選手生命は短いですから、技を磨きながら英語やタイ語も習得し、一人で将来を切り拓いていくことができる力が養えればいいと考えています。引退後の選択肢が広がるでしょうから」
 建設業を営みながらのジム運営。異質の二つの世界で生きる力の源泉は所属選手の成長だ。
「当社では、型枠工事一式を手がけています。独立して7年ほど経ちましたが、建設業界の景気には波があり、忙しい時期と暇な時期とでは極端に差が出ますので、息が抜けません。しかし、選手たちが上を目指して一生懸命に練習している姿を見ていると、私も負けていられないと、元気づけられます」
 ムエタイはパンチよりもミドルキック、ハイキック、膝蹴り、肘打ちなどの技の方が重視されると言われる。世界ムエタイ連盟の定めでは、試合は2分3ラウンド制。ボクシングシューズは履かず、裸足かサポーターをつけ、頭にモンコンと呼ばれる闘いのお守りヘッドリングを付けてリングに上がる。儀部氏がムエタイに熱心なのは、こうした独特の試合のスタイルと技に魅力があるからという。
「一度、リングサイドで試合を見ていただければ、魅力を実感できると思います。ムエタイは数ある格闘技の中でも、立ち技最強と言われるほど激しいものです。立ち技に全ての技術が凝縮されています。特に足技の威力は驚異的です。例えば首相撲というムエタイ独自とでも言うべき技は、相手の首を両手で捕まえして膝蹴りを胴に決めるというものです。そうした技の掛け合いは見るものを興奮させる面白さがあります」
 世界ムエタイ連盟(WMF)認定のWMFジャパンが発足したのは2004年4月のことだ。ムエタイ見物を旅程に組み込んだタイ旅行もあるが、国内での認知度は高いとはいえない。儀部氏の願いは、ムエタイの魅力を知ってもらい、ファンが増えること。
「第一線で活躍する日本人選手もいるのですが、あまりメディアで取り上げられることはありません。これからは、ムエタイに興味を持って下さるスポンサーを募って、今まで以上に選手たちをサポートし、成長した選手たちが目覚ましい活躍をするようになれば、このスポーツも盛り上がると思っています」
 ジムには、快斗君が手にした数々のトロフィーが飾られている。その数がさらに増えることが父親としての夢だ。
(ライター/斎藤紘)

儀部建設工業
TEL:098-053-2311 FAX:098-053-2311 Eメール:waku1027@yahoo.co.jp
ホームページ http://ameblo.jp/waku1027/

薬袋税理士事務所 所長
薬袋正司氏
埼玉県生まれ。東京CPA会計学院を卒業後、伊勢丹で経理業務全般を経験。税理士資格を取得後、外資系税理士事務所を経て、1997年に資産税に特化した税理士法人タクトコンサルティングに入社。10年間勤めた後、2007年に独立し『薬袋税理士事務所』を開業。宅地建物取引主任者の資格も持つ。

ライフプランの設計を視野に
相続策を多角的に検討し助言

 「相続は、あなたが考え始めた今から始まっています。自分と家族の過去、今、未来を考え、自分の財産について考えてみる、そんな人生のたな卸しをすることから相続対策の準備と実行は始まります」
 東京・銀座の『薬袋税理士事務所』がWEB上に開設している「相続.com」を見れば、薬袋正司所長が難問をやさしく噛み砕いて説明する姿を想像できる。年に20例以上の相続案件に携わった経験がある所長が重視しているのが制度改正のライフプランへの影響だ。
「相続税法の改正で、来年から相続税の基礎控除が引き下げられることになりました。例えば、相続人が妻と子供2人の場合8000万円まで相続税はかかりませんでしたが、これが4800万円に引き下げられるのです。8000万円くらいの相続だと、税額が350万円かかることになります。40〜50代でも早くありません、ライフプランとの見合いで資産の分割方法などについて考えておくべきだと思います」
 相続税は原則として相続人個々の相続財産に対して課されるが、関心の的は節税対策だ。
「相続方法を工夫し適切に行うことである程度の節税を行うことが可能です。財産目録の項目ごとに分配する現物分割が最も一般的な方法ですが、土地を売却し、金銭に換えたうえで分割する換価分割や財産を取得した見返りとして金銭を支払う代償分割という方法もあります。相談者の実情を見極めたうえで、それぞれの方法のメリット、デメリットを比較勘案し、最善の道を探っていきます」
 事業承継、自社株対策、相続時精算課税など他の生前対策も含め多角的に検討しながらの親身な助言、提案に卓抜との評がある。
「人生のライフプランに合わせた流れの中で相続をサポートし、豊かな人生のためのお手伝いを続けていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

