ビジネスヒットチャート2014

イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
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株式会社 J・P・F 代表取締役社長
田中丈治氏
京都府京都市出身。2005年に「JPF」として創業、2007年7月に『株式会社J・P・F』創立。売り上げが伸びるにつれ人と機械も増え、第2工場、第3工場と建設中。現在は工場を統合させ、会社を移転。更なる目標に向かい社員と一丸となって努力する日々を送る。

従業員の幸せと、
さらなる成長を目指す

 マシニングセンターなどを使った金属部品の加工を専門にし、食品・化粧品・製薬業界向け充填包装検査システムの設計と製造を行う『株式会社J・P・F』。中でも液体の充填は味噌のように粘土の高いものから、具が入っているカレーなども充填することができる。また、充填されたもののリークテストや開栓トルクの計測など業界に特化した技術を持っているので工場内の自動化、省力化にも貢献している。同社のモットーは「早くて、上手くて、愛想がいい」。実はこの3拍子を揃えるのは難しいと語る田中丈治社長。「少し仕事が忙しくなるとどうしても怖い顔になったり、いつもすぐに納品できる製品が時間がかかったりします。しかし、3拍子揃わないのは、結局は自分の力不足の結果です。どんなことにも挑戦をして、挑戦していくことで仕事力を高め、仕事力を高めることでお客様に、ありがとうと言われる数をどんどん増やしていきたいと考えています」
 同社の強みは小回りの利く体制と迅速な納期対応だ。高い技術と仕事の速さは他社を圧倒する。より多くのお客様に喜んでもらえるように、「スピードブランド」という生産スタイルによって納期最短物作りを実現させた。『株式会社J・P・F』は大きく2つの事業に分かれている。一つは、金属部品の加工販売。二つ目は、食品・化粧品業界向けの省力化機器の製造や販売だ。現在は売り上げのほとんどが金属部門によるものだが、今後は食品・化粧品などの海外市場に目を向け業界の自動化に貢献していきたいと語る田中社長。「会社で働く人たちは人間です。人それぞれ個性があり、それぞれの性格の社員がいます。それを始めから受け入れるようにします」海外事業の準備を始めながらも、田中社長の視線は会社の成長と従業員の幸せに向けられている。
(ライター/馬場紀衣)

株式会社 J・P・F
TEL:075-203-7818 FAX:075-203-7819 Eメール:jpf-30568@leto.eonet.ne.jp
ホームページ http://www.jp-factory.co.jp/

株式会社 自然絆コーポレーション 代表取締役
貫戸光昭氏
大阪府出身。30年弱、流通業界で勤務後、「あらゆる絆を大切にし、自然に絆が生まれる環境づくりを行い、人が幸せに感じるように企業活動や支援活動を行う」ことを行動指針に株式会社自然絆コーポレーションを設立。自然由来の食品、化粧品などを販売する通販サイト・自然絆ショップを自社サイトや、ヤフーショッピング、楽天市場に開設。また、交流会、料理教室、講演会等各種交流サイトを開設している。

