令和のベストヒット大賞 2020

ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
令和の
リーディングカンパニー
最先端医療と最新テクノロジーで
SDGsに取り組む企業

環境配慮型日焼け止め(生分解性製品)や
高機能エコマスクを開発販売


「驚きのある持続可能な製品の開発、地球環境と人に優しい製品の開発、フェアトレード、安全性と信頼の構築」を企業理念に掲げる『株式会社NMT Japan』を支える二つの柱は、最先端医療と最新テクノロジーだ。
 医療部門「ニューメディカルテクノロジー」では、独自ルートで最先端医療の技術や製品の提供、医療機器・美容機器・化粧品の開発・製造・販売を行っている。その中で広く認知されているのが、医療アートメイクスクールⓇ『Biotouch Japan(バイオタッチジャパン)』の運営だ。
 医療アートメイクとは、美容を目的として、眉毛やアイライン、リップなどに、「専用の針と色素を用いて皮膚に入れる」施術で、落ちないメイクとしても人気がある。よりナチュラルに且つ持続性を持たせるため、「真皮」へ色素を入れる。肌の浅い部分へ針を刺すためには繊細な技術が必要となり、技術の習得と維持のため高度な技術や知識が必要となる。
『Biotouch Japan』は、1984年の設立より世界43ヵ国以上のネットワークを持ち、日本国内の医療従事者向けの技術育成を行っている。独自の「進化し続けるテクニカルプログラム」で、医療専門の技術者を育成・輩出し、美容だけではない医療補助(色素形成)の分野でも『生』と向き合う多くの人たちの自信を回復させてきた。美容を目的とする医療アートメイクに加え、 同校が選ばれる理由に「医療補助(色素形成)」「高い技術力と知識」「安全性と信頼性」がある。
 医療補助の分野では、先天的な皮膚疾患や、後天的に受けた外傷による瘢痕などを再建し、目立たなくする最先端の施術方法にて、国内で唯一の教育を行っている機関として、全国の大学病院や癌センターからも多くの医療従事者が講習に訪れている。コンプレックスから解放されQOL(クオリティオブライフ)を高める代替医療として医療の分野において注目を浴びている。
 そして、長年積み重ねてきた豊富な経験と知識から生み出される、『進化し続けるテクニカルプログラム』を通じ、国内初のハイブリッドセミナーを開催するなど、コロナ禍でセミナーに参加できない医療従事者のスキルアップサポートを行い、アートメイク業界を牽引し続ける。2020年5月に品川高輪に総合アートメイク・色素形成専門クリニック『Biotouch Medical Clinic』を開設し、全国から多くの患者様が訪れている。
 このように、色素や有効成分を皮膚の中へ入れ込む技術に長ける同社が近年着目するのが生分解性成分(BIODERGRADABLE:バイオディグレーダブル)だ。生分解性とは、物質が微生物によって水や二酸化炭素などの有機物に分解されることを指す。プラスチック製品が下水処理に引っかからずに海へ流れ出た時、もしくは私たちが身に付けたプラスチック製品が紫外線や波によって細かく砕かれた時、海にいるプランクトンがそれらを餌と思い込み食べる。そのプランクトンを食べた魚が私たちの食卓へと上がり、人体にプラスチックが蓄積されると、癌など様々な病気を引き起こす要因に。そのため、生分解性であることは地球環境だけでなく、人間の健康を考える上で重要なことなのだ。
 同社が2019年に開発した環境配慮型の日焼け止め『ハッピーアースサンブロック』のポイントは、いうまでもなく生分解性であり、どんな地域でも使えるということ。米国ハワイ州では、サンゴ礁に有害とされる紫外線吸収剤オキシベンゾンとオクチノキサートを含む日焼け止めの販売・流通を禁ずる法案が成立し、2021年1月1日から施行予定だ。一方パラオでも、2018年11月に指定種の化学物質を含む日焼け止めの販売・使用を禁止とする法律を制定し、2020年1月より施行されている。