薬袋税理士事務所
TEL:03-6278-8702 FAX:03-6278-8703
ホームページ http://www.zei-bpc.com/

弁護士法人 中村綜合法律事務所 所長
ほがらか信託株式会社 代表取締役
中村雅男氏
明治大学卒。1976年弁護士登録。法律事務所勤務を経て、1983年、独立して中村雅男法律事務所設立。1990年、友人弁護士2人と千代田中央法律事務所設立。1999年中村綜合法律事務所設立。2007年弁護士法人中村綜合法律事務所を設立。共著に「企業倒産を招く法務トラブル35」(幻冬舎)がある。

トラブル防止に予防法務重視
法律事務所に信託会社を併設

 信託会社を併設した法律事務所がある。東京・麹町の『弁護士法人中村綜合法律事務所』。信託会社は中村雅男所長が代表取締役社長を務める『ほがらか信託株式会社』。税理士と共同で設立し運営している。信託による最強の財産管理体制の背景には、中村所長の予防法務を重視する姿勢がある。
「私たちは、身体問題でいえば健康診断にあたる予防法務や早期治療にあたる法律問題の早期解決を最重要課題と考えています。弁護士として、相続をきっかけに交流を絶ってしまった家族や詐欺被害で財産を失ってしまった高齢者の方の依頼を受けてきました。大きなトラブルに発展する前に適切な対策を講じる予防法務を皆様のために実体化する組織として信託会社を開業しました」
 同社は委託者の指示で信託財産の管理・処分を行う管理型信託会社。安全性が高く、シニア世代が直面する様々な問題に応えるものだ。
「財産管理の面倒から解放することと、判断力が衰えたときに備えた方策を整えておくこと、これが主要な業務です。どなたも、年を重ねるごとに、身体能力や判断能力が衰えますし、認知症も想定に入れなくてはなりません。当社は、生活費の管理のための信託や判断能力の衰えに備えるための任意後見で、シニアの方が抱える不安を払拭し、安心できる暮らしをサポートしたいと思っています」
 法律事務所は、所長も含め18人の弁護士を抱え、親族・相続部会や信託部会など10の専門部会が存在する。所長は相続、遺言、信託をテーマにしたセミナーで講師を務め、啓蒙にも注力している。
「信託を活用しますと、ご自分の資産に合わせて生活や人生の設計が可能ですし、病気や認知症の発症、相続などの状況の変化にも対応することができます。予防法務として多くの方に考えていただく価値が十分あると思っています」
(ライター/斎藤紘)

弁護士法人 中村綜合法律事務所
TEL:03-3511-5611 FAX:03-3511-5612

株式会社 ファーマ一級建築士事務所 代表取締役
望月重美氏
横浜市出身。武蔵野美術大学美術学部建築学科卒業。同大学院建築コース修了。1981年、建設会社に入社し、1999年に退社。2000年、エム・ファシリティズ研究所を創業。2008年、『株式会社ファーマ一級建築士事務所』を設立。建築設備診断技術者、溶接技術者二級、応急危険度判定士などの資格も持つ。

