注目情報はこれだ! 2021

ミスター・パートナー
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不動産投資の不安要素を徹底排除
競争力がある中古マンション推奨

周到さ際立つスキーム
安心の三つのサービス


 20年間で138億円にものぼる不動産取引をまとめた経験と市場分析力、顧客心理の洞察力が相まって、中古マンションに的をしぼった不動産投資のサポートで一頭地を抜く業績を重ねている経営者がいる。『株式会社クレド』の代表取締役小松圭太さん。投資家や老後のための資産形成を目指す人たちに示す投資計画のフレームワークは、物件紹介から賃貸管理サポートまで不安要素を徹底的に排除する努力と工夫に説得力があり、その周到さ、緻密さは不動産投資会社おすすめ比較ランキングで1位に選ばれたことでもわかる。
「お客様の大事な資産を高水準で維持するためには、場所が何より大切です。その地域において、どのくらいの競争力がある物件かを考える必要があります。例えば、立地であれば、ターミナル駅まで電車で15分以内、最寄り駅まで徒歩8分以内で、東京23区の中でも人気の城西・城南エリアです。総戸数20戸以上の大手企業が手掛けたブランド力のあるマンションも重要な要素です。毎月、当社に入ってくる物件情報は2、3千件にのぼりますが、その中から実際にお客様に提案させていただくのは15件から20件ほど。自信を持って勧められて、かつ、お客様にも喜んでいただける物件を求めると、このぐらい厳選しなくては見つからないのです」
 小松さんが、推奨した物件に自信を持っていることは、物件購入後も安心して持ち続けることを担保する三つのサービスからも伝わる。
「一つ目は、物件を引き渡して3ヵ月以内に入居者が退去してしまった場合、次の入居者が入るまでの家賃補填をするサービス。二つ目は、物件を購入して1年以内に、修繕積立金や建物管理費が上がってしまった場合、その差額分を3年間補填するサービス。そして、三つ目は物件を購入して3ヵ月以内に、室内の設備が壊れてしまった場合、その修理費や買替え費用を補填するサービスです。本来はオーナー様の負担になってしまうものですが、安心して物件を持っていただき、長くお付き合いをしていきたいという思いからご提供を始めました」
 小松さんの思考法は、著書「貯蓄なし 経験なし 度胸なしのあなたにもできる 都内築浅ワンルームマンション投資」で知ることができる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 クレド
TEL/0120-04-9010 
Eメール/ info@fudousan-toushi.jp
ホームページ 
https://fudousan-toushi.jp/

ブルックリン感覚のアパート創出
投資対象のコンセプト型賃貸物件

関東への進出スタート
フランチャイズも展開


 上質なエスプレッソコーヒーのような香り立つハイセンスの居住空間。『株式会社ESPRESSO』の代表取締役で不動産企画コンサルタントの牛田筧千さんが不動産投資の対象となるアパートメントの設計企画、建築で貫くコンセプトだ。「ニューヨーク・ブルックリンカフェ風アパートメント」や「ヨーロピアンテイスト女性専用アパートメント」などを名古屋・東海圏で展開、2021年4月には関東で1棟目の物件となる『ESPRESSO大森南』が東京・大田区に完成予定で、関東への進出もスタートする。
 牛田さんが、土地活用とアパート経営を成功へと導くための要件として挙げるのが、デザイン性の高さ、建築コストの良さ、満足度の高さ、空室率の低さ、収益力の高さの5点だ。この全てを満たすことを目指して建築するのが『ESPRESSOアパートメント』。その象徴が「ニューヨーク・ブルックリンカフェ風アパートメント」だ。
「ブルックリンの街の刺激にクリエイターたちが引き寄せられるように、感覚を刺激する素敵な空間は若者たちを惹きつけます。コンセプト型賃貸物件である『ニューヨーク・ブルックリンカフェ風アパートメント』は、ブルックリンをイメージしたレンガタイルの壁面、隠れ家のような機能的なロフトが特徴的で、街にあるオシャレなカフェのような住まいです。理想の暮らしを求めて物件を探している方はコンセプト型の物件を見つけ出すと、やっと理想の物件と出会えたと喜びます。それだけでなく、コンセプトが明確な賃貸物件にはファンも付きます。ファンのこだわりやライフワークが写真などによって表現され、その空間に合う家具や雑貨の特徴が記号化されてSNSなどを通じて広がっていき、入居待ちリストが現実化し、空室率ゼロを目指すことが可能になるのです」
 牛田さんは、大手ハウスメーカーのように、『ESPRESSO』をコンセプト型『ESPRESSOアパートメント』のメーカーにまで業容を拡大し、完成見学会やセミナー活動などを通じて知名度を高め、工務店を対象にフランチャイズ展開することも視野に入れる。ブルックリンスタイルのライフスタイル提案を行うサイト「ESPRESSOファンクラブ」の会員を増やし、入居者の呼び込みによる満室経営の後押しにも力を入れる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ESPRESSO
TEL/052-938-8505 
Eメール/ lan@lan-c.jp
Instgram/@espresso.fanclub
ホームページ 
http://espresso-apartment.com/