より安全で効果的で
環境に優しい優れた抗酸化剤


 2020年冬に同社がリリース予定である国際特許製法である『アミノクレイのワンポット方式』と国際特許成分である『セリウムアミノクレイ※』や『亜鉛アミノクレイ』を使用した化粧品は世界初となる。その世界初の生分解性成分(BIODERGRADABLE:バイオディグレーダブル)を使用したスキンケアシリーズ『SAVE ME』は、人に優しく、環境に優しく、抗酸化機能に非常に優れたサステナブル且つ、エシカルな製品である。
◆アミノクレイとは、ナノ素材粒子の中の一種で、人にも環境にも優しく(水に溶ける)、抗菌・保湿機能が高い。様々な成分を自由に融合させることができ、その成分の有効性を保ったまま肌の奥深くまで浸透伝達させることができるため、不安定な成分(ビタミンCなど)や刺激性のある成分と融合させても、その効果を十分引き出すことが可能である。
◆セリウムアミノクレイとは、アミノクレイの中に、優れた紫外線遮断能力をもつ「セリウム」という成分を配合したものである。「セリウム」は、紫外線遮断能力が他の成分より優れているのみならず、抗酸化機能ももっている。但しその反面、他の成分を分解してしまう刺激性も合わせもつ。しかしアミノクレイと融合させることにより、他の成分を分解させないよう保護すると同時に元々の効能も保ったまま体内へ届けることができる。(UV-A/UV-B/ブルーライトを遮断、SPF50PA++++) また、これらの製品にはアミノクレイをはじめとし、上下水道に残留するトリハロメタンの排除を促す成分やサンゴ、微生物の成長をサポートする成分も含まれている。
 シミやシワなど肌老化の原因になる酸化を防ぐ効果や、血行促進効果があると言われるビタミンEも多く含み、美容・保湿成分を多く含む万能な生分解性成分である。既に多くの企業から注目され、OEM等の製品開発の依頼も多い。
 さて、同社のもう一つの柱であるテクノロジー部門「ニューマテリアルテクノロジー」では、最先端の技術と専門スタッフによる技術力を使い、デザインから最終仕上げまですべての行程を自社で行う。それにより、高品質で低価格の製品がスピーディーに仕上がり、アフターケアも万全だ。今までにスマートフォン・タブレットPCケースの輸入卸販売、ステーショナリー・生活雑貨の輸入卸販売、ノベルティ・OEM製品の製造開発、フレックスメタル製品の製造開発を手がけてきたが、最近はオリジナルブランド『FENICE』に注目が集まっている。2020年5月、独自に開発した「繰り返し洗える高機能立体マスク」を発表したからだ。特長は三つ。まずは、世界的に有名なスポーツメーカーの靴や手袋などにロゴを接着する特許取得の技術を用いて、真ん中を糸で縫わずに高周波技術で圧着した究極の無縫製マスクであること。通常、立体形状のマスクは真ん中を糸でステッチするが、生地が薄いと捻れがひどく、製品の状態が均一にならないという欠点がある。しかし、高周波レーザーによって圧着したマスクは密着度が高く、着用圧が均一になるため、締め付け感が少なくなる。毎日手洗いしても、よれたり破れたりすることはない。次に、世界的に有名なスポーツメーカー用品にも採用される、99%の高抗菌力を有した世界市場シェアNo・1ブランド「creora R」が手がける、ゴムのような伸縮性を持つスパンデックス素材を使用していることである。通気性が良く呼吸がしやすいため、マスクを着けたまま軽度の運動をしても息苦しくない。伸縮しやすい柔らかい生地だから、一日中つけても耳が痛くならない。そして、100回以上洗っても機能が落ちずに繰り返し使えるということ。スパンデックスの原糸に銀イオンを練り込むことで、強力な抗菌・消臭機能とUV遮断機能、吸湿·速乾機能を保持。生地自体に銀イオンが含まれているため、繰り返し洗濯した後でも長期間機能するのだ。また、直接肌に触れないため安全性も高く、安心して使うことができる。衛生的で経済的で、使い捨てではないエコロジカルなマスクである。 

