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定期検診で早期発見を！
早期治療と緩和ケアに力を注ぐ、がん専門クリニック
日本人の死亡要因の第1位となっているガン。国立がんセンターの調べでは男性は4人に1人、女性は6人に1人がガンで死亡していると発表されている。ガン治療と緩和ケアに取り組んでいる『安田クリニック』の安田峯次院長にお話を伺った。
編集部「ガンは早期発見と早期治療により完治率も高くなると聞きます」
安田「はい、この病気の恐ろしいことの一つは、疾患した臓器に関係なく、初期症状がないことなんです。つまり、身体に何らかの異変を感じてからでは、手術や抗がん剤治療の体力負担の強い治療が必要とするケースが出てくる。だからこそ、定期的に検診を受けることが大切なんですよ」
編集部「『安田クリニック』さんでは、少しでも多くの方が自発的に定期健診を受けられるように、様々な工夫をされていらっしゃるのですね」
安田「検査の不安を和らげてもらえるよう、独立したトイレやソファベッドを備えた個室を用意しています。早く発見すればするほど、内視鏡での切除など、体にメスを入れずに病変だけを取り除くこともできますしね」
編集部「在宅緩和医療の普及にも力を尽くされていますね」
安田「多くの患者さんと接する中で、実際に自宅に戻る方が元気になるのだと実感しますね。私は、在宅緩和医療とは、命の灯を燃えやすいところに戻す〝再生の医療〟だと考えています。人はどんなに辛い症状の中にあっても、周囲からの愛情に守られて生きている。そういった命の価値や、人としての尊厳を守ることは、医師として命を保護する上でとても重要です」
編集部「自分はガンになるのか、誰もがそんなガンへの恐怖を持っていると思いますが……」
安田「たとえガンを克服できなかったとしても、人生の敗北者では決してありません。きちんとした環境を整えることができれば、人生の最後を誇りある時間として過ごすことができるのです」
編集部「最先端の技術を駆使しながら、コミュニケーションや家族との連携を大切にしている『安田クリニック』で診ていただければ安心ですね」
（ライター／中村美奈子）
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