劣化状況を確認する確かな視点
マンション修繕の実績が裏付け

 建築設備診断技術者。公益社団法人ロングライフビル推進協会が資格取得講習を修了し登録を認めた人に付与する資格。建築設備の劣化の現状を診断分析し、補修、改修を提言する。『株式会社ファーマ一級建築士事務所』の望月重美社長はこの資格も持つ建築設備診断のスペシャリスト。これまでに関東圏を中心に150棟超のマンションの大規模修繕工事に携わった実績がある。
「築後40年を超えるマンションが多くなり、老朽化への対応が課題になっています。その最初のステップが診断。危険個所の発見、長寿命化に関わる劣化の発見、美観上の問題の発見の重点3項目に層別して調査します。基本は確かな視点による外見の確認。例えばタイルが浮いていたり、ひびが目立っていたり、塗装が色あせて汚くなっていたりしていないか。特に外見にさび色の汚れがついていたりすると、内部の鉄筋がさびている可能性があり、注意が必要になります」
 国土交通省の平成25年度マンション総合調査によると、大規模な計画修繕工事の実施割合は、外壁塗装が90・3%と最も多く、鉄部塗装82・9%、廊下・バルコニー防水81・7%、屋上防水78・9%と続いている。厄介なのは共用部の配管が腐食しているケース。
「給水、排水などの共用部の腐食した配管の修繕は、取りあえず異種金属接合部の更新を急ぎ、調査結果によって時期を判断し、全面的な更新を計画する必要があります。専有部も検討する場合は管理組合規約の改正や資金調達策を検討しなければなりません」
 マンションの老朽化問題について何らかの議論を行っているマンション管理組合は国土交通省調査で35・9%にのぼっている。マンション大規模修繕工事のコンサルタントの役割は大きくなる一方だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ファーマ一級建築士事務所
TEL:045-444-0091 FAX:045-444-0092
ホームページ http://www.fa-ma.jp/

株式会社 丸山工務店 代表取締役
廣瀬正美氏
東京都葛飾区出身。日本大学卒業後、建設会社に就職。その後、祖父が1953年に創業した『丸山工務店』を継承し、代表取締役社長に就任。100年企業というヴィジョンを掲げて、住宅、公共建物などの建設やリフォームに取り組む。好きな言葉は心・技・体。一級建築士。一級施工管理技士。監理建築士。

家づくりに生きる伝統と理念
成功体験を原動力に事業推進

 木材の柱・梁をデザインフォルムとして表現し、中庭のデッキがある自然住宅で住宅設備機器・建材の総合メーカー主催のトータルハウジング大賞大規模部門優秀賞、地域に溶け込む庭と土間空間のある家でさいたま市景観賞を受賞。『丸山工務店』の輝かしい受賞歴。廣瀬正美社長の家づくりの理念が着実に成果を上げている証しだ。
「素材にこだわり、環境に配慮し、個性的な空間やデザインを追求して、住む人や使う人に笑顔をもたらす、これが当社の家づくりの理念です。地域の活性化に寄与することも考えています。注文住宅、自由設計住宅、公共の建物の建設にスタッフと熟練の職人さんが力を合わせて取り組んでいます」
 祖父が創業した会社を継承し、発展させてきたが、建設という仕事に向き合う姿勢が大きく変わったのは、入社前に勤めていた建設会社での貴重な経験。
「最初の会社に入社して2、3年のころ、受注の可能性がない仕事をたまたま担当していて受注できてしまったのです。総額110億円の清掃工場建設の仕事で、どうせ受注できないのだからと考えてのことだと思いますが、図面を任されていました。大きい規模の仕事なのでCADオペレーターを3人つけてくれました。その甲斐もあってか受注に成功し、やればできるとの確信が生まれたのです」
 60年近くの歴史を持つ当社は、市営住宅、駐在所、高等学校、観光トイレなど公共工事に足跡を残してきたが、現在は、関東近郊の木造、鉄骨造、RC住宅の新築や店舗、ビルのリフォームなどに力を入れている。住宅の高齢者向けリフォームやデイサービス介護施設の建設の依頼も増え、ウイングは広がる一方だ。
「家創りを通して、人との絆を大切にし、思いやりのある仕事を思いやりのある社員で実現する」。社長の信念は土台のように強固だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 丸山工務店
TEL:0494-22-1792 FAX:0494-22-4953 Eメール:info@my-works.co.jp
ホームページ http://www.my-eco.jp/
         http://www.my-works.co.jp

株式会社 Noah's Art 社長
松本寛之氏
神奈川県横浜市出身。学業修了後、内装工事の職人として経験を積み、2001年、25歳で住宅、店舗などの新築、リフォーム等を手掛ける「株式会社Noah's Art」を横浜市瀬谷区に設立し、神奈川、東京を中心に関東一円で事業を展開。2013年、本社を横浜市中区・馬車道に移転。