拘りの自然由来商品を通販
交流会など絆広める事業も

 『自然絆ショップ』は、自社サイトやヤフーショッピング、楽天市場で自然由来に徹底的にこだわった食品や化粧品を販売している通販サイト。運営する「株式会社自然絆コーポレーション」の貫戸光昭社長が生産者と会い、自然由来かどうかを確認し、食品の場合は試食した上で選択したものばかりだ。絆には、真摯に良いものを届けようとしている中小の生産者と安心できる商品を求める消費者との橋渡し役の意味を込めている。
「かつて勤めていた流通関係の会社が商品の中身を変える不誠実を行い、社長に改めるよう直談判したのですが拒否され退社した経験が、生産者と消費者の間に立ち正真正銘の自然由来商品を仲介するきっかけになりました。利益優先で科学的に増量増産したものや内容を偽装したものは、食べさせたくない、使ってほしくないと考えたのです」
 絆の構築は通販サイトでの商品販売に止まらない。貫戸社長が今描いているのは生活事業循環モデル構想。その一つが授産施設や介護施設などの社会福祉施設との連携だ。
「障がい者施設や介護施設では社会復帰のために生産活動を行っているところも多く、すばらしい製品が作られています。しかし、そうした製品も近場で売るしかないのが実情です。それを全国に向けて発信したいと思っています。買ったお客様の声が商品の向上に生かすこともでき、さらに生産されている方々に、作る、売れる、働く楽しさ、喜び等を感じていただけるのではないかと思っています。そうした商品と自然由来の商品を販売できるスペースを提供してくれる量販店様も探しているところです」
 もう一つは飲食店を利用した交流会の開催。「当社の仕入先の食材を使用した料理を楽しむ交流会を考えています。交流会の場を提供していただける飲食店で当社が長期的定期的に開催し、お客様も紹介し、お店が繁盛するお手伝いができればと思っています」
 絆を放射線状に広げる構想実現の夢は膨らむ一方だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 自然絆コーポレーション
TEL:045-459-6787 FAX:045-459-6788 Eメール:shizenkizuna.mk@au.wakwak.com

株式会社 ブレットジャパン 代表取締役
小栗和朗氏
兵庫県伊丹市出身。京都外国語大学を卒業後、親の紹介で東京の財閥系国際航空貨物会社に入社。10年以上務めたころ、共同経営の商売話で詐欺に遭い、40歳を前にトラック運転手、飛行機清掃のアルバイト。外資系国際貨物輸送会社を経て、2005年4月『株式会社ブレットジャパン』を設立。

ビンテージウッドを輸入販売
着実な前進支える苦難の経験

 北米大陸の厳しい自然環境に100年以上もさらされ、風化した古木がオシャレな店舗のインテリア、エクステリアを独特の趣きで彩る。「価値ある古いモノを新たなステージへ」。外国産の建築資材の輸入、販売、木材の加工などを手掛ける『株式会社 ブレットジャパン』の小栗和朗社長が掲げる理念は仕事の神髄を突いてキャッチコピーにもなり得る。
「アメリカの古材を直接輸入するという事業を行っている企業は、日本で5、6社、非常にレアな業界です。建築業界においても未知の素材なので、今後の市場性が見込める商材だと思っています」
 輸入しているのは、ビンテージウッド。北米の高地で雪除けのフェンスとして使用されていたパインのフェンスウッドや100年以上経過した建物の解体材バーンウッド。予約来店型を基本に店舗や住宅などの素材として販売し、空間プロデュースの要望にも応じている。
 順調に業績を伸ばしている社長だが、この世界に入るまでの道のりには幾多の苦難があったという。
「勤めていた国際航空貨物会社の方針に疑問を抱いていたころに知り合ったある人と商売をすることになり、退職金やカードなど出資金に差し出したのですが、これが詐欺だったのです。借金返済にトラック運転手や飛行機清掃のアルバイトを何年も続け、返済の目途がたったころ入社した外資系の国際貨物輸送会社では同僚の嫌がらせに遭い、独立しました。その矢先、母親が末期ガン、妻が切迫流産で入院。仕事も少なく、生活するので精一杯。ここが試練の場と歯を食いしばって何とか乗り切ってきました」
 現在、事業の大きな柱になっているのが、古材風仕立てのフェイクビンテージの製造販売。「古材はいつか無くなる」と考えてのことだ。苦難の経験が将来を見る目にしっかり生きている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ブレットジャパン
TEL:072-754-4160 FAX:072-754-6565 Eメール:info@bulletjapan.co.jp
ホームページ http://www.bulletjapan.co.jp/

株式会社 Budscene 代表取締役
並木勇一氏
東京都葛飾区出身。板金工場で技術、図面作成を学び、二世代住宅建設時に出会った一級建築士事務所に刺激を受けて、独立。防音室の販売を始める。2009年、防音室やホームシアターの設計、製作、施工を手掛ける『株式会社Budscene』を設立。趣味は映画鑑賞と美味しいランチ探し。チーフデザイナー。インストーラー。