健康・美容に良い
最高級の万能香辛料


 2020年、グルメ好きの間で話題になっているのが『株式会社NMT Japan』の『カンポット産〝生〟有機胡椒の塩漬けGreen Pearl(グリーンパール』だ。素材の胡椒は、カンボジアの南西部カンポット州の香り高いクメール種。世界貿易機関の地域ブランド(GI)認定や有機認証の世界基準といわれるエコサート認証も取得する「ローズウッド農園」が、100年以上前から伝わる伝統的な有機栽培と近代的な技術を組み合わせた独自の方法で栽培している。同農園の胡椒用地は山と海の間にあるので、涼しい風が吹き、ミネラル豊かな石灰質土壌が蓄積し、胡椒栽培に最適な環境である。丁寧に育てられる胡椒は、風味豊かな香りが長く持続し、料理に驚くほどの深みや変化を与える。パリのレストランや有名ホテルでは最高級胡椒としてシェフに愛され、米タイム誌からは「普通の胡椒はテーブルワイン。カンポット・ペッパーはボルドーワイン」と大絶賛されている。
 そんな「世界一のスパイスの王様」である有機胡椒を、生の青い実のまま一粒ずつ房から外してヘタを取り、GI認定取得のカンポット産天然塩で塩漬けしたのが『カンポット産〝生〟有機胡椒の塩漬けGreen Pearl(グリーンパール)』だ。胡椒の実を乾燥させずに生のまま塩漬けしているため、世界最高級の味と風味をダイレクトに味わえる。生の有機胡椒ならではのプチプチとしたフレッシュな食感、五感を刺激するスモーキーで芳醇な香り、適度な辛味、そして上質な旨味は、様々な料理を引き立たせる。肉料理はもちろん、カルパッチョ、パスタ、サラダのトッピング、お酒やチーズ、スイーツとのペアリングを楽しめる。また、生胡椒には豊富な栄養成分が含まれており、抗菌・防虫・防腐作用、血行促進作用、消化不良の改善、栄養素の吸収力アップ、免疫力アップ、ダイエット・アンチエイジングといった効果も期待できる。美味しいだけではなく、健康にも良いのである。
 なお、同社の企業理念は「驚きのある持続可能な製品の開発、地球環境と人に優しい製品の開発、フェアトレード、安全性と信頼の構築」。売り上げの一部は、カンポット胡椒農園のコミュニティ支援、カンボジアの子どもたちの支援、地球や環境に優しい環境保護活動支援、女性の活躍推進と社会活性化支援、乳がん啓発・患者支援といった活動へと寄付される。(ライター/山根由佳)
https://shop.kampot.jp/

株式会社 NMT Japan
TEL/045-633-9275 
Eメール/info@nmtjapan.com
ホームページ 
http://nmtgroup.jp/