新築を超えるリフォームを実現
店舗に独創的な癒しの空間構築

 戸建ての中古住宅。外見は傷んでいるが、土台はしっかりしている。その土台と頑丈な骨組みを生かし、新築を超える住宅に甦らせる。横浜市の『株式会社Noah's Art』の松本寛之社長が建築に取り組む姿勢の神髄がここにある。
「住宅は一生一度の大きな買い物。しかし、新築や注文住宅の建築費は高額です。家計との見合いで思案している方は少なくありません。そうした方たちのために、不動産会社の協力を得て、土台が堅牢な中古物件を一緒に探し、お客様の声を形にすることを事業の柱の一つにしています。新築を買うよりも300万円から500万円は違ってきますし、新築同然の仕上がりに満足していただける。車一台分は得すると思っています」
 学業修了後、内装工事の職人として働き、そこでの経験を生かし一念発起して、25歳の若さで会社を立ち上げたという社長。社員6人を牽引しながら神奈川、東京を中心に関東一円で住宅、店舗などの新築やリフォーム、空間デザインなどで着実に業績を積み重ねてきた。その原動力は、クライアントに寄り添う姿勢に加え、社長の企画力、デザイン力にある。漆喰や珪藻土など空気清浄調湿と優れた健康住宅や屋内ドッグランも手掛けた時には、滝壺を造って水のみ場にしたり、意匠は奇抜で独創的だ。
「店舗は癒しの空間の構築に努め、住まいでは新築を超えたリフォームを目指しています。店舗の新築に使う資材には多様なバリエーションがあり、それを住宅のリフォームにも活用するなど、住んで楽しい住空間になるようアイデアを結集して仕事に当たっています」
 ノアの方舟に少数精鋭のイメージを重ね、社名にしたという社長は企画設計を基に、給排水、空調、電気、内装、塗装、外構など建設に当たる業者を束ねるプロデューサーでもある。「意思疎通が何より大切」と、信頼関係の維持に心を砕く姿勢が人望につながっている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 Noah's Art
TEL:045-319-6892 FAX:045-319-6893 Eメール:info@noahs-art.jp
Eメール:noahs_art_hiro@yahoo.co.jp

株式会社 レッツリフォーム 代表取締役
高柳光生氏
1967年生まれ。大学4年時に警察署の内定を得たが、父の死を期に家業の洋服直しセンターを継いだ。さまざまな洋服直しの技術を学び、1995年に「レッツリフォーム洋服直しセンター」を設立。洋服直し関連の書籍も3冊出版し、独自開発した技術を余すことなく同業・クリーニング業者に伝えている先導者。

衣類・靴・鞄の
トータルメンテナンス

 日本人だけが持つ「もったいない」という感情を大事にしたい同氏の考えを聞く。
「この業界に入った頃はバブル景気真っ最中で、高い価格で衣類や靴や鞄が売られていました。リフォーム料金も同じように高額でした。しかし、世の中が不況になるにつれて衣類もどんどん安くなり、『洋服直しがそんなに高いのなら新しく買います』という方が増えてきました。これでは商売が成り立たない危機感を覚え、従来なかった低料金メニューを開発して、新しく購入するより直した方が絶対に得と言えるサービス体制を整えました」
 同社のサービスを全国の顧客に利用してもらえるよう、クリーニング業界にも提案して講習会等で指導していると言う。
「これからは多くのクリーニング屋さんで、このような洋服直しが低料金でできるように頑張っていきます。そして『物を大切にする』社会の実現に向けて生涯を捧げます」
 お気に入りの洋服があるが、寸法が合わなくなってしまったことはないだろうか。また新たに購入することもできるが、既に商品が入れ替わっていたり、単一品物だったりして二度と買うことは不可能。そんな時、洋服を再び着られるようにしてくれるのが同社だ。
「体型が変わったりした場合は寸法直しをします。また、傷や穴、破れ、ファスナーのトラブルはぜひおまかせ下さい。また、靴や鞄の低料金リペア、メンテナンス、クリーニング、リメイク技術も開発して好評を得ている。この技術もクリーニング業界で講習を行っています」
 あらゆる衣料品を直してくれる病院のようなものだ。プロフェッショナルの技術、且つ、低料金で直してくれるのは魅力だ。毎日着る服だから誰もがこの業界に深い関わりがあるはずだ。チェックしておいても決して損はないだろう。
(ライター/藤井孝)

株式会社 レッツリフォーム
TEL:053-475-8818 053-475-9276 FAX:053-475-8246 
Eメール:info@lets-reform.co.jp
ホームページ http://www.lets-reform.co.jp/


[イギリス生活情報誌] 月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605