仕事がエンターテイメント
音響、映像空間創造のプロ

 東日本大震災の被災地に映画館を届ける。まさかと耳を疑うようなボランティア活動を実行した会社がある。防音室やホームシアターの設計、製作、施工を手掛ける『株式会社Budscene(バドシーン)』。並木勇一社長が代表となって「にじいろシネマプロジェクト」を企画、大型スクリーンと音響機材を東北の被災地に持ち込んで移動映画館を開催、仮設住宅などで苦労する被災者に笑顔をもたらした。この活動に衝き動かしたのは、「自宅を楽しむ文化の創造」を目指す社長の夢だ。
「家族が音楽や映画を思いっきり楽しめる空間、落ち着いてくつろげる癒しの空間を作るお手伝いをしています。我々がお客様とつながりをもつことで、数年後、家庭が楽しくなっていたり、家族の絆が深まっていたりすることを目標にしています」
 社長がこの仕事を始めたきっかけは、両親と住む二世代住宅の建設を依頼した一級建築事務所との出会いだったという。
「ベンチャーの建築事務所ですが、その仕事ぶりに雷のような衝撃を受け、自分もと思ったのです。勤めていた板金会社で技術を学んでいましたし、図面も書けましたので、それを活かして一般家庭向けの防音室の販売を始め、ホームシアターへと業務を拡大したのです」
 ホームシアターの企画、設置、調整の技術者をインストーラーと呼ぶが、その技術水準を認証する米国の団体CEDIAの認証を受けるまで技術力を伸ばし、スタッフ5人とのチームワークで、部屋の中に部屋を作るルームインルーム工法による防音室やサラウンドスピーカー、スクリーン、プロジェクターで構成されるホームシアターのカスタムインストールなど音響、映像空間の創造で実績を積み重ねてきた。
「我々の仕事自体がエンターテイメントなのです。そんな想いを共有してくれる人が全国に広がればもっと楽しくなると思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 Budscene
TEL:048-972-6792 FAX:048-972-6795 Eメール:info@budscene.co.jp
ホームページ http://www.budscene.co.jp/

OCEAN PRODUCE 代表
田浦幸一氏
1979年12月生まれ。JOFA(日本観賞魚振興事業協同組合)の観賞魚飼育・管理技能に関する知識・技能審査に合格し、観賞魚飼育管理士の資格を取得。建築関係の15の資格も持ち、あらゆる資格を武器に、熱帯魚用水槽の設計、施工、設置、演出、管理を行う『OCEAN PRODUCE』を立ち上げる。座右の銘は俺がやらなきゃ、誰がやる」。

元気な魚に触発され仕事に邁進
抜きんでた観賞魚用水槽の技術

 1日の室内照明時間が16時間という大阪のダイニングバー。その入り口に幅2mの水槽があり、装飾品の水草の間を元気に泳ぐ熱帯魚が心を和ませる。観賞魚用水槽の設計から管理まで行う『OCEAN PRODUCEの仕事の一例だ。そのホームページのトップに「元気に泳ぐ魚達に、私は生きる強さを教わった」とある。代表の田浦幸一氏が歩んできた道を回顧しての偽らざる心情と推察できる。
「起業した当初は生き地獄でした。従業員はおらず、自分一人。毎日営業に行き、夜はビル掃除のバイト、家族を養うために1日2時間の睡眠、死んだほうが楽だと半分ノイローゼでした。本当に死んでやろうと思ったとき、水槽をぼんやり眺めていたら、魚が元気に泳いでいたのです。頑張ろうと気力が湧いてきたのを覚えています」
 このときを転機に、経営方針を180度変えたという。
「営業はもうしない。少ないお客様でしたが、そのお客様のメンテナンスに全力を注ぐ、もう顧客の数は気にせず、今できる事を精一杯でやると心に決めて頑張りました」
 現在、10人の従業員と80坪の倉庫、世界中の取引先に年間6000台の管理水槽がある。クライアントはホテル、スーパー銭湯、飲食店、病院、美容院、ネイルサロン、老人ホーム、オフィス、個人宅まで広がっている。テレビや映画の撮影用水槽の設置やイベントでの展示にも声がかかる。JOFA(日本観賞魚振興事業協同組合)認定 の観賞魚飼育管理士の資格を持ち、水槽の設計、施工、設置、管理、企画、演出をトータルに実行できる実力と実績が認められてのことだ。
「ドン底を経験したからこそ、今があると思います。今後もイケイケのスタイルを続けるつもりです。ブレーキをかけるとそこで止まってしまいますから」。ホームページの言葉通り、生きる強さがある。
(ライター/斎藤紘)