コロナ禍の試練を乗り越える決意
保育園が担う社会的役割を再確認

愛読書から多くを学ぶ
独自の積極的保育維持


「日本社会には現在も、まだ、かしこさとまじめさがあることから、新型コロナウイルスによる試練も必ず乗り越えることができるだろう」
 コロナ禍が拡大に向かった2020年3月、大阪府大東市の幼保連携型認定こども園『大東わかば保育園』の卒園式で、園長の山本良一さんが保護者に語った言葉だ。コロナ禍が長期間にわたって保育活動に影響を与えることを覚悟しながら、判断の座標軸と定めた愛読書に登場する、感染症と闘った先人たちの不屈の精神が今の世にもしっかり受け継がれているとの確信が根底にある。
 愛読書の一つが、福沢諭吉が明治の政治家や実業家などに宛てた手紙を収録した岩波文庫の「福沢諭吉の手紙」。
「卒園式前日の新聞に細菌学者北里柴三郎の業績が記事になっていたことから、『福沢諭吉の手紙』で知った福沢諭吉と北里柴三郎の努力について挨拶で取り上げました。明治時代、日本でもコレラ、スペイン風邪の大流行がありました。北里はドイツに6年間留学し、細菌学の第一人者ロベルト・コッホのもとで学び、破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功し、血清療法を確立するなどの業績を持って日本に帰国しました。福沢は当時日本社会で冷遇されていた北里に物心両面にわたって大きな支援をして伝染病研究所の設立、経営を支えました。こうした足跡を紹介し、現下のコロナ禍にも言及したのです」
 山本さんの脳裏には、もう一つの愛読書、稀代の思想家中村天風の講演録「成功の実現」に出てくるエピソードが浮かんでいたという。
「この講演録には、『バイ菌を鵜呑みにしようと、腸チフスのバイ菌を飲もうと、血液がアルカリ性である限りは決してその人間は病にかからないんです。その証明は有名なコッホという医学博士が、心の強い人間は決して伝染病には冒されない、よって、コレラのバイ菌を丸飲みしたという有名な話があるでしょう』と語った部分があります。中村天風は別の講演録で、『健康を保つには、心を消極的にさせないこと』とも説いています。これらの言葉から学ぶべきものがあると私は思っています」
 山本さんは、國學院大學教授から作家に転じた中野孝次の「中世を生きる」も愛読し、平安末期から鎌倉、室町時代に至る中世は、天災や疫病に苦しみ、生命維持が困難だった時代で、この状況が様々な宗教が興った背景になったと推測、この時代と比べ、医療体制や福祉制度が整った現代がいかに恵まれた環境にあるかということを胸に刻む必要があると改めて思ったという。
 山本さんは、若くして福祉の道を志し、大学で学ぶ中で日本の社会福祉理論の構築に貢献した岡村重夫氏の福祉理論に感銘、卒業後、大阪市中央児童相談所で児童福祉司として苦境にある児童の援助活動に力を注いだ。この中で「もっと長期にわたり子どもと関わりたい」という気持ちが膨らみ、1976年、『大東わかば保育園』を開設。保育園運営に当たって、保育のあるべき姿を追求し続け、教育家和田重正の著書や中村天風の講演録などから学びながら前進してきた。
 卒園式では、こうした自己研鑽で得たことを保護者に語ってきた。ある年は「深まるということがないと、我々は人間性をますます貧弱にしていく。深まるためには、本を読むこと」と読書の重要性を説き、またある年は、愛読書を写経のように書き写したり、独自の呼吸法を修行のように実践したりする自らの「行(ぎょう)」を紹介した。2020年の卒園式の挨拶もその一つだ。
『大東わかば保育園』では現在、約110人の子どもが在籍し、「現実的な諸問題にとらわれずに、子どもの力を信じて伸ばしていくことを第一に考えて、保育に取り組む」という山本さん独自の「積極的保育」の下、保育士、栄養士、看護士など合わせて約25人のスタッフが保育する。「安心」「信頼」「感動」の3つを重視しながら、「大切なことはみんな保育園で学ぶ」という運営スタイルを貫いてきた。
「安心してすごせること、身近なところにいる大人を信頼できること、そして、楽しさやよろこびを感じること、これらを経験することが、子どもとして人間としてよく育つためには大切だと考えています。また、ひとりの人間として尊重され、不安な感情などが理解されるとともに能力が認められ、伸ばすことができたという体験をすることによって、生きることを喜び、自分を伸ばすことに意欲的に取り組む人間になることができると考えています」
 これが、「安心」「信頼」「感動」を重視する山本さんの基本スタンスだが、コロナ禍で保育活動に長期にわたって影響が出るのは避けられないとみる。
「マスクの着用や手洗い、うがいの励行など様々なコロナ対策を講じていますが、園庭での園児たちの自由遊びや、年間を通して行う運動会など保護者の方などもたくさん集まる様々な行事をどうするか、検討すべき課題が多くあります。外出や営業などの自粛要請に応じない他者を監視する過剰な正義感による自粛警察の目もあり、運営にも気を遣わねばなりませんが、こうした状況に覚悟を持ってしっかり向き合っていく決意です」
 日本全国に緊急事態宜言が発令された後の4月の職員会議で、山本さんが語った言葉がこの決意を裏付ける。
「保育園が担っている社会的役割を重く受けとめるとともに、園児、保護者、職員から感染者を出さないように、緊張感をもって毎日の保育にとりくまなければなりません。新型コロナウイルスによる事態が収束になって以後、必ず保育には大きな影響が数年間にわたってあるものと予想されますが、当園が44年間にわたって実現してきた保育の実績を大切にして、末来の日本の子どもたちと社会のために寄与したいという強い気持を持ち続けたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