OCEAN PRODUCE
TEL:072-349-3142 FAX:072-349-3149 Eメール:oceanproduce@aqua.plala.or.jp
ホームページ http://oceanproduce.oops.jp/

有限会社 サンコール・インターナショナル 代表取締役
内田貴之氏
1992年『有限会社サンコール・インターナショナル』設立。婦人服の販売から転職し建築会社に勤務。コーティングで車関係の会社を経営するため車部品の配達を2年間行い経験を積む。ある人との出会いを契機にディーラーの仕事を始め、その後BMWから合格の言葉を頂き支店で専属の仕事を行うようになる。

確かな技術で
愛車を守り、美しくする

 外国車用高品質のコーティング加工やポリマー加工、フィルム貼り、部品販売などを行う『有限会社 サンコール・インターナショナル』。ここで扱う車は主に「BMW」や「アウディ」などの輸入車ディーラーがほとんどだ。新車のみではなく中古車・既販車の扱いもあり、「将来的には一般の方に向けて仕事を展開させていきたい」そう語るのは代表取締役の内田貴之氏。お客様に満足していただくことを第一に考え、車をこよなく愛する内田氏は、多彩な経歴の持ち主。車体を美しく仕上げるポリマー加工には高い技術力が求められる。通常、ポリマー加工とは「磨き」と「コーティング」のことを指し、磨きにも技術レベルの違いがあるのだが、同社は確かな技術でいくつもの車をメンテナンスし、実績を積んできた。同社の強みは、下地処理。車の塗装面は実はとてもデリケートで機械で洗車しただけでも傷がついてしまうという。普通に使用しているだけでも雨や汚れなどで傷やシミがついてしまい、仕舞いには見た目には分からないほどの小さな凸凹の原因に。同社では繊細な塗装面を厳しく確認。洗車後は鉄粉などの付着物を丁寧に除去し、機械で塗装面を磨く。熟練したスタッフが手掛けるコーティングは仕上りが良く、輝きの持続性が違う。どんなに遅くても2日間で仕上げてくれる技術の高さも特徴だ。技術に加えて、同社の魅力は、丁寧で思いやりがあるということ。神奈川県内の「BMW」の多くを請け負っているのは、思いやりのある真面目な姿勢がお客様に信頼されているからだ。『サンコール・インターナショナル』は車を愛する全ての人へ、愛車とのカーライフをより充実させてくれる強い味方だ。
(ライター/馬場紀衣)

有限会社 サンコール・インターナショナル
TEL:046-268-7636 FAX:046-268-7643 Eメール:suncall@jcom.home.ne,jp
ホームページ http://calledge.co.jp/

株式会社 マスタードシードアカデミー 代表
中澤一氏
上智大学外国語学部をCum Laudeで卒業。米国フラー大学院留学、修士号取得。夏期講習は1000名超の受験生が受講。2005年に最難間大学受験特化予備校「MSAマスタードシードアカデミー」設立。2014年にIFU国際大学連合より英国・米国・アイルランド大学正規留学推薦指定校に認定。

磨き育て、社会へ
貢献できる英語指導

 「一生使える英語力養成」を重視し、世界を舞台に活躍できる若者を育てる最難関大学受験特化予備校『MSAマスタード・シード・アカデミー』。慶応・早稲田・上智や最難関大学、国立大、医学部などを目指す受験生が全国から集まる予備校だ。キリスト教に基づいた指導方針によって一人ひとりの可能性を引き出し、磨くと同時に、人生を堂々と歩む強い精神力を養成してくれる。同予備校の特徴は受験だけで終わらない英語力の養成にある。代表の中澤一氏は、複数の予備校で教えてきたが、いずれの学校でも英語科トップ講師として活躍してきた。当時から、学校の方針に対して自分なりの思いがあり、いつか形にしたいと考えていたという。厳しい指導で有名だが、それでも選ばれるのには理由がある。『MSAマスタード・シード・アカデミー』が示すのは、受験のその先。海外一流大学進学実現への窓口としての役割も果たしている。世界を舞台に活躍できるように人生の扉を用意しているのは、生徒一人一人が大きな力を発揮することを信じているから。英語が使えれば選択肢は何倍にも増える。「大学に入ること、卒業すること、就職することがゴールじゃない。自分の得た力、知恵を溜めて、どこにその力を向ければいいのかを考えられる人になって欲しい」例え嫌なことでも、経験することによって自制する力、乗り越える力を身につけられる。明確な教育指針があるから、生徒の多様性を尊重することができるのも同予備校の特徴。学力だけでなく精神的な育成を促してくれる。「Gain all you can, save all you can, give all you can(大いに獲得し、大いに蓄え、大いに与えよ)」中澤氏が大切にしている言葉だ。ここは、大いに学び力をつけ(Gain)、それを磨き、伸ばして(Save)、他者へ貢献(Give)できる若者を本気で、真面目に育てる場所。勉強だけで終わらせない予備校だ。
(ライター/馬場紀衣)

株式会社 マスタードシードアカデミー
TEL:03-5261-5217 FAX:03-5809-3980 Eメール:msa@msaeigo.com
ホームページ http://www.msaeigo.com/
         http://www.msaeigo.com/blog(ブログ)

株式会社 サカモトセミナー 代表取締役 塾長
坂元英雄氏
大阪府生まれ。1972年、阪大生を中心とした家庭教師グループ阪大有志会を設立。75年、中学受験専門の進学特訓塾を併設。80年、少数英才進学塾サカモトセミナーと名称変更。87年、サカモト式算数教育研究会設立。2004年、株式会社サカモトセミナーに法人化。教育学博士。著書に「小学生の超算数法」。

海外普及が進むサカモト式算数
英語で算数を学ぶ英語算数提唱

 中学受験専門の少数英才進学塾『サカモトセミナー』の坂元英雄塾長は多忙だ。シンガポールで開かれたサカモトメソッド世界大会への出席や経済同友会サービス産業国際プロジェクトチームの後押しで発足したグローバル・サービス実践塾での講演はその一端。いずれも塾長が開発した算数の指導法「サカモト式算数」をめぐる動きだ。
「サカモトメソッド世界大会は今年で11回目になります。シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピンから教育関係者など約280人が参加して盛大に開かれました。これらの国でサカモト式算数が着実に普及し、成果が出ていることを確認できました」
「サカモト式算数」が開発されたのは30年以上前のこと。塾生の成績が目に見えて向上し、注目されるようになった。その理由は明快だ。
「一般の参考書に頼る勉強法は、目的地への航路もわからず、大海で艪をこぐようなもので、かえって算数が難しいものと思い込んで嫌になってしまいます。サカモト式算数は、最短距離の航路と艪のこぎをわかりやすく体系化したものなのです」
 1990年前後から海外への普及に力を入れ始め、豪州に現地法人を設立したのを皮切りに、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インドに順次進出、アラブ首長国連邦も視野に入っている。
「サカモトセミナーの海外展開の状況とそのために必要な政府の支援策について経済産業省の担当部署の責任者からヒアリングを受けました。支援が得られれば、今後の海外普及に弾みがつくと思います」
 国内では、新たなプロジェクトが動き出した。英語算数の導入。英語で算数を学ぶことで英語力と論理的思考力を向上させる学習法だ。「算数を通じて子供たちの素質を開花させることが我々の使命」という塾長の算数教育にかける情熱は衰えを知らない。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 サカモトセミナー
TEL:06-6768-1167 FAX:06-6763-3806 Eメール:skmt@sakamotoseminar.com
ホームページ http://www.sakamotoseminar.com/


[イギリス生活情報誌] 月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605