社会福祉法人 弘法会 認定こども園 大東わかば保育園
TEL/072-878-4121


厳選したこだわりの果物を販売
法人向けビジネスモデルを構築

全国の生産者との協業
独自の商品ループ形成


「皆が日の当たる場所へ」との思いを社名に込めた『ひなたファームマーケット』の代表瀬川享市さんは、全国の果物生産地に足を運び、生産者の意欲、栽培方法、品質などの情報を蓄積した果物のプロフェッショナル。その幅広い知見を生かし、全国各地の生産者との協業で、法人を対象に旬の果物を販売する独自のビジネスモデルを構築して存在感を高めただけでなく、果物をテーマにしたイベントやカルチャースクールなどでの知識や情報の提供、フルーツイベントの企画・運営の支援でも注目を集める。
 瀬川さんは、8年前に大手半導体メーカーを退職した脱サラ組。準備期間を置いて4年前に独立開業したが、事業をはじめて間もない頃の企業や店舗などへの飛び込み営業の成功体験が、その後のビジネスモデルの構築へと発展していく。大手自動車販売会社に販促のためのノベルティとして長野県産の赤と黄色のリンゴを提案し、採用されると桁外れの注文がきたというのがその体験。自動車販売会社からは、「新車の臭いしかしない店舗が、リンゴの香りに包まれ、お客様もスタッフも幸せな気持ちになりました」と喜ばれたという。
 この体験から経営戦略として打ち出したのが、原則、産地直送で季節に応じた旬の果物1種類の詰め合わせを用意する「法人向けノベルティ・返礼品の販売事業」。多くの法人から注文が舞い込むという。
「旬の果物、加工品をお客様のご予算に合わせ、ご用意しています。また、企業様のブランディングとしても活用できます。季節の美味しいフルーツは、特にファミリー層、女性層に喜ばれます。こんなノベルティは初めてで嬉しい、びっくりするほどおいしいフルーツで幸せな気持ちになったなどといった有難いお声を頂戴しております」
 もう一つの事業が相手先(委託者)ブランド名でセットする『OEMフルーツギフトの販売』。
「全国の厳選フルーツで企業様のオリジナルギフトをOEMでご提供します。お中元やお歳暮、ご優待品、返礼品、周年記念品などの用途に利用していただけます。ご予算とご利用シーンを伺い、最適な果物とデザインパッケージで、オリジナルギフトをご提案します。全国から旬のフルーツをご用意しますので、通年のご利用が可能です」
 いずれも、季節に応じた旬の果物は、年間出荷スケジュール表で確認できる。問合せ、打ち合わせ、希望聴取、試作サンプルの確認、微調整、完成というプロセスを経て発注元に届ける。
 法人向け事業のほか、一般向けにも販売、お取り寄せサイト「47club」で注文できる。こだわりを持って生産している果物生産者の安心安全なフルーツとフルーツ加工品をギフトとして特別な宝石箱のような箱詰めにして届けるスタイルが好評だ。
 こうした販売事業で取り扱う果物は、瀬川さんのこだわりが伝わるものばかりだ。宮崎産の完熟いちご「おおきみ」は大きな実が特徴で、手にとるとずっしりと感じるほど。2011年より栽培が始まったばかりの品種で、大自然の中で温度や湿度、CO2濃度を徹底管理して大切に育てられている。生産量が少なく、希少性の高いいちごだ。完熟の一番食べごろを採り、実を守る特別なパッケージに入れて届ける。
 瀬戸内の「小原紅早生(おばらべにわせ)みかん」は、宮川早生という品種が枝変わりしたもので、皮が濃い赤色になるため見た目も美しく、「金時みかん」とも呼ばれる。糖度が高く、濃厚な味わいが人気。生産量が少なく奇跡のみかんともいわれる。
 宮崎産「せとか」は、普通のみかんと比べ表皮が薄い品種で、メロンのように表皮をナイフでカットして食べると果肉の食感と充分な果汁が堪能できる。栽培が難しく、貯蔵にも技術が必要という高級品だ。
 岡山産「瀬戸内ばなな」は、幻のバナナといわれるグロスミシェル種を岡山で研究し耐寒性のあるバナナにした品種で、農薬を一切使わず、有機由来の肥料のみで育てる。バナナの平均糖度18度を大きく上回る驚異の20度以上で、皮が薄いため皮までまるごと食べられる。
 宮崎産の「完熟マンゴー」は、原産地にも引けをとらない最高の品質を誇り、海外でも人気の高いブランド。とろっとろにとろける舌ざわり、口の中で広がる香り、ジューシーで何度でも食べたくなる食感が人気の秘密だ。中でも糖度15度以上の「太陽のタマゴ」は絶品。
 宮崎産「完熟ライチ」は、一部の生産者が試験栽培していただけでほとんど流通していなかった幻の貴重なライチ。完熟栽培のノウハウを生かした品質の良さとみずみずしい食感が特長。皮をむけば、白く透きとおったぷりっぷりの果肉が現れ、たっぷりの果汁は今にもしたたり落ちるばかりだ。
「顔の見える生産者の美味しいフルーツを召し上がっていただくために、普段使いからギフトまで各種取り揃え、生産者、販売者、購入者を結ぶ独自の商品ループを作りました。また、最高品質の果実を実現するために、加工品の開発や新技術を用いた有機肥料の提案などに情熱を持って取り組んでいます。安心安全とおいしさに徹底的にこだわった、『ひなたのフルーツ』をぜひご賞味ください」
(ライター/斎藤紘)

ひなたファームマーケット
TEL/090-7809-0195 
Eメール/ hinatafmarket@gmail.com
ホームページ 
https://www.hinatafruits.com/

百年企業の源泉タンカル生産事業
次代への挑戦を続け一隅を照らす

多様なニーズに応える
生産と販売体制を確立


 広範囲の用途で暮らしや産業を支える鉱物資源、石灰石から製造した炭酸カルシウムの微粉末『タンカル』の生産と販売で一世紀近い歴史を刻んできたのが百年企業『オバヤナ・セメンテックス株式会社』だ。石灰石の採掘会社と長期にわたる契約を締結して安定的に確保し、家畜のカルシウム源、アスファルト道路舗装用、建材や土木、窯業用などに用途を広げながら事業を拡大してきた。顧客が抱えるニーズを深く掘り下げることを会社のブランド戦略として重視する四代目社長佐藤正徳さんは、『タンカル』事業の維持、拡大に力を注ぐ。
「石灰石は、何億年前から海底のサンゴ類などの海中生物の骨や殻が堆積して形成されたといわれています」
 資源小国といわれるわが国で自給率100%を誇る鉱物資源であり、国内年間生産量は、1億4千万トンにものぼる。
 同社は、創業当時に精米用に炭酸カルシウムを利用したことから始まり、1971年に三重工場を建設し、石灰石を乾燥し、粉砕機で粉砕して製造した『タンカル』の幅広いニーズに応える生産体制を整え、現在は全国的に販売網を広げた。供給先は多岐にわたる。
「飼料用では、『タンカル』は家畜のカルシウム供給に有効な素材です。飼養する家畜の種類によって粒度が異なります。特に養鶏用には卵殻の強度にはカルシウムは重要ですので、カルシウムの吸収に最適な粒度の製品が飼料原料として使用されます。アスファルト舗装用は、合材を充填するフィラーとしての目的と、アスファルト中の酸性分を中和する目的で使用されます。コンクリートやモルタルの骨材用は、アルカリ骨材反応の心配が無く品質も安定していて需要が高まっています。モルタルの細骨材用として、顧客のニーズに合う粒度の製品を、排煙脱硫用は、火力発電所や製鉄所などで発生する排煙中の硫黄化合物を吸収し、公害防止に使用されます」
 高品質の『タンカル』製品が同社の次の百年の歴史を牽引していく。
(ライター/斎藤紘)

オバナヤ・セメンテックス 株式会社
TEL/052-851-9361 
Eメール/info@o-cc.com
ホームページ 
https://www.o-cc.com/

建設のトータルサービス業で成長
人材育成で熱意・誠意・創意を重視

4社で約13事業展開
人を追う経営哲学貫く


 24歳で独立して建設事業を起こし、受け取り手形が不渡りになって10数億円もの借金を背負うどん底を経験後、再起動して成長軌道に乗せ、現在、株式会社4社で構成し、従業員約600人を擁して約13の事業を展開する企業グループの頂点に立つ経営者がいる。「建設のトータルサービス業」を標榜する『ライフグループ』の会長菱沼博之さん。波乱万丈ともいえる人生軌道を支えてきたのは、「経営の本質は利益を追わずに人を追うこと」という経営哲学だ。
「人材こそ企業の要、というのが私の考えです。人材育成の信条として、学歴などで人を測ることはしません。肝心なのは、熱意と誠意と創意であり、これらが備わっているかが人を見るポイントと考えています。加えて、一人ひとりの従業員がそれぞれの持ち味を活かして頑張れるような職場環境も重要であり、その整備にも力を入れてきました。従業員は皆優秀で、現場を任せられる者も育っています」
 巨額の借金を背負った時、菱沼さんは香港や中国で展開していた会社も売却するなど窮地に陥った。努力して借金は3年ほどで返済したが、人が離れていくという経験をし、数年間、引きこもって読書に耽る日々を過ごしたという。しかし、どれだけ本を読んでも世の中のためにはならないと思い、世の中に貢献したいとの一念で再び前を向いて歩く決意をして再起動した時に出会ったのが妻の国子さん。結婚して、国子さんは社長として菱沼さんを支えてきた。
 4社で展開する事業は、土木・建築工事、とび・土工工事、舗装工事、解体工事などの各種工事から残土処理、重機リース、太陽光、風力、水力の発電まで幅広く、海外でもダムの建造や水力発電の開発など人道支援的な事業も手掛ける。
「幅広い事業展開でお客様の多様なニーズにお応えできる体制を整えていることが当社の強みです。県下に数台しかないような特殊作業車も揃えており、外構工事や造成、解体の分野でできない作業はありません。また、熟練のオペレーターも擁しておりますので、ワンストップで速く、丁寧に仕上げることが可能です。同業他社より常に一歩先んじた作業環境が整っていることが、信頼につながっていると思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ライフ建設
TEL/0285-81-7916 
Eメール/ lifeconstruction@themis.ocn.ne.jp
ホームページ 
http://life-group-global.com/

技術自慢の多能工が
多彩に揃う総合建築会社

外壁美装から内装まで
確かな技術で誠実に対応


 総合建築業を展開する『株式会社SEIWA INDUSTRIES』。外壁洗浄や建物引き渡し前の清掃や定期清掃を行う清掃事業部、タイル張替えや下地補修・調査などを行うタイル事業部、外壁・内壁などを扱う塗装事業部、シール打ち替えや屋上などの防水工事を施す防水事業部、クロス張替えや店舗改装などを行うの内装事業部。エアコン取付や電気工事を行う電気事業部、ちょっとした現場の雑務を行う雑考事業部と事業内容は幅広い。それぞれに熟練の技術を備えた多能工の職人が在籍しており、建物に関する依頼なら一括受注で対応できるのが同社の強みだ。
 経営理念は、「誠実に、想いを繋ぐ」。スタッフのみならず、お客様、協力会社、スタッフの家族まで、様々な人が繋がって仕事が成り立っているという考えを基に、お客様との出会い、人と人の繋がりに感謝し、誠心誠意向き合うことがモットーだ。それを端的に表しているのが会社のロゴマーク。代表小倉誠さんの名前でもある「誠」の字と繋がりを表すクサリをモチーフにしており、誠意をもって人と繋がろうという思いが伝わってくる。大きな現場では、一緒に働く職人が40人ほどにもなるそうだが、仕事をスムーズに進めるためには、人と誠実に向き合うことが最も重要なポイントだ。
 また、笑顔を大切にするのが同社の社風。「この業界の職人のイメージを変えていきたい」と小倉さんは語る。そして笑顔をお客様に向けてだけでなく、従業員達の帰りを待っている家族にも届けたいという。そのため、仕事にあたっては、「安全」を特に重視。高所作業が多くなりがちな同社の仕事だからこそ、危険に晒さないようきめ細かに配慮。「待っている人のもとに笑顔で帰るまでが仕事」という小倉さんの信条が体現され、安全行動の第一人者として表彰されている。
 従業員への思いやりは、従業員のやる気にも繋がっている。その証拠に、従業員たちは同社が手がけたことのないジャンルの仕事も積極的に獲得してくる。もちろん、小倉さんはそれに対応し、新たな職人を採用したり、職場環境を整備。さまざまな事柄が好循環し、結果的に同社の成長へと繋がっている。「今後は、さらに業務領域を広げていきたい」と小倉さんは語る。
 成長著しい同社では、ともに現場に取り組むスタッフを募集中。初心者も大歓迎とのことなので、興味のある方は、ぜひお問い合わせを。
(ライター/ナガノリョウ)

株式会社 SEIWA INDUSTRIES
TEL/03-6456-0722 
Eメール/ info@seiwa-inds.co.jp
ホームページ 
https://seiwa-inds.co.jp/

コロナ禍の影響も乗り越える
人と建機一体の施工体制に自信

ゼネコンの信頼が支え
本州各地にチーム派遣


 西では山を削って東京ドーム10個相当の広大なメガソーラー用敷地の造成、東では都市部に流れる河川のしゅんせつ……。受注する工事の8割が公共工事を請け負う大手ゼネコンから依頼という『株式会社開発工業』の施工実績の一端だ。コロナ禍で工事前の住民説明会などができず、業務に遅れが生じるなどの影響があるものの、社長坂巻美代子さんは、人材と重機をセットで現場に派遣する同社きっての施工スタイルを堅持しながら、国土開発を支える使命感を持って難局を乗り越えていく覚悟だ。
「新型コロナウイルスによる感染症の広がりで、密閉、密集、密接を避けなければならなくなったことから、工事前に現場周辺の住民を対象にゼネコンが行う説明会や家屋調査が行えず、工事を前に進めることができない状況が生まれています。工期の遅れは売上にも影響し、厳しい状況ですが、工事の重要性を考えれば、ここは耐え忍んで乗り越えていかなくてならないと思っています」
 この経営判断を支えるのは、マンパワーとマシンパワーの相乗効果で施工性と機動性を最大化する施工スタイルに対する発注元の信頼だ。工程管理責任者となる土木施工管理技士資格を持つスタッフ、重機オペレーター、協力会社の社員を含めた作業員とブルトザーやハイブリッド油圧ショベル、ローラーなどの最新鋭の重機をセットで現場ごと派遣するもので、重機は大型トレーラーで運ぶ。早世した夫が確立し路線で、坂巻さんが経営を担うようになってからも堅持し、同社の活躍の舞台が本州全体に広がる原動力となった。
「工事は、1年数ヵ月に及ぶものもあり、スタッフは現場のある地域でアパートを借りて常駐する形で、工事を完遂します。終われば、会社に戻り、次の工事のためのチームを編成して派遣する、この繰り返しで、信頼も積み上げてきました。この路線を堅持していけば、これからも経営を維持し、成長させていくことができると確信しています」
 神奈川県厚木市で宅地造成業からスタートした同社。重機オペレーターの育成、進化する土木技術の導入、高機能重機の更新、環境負荷を軽減する施工法の徹底などの経営努力を重ね、「使われ易い会社」との声価を定着させた。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 開発工業
TEL/046-241-3364 
Eメール/ info@kaihatsu-kogyo
ホームページ 
http://kaihatsu-kogyo.co.jp/

活躍分野広がるサーモモジュール
動力なしに放熱可能な新磁性流体

優れた機能性に高評価
異彩を放つ最先端技術


 ハイテクの集合体といわれる自動車に搭載された技術で異彩を放つのが、半導体関連製品の世界的なメーカー、『株式会社フェローテックホールディングス』の半導体冷熱素子(ペルチェ素子)『サーモモジュール』と磁石に反応する液体『磁性流体』、その進化形といわれる『感温性磁性流体』だ。2020年1月に東京ビッグサイトで開催された「オートモーティブワールド2020」に出展、優れた機能性に称賛の声が上がった。
 『サーモモジュール』は、対象物を温めたり冷やしたりする半導体冷熱素子。異なる性質を持った半導体素子を組み合わせたモジュールに直流の電気を流すと熱が移動し、一方の面が冷却し、反対の面が加熱する。電源の極性を逆にすると冷却と加熱が切り替わる。小型で軽量、フロン不要という特長があり、自動車では温調シートや冷却・加熱機能を0・1℃単位で設定できるカップホルダーに採用されている。光通信、家電民生品、オーディオ、エレクトロニクス、医療機器などでも重要な役割を担い、将来的には、廃熱を有効利用した小型の発電機やIoTへの電熱発電への応用も見込まれる。
『磁性流体』は、ナノレベルの磁性粒子をベース液(潤滑油)に分散させ、磁場に反応するようにした機能性材料。放熱や振動抑制で音質向上に役立つため自動車のスピーカーに採用されているほか、半導体の製造装置に使用する真空シールにも使用されている。
『磁性流体』の特性に加え、高温より低温の流体が磁石に引き寄せられる特性を持つ磁性ナノ粒子を安定的に分散させた『感温性磁性流体』は、電気自動車のモーターやインバーターなどの発熱する機器の冷却水の代わりに配管内に満たし、流路の高温部と低温部の間に磁石を設置すれば、高温部の流体は磁気吸引力が低下し、低温部の流体は逆に磁石に強く引き寄せられるため、機械的な動力を使わずに、流体を循環させて放熱することができる。電子機器や医療機器、家電、屋外電子媒体などに応用すれば、熱の偏在による機能、性能の悪化、安全性の低下などを抑制することができ、長寿命化に寄与する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 フェローテックホールディングス
TEL/03-3281-8808
ホームページ 
https://www.ferrotec.co.jp/


ミスター・パートナー
東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605