職人の力結集し高品質の施工実現
主力のリフォーム事業で地歩築く

大工職人の経験生かす
施主の思いに的確対応

 北海道札幌市の『建匠株式会社』は、住宅や店舗の新築、増改築、商業施設やビルなどのリノベーションで着実に地歩を築いてきた工務店だ。自身、22年に及ぶ大工職人としてのキャリアを持つ代表取締役前坂憲二さんは、社員4人と大工職人22人をワンチームとして牽引、意思疎通を図りながら、持てる技術力を結集して、施主の要望に誠実、的確に対応する施工体制を貫き、人々の生活や経済活動を支える伝統工法の伝承にも力を注ぐ。
 住宅や店舗の新築、増改築は施主の思いに寄り添う姿勢が鮮明だ。
「マイホームの購入は、一生に一度の買い物とも呼ばれるくらい、住まわれる方にとって大切な出来事です。増改築もご家族のライフスタイルや趣向に係る重要な決断です。店舗の新築、設備の選択、内装、外装の改装も業績を左右する要因となります。このように大きな意味を持つ工事だけに、大工職人に対する期待もおのずと高まります。当社には経験を豊富に積んだ熟練のスタッフがそろっており、脈々と受け継がれる家づくり、店舗づくりのノウハウを生かしながら、いつまでも満足してご利用いただけるよう丁寧で高品質な工事を提供します」
 リノベーションは、機能性の刷新を重視する。
「リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、新たな価値を引き出すことを意味します。具体的には、古くなった建物などを建て替えずに、暮らす人、利用する人の生活スタイルに合わせて建物や部屋を刷新し、 新築時以上の機能性を実現させることです。既存の部屋の形や色、間取り、用途などにとらわれずに一から再構築します」
 施工では、職人の力を最大化することに努めるが、この姿勢は前坂さんの職人としての歩みの中で形成されたものだ。
「23歳の時に大工をしている同級生から誘われて、大工の道へ進みました。北海道や本州で経験を重ね、2016年に40歳で起業しましたが、経営者になって職人との関係が大切であると改めて気づきました。職人の皆さんとは対等な関係を維持し、何事も話し合いで決めるようにしています。私一人で会社を成長させることはできませんから」
 同社は現在、函館の元請け会社のバックアップを受けながら前進しているが、前坂さんは職人の待遇向上のために、元請けとなって施主と職人を結びつける橋渡しのような存在になることを目指す。
(ライター/斎藤紘)

建匠 株式会社
TEL/011-769-3533
ホームページ 
https://kensyo-k.com/

リフォームと害虫駆除事業で躍進
独立以前に培った知識と技術活用

迅速的確な対応に評価
災害被害の修繕に対応


 難しい依頼でもうまく施工し、きれいに仕上げていく過程を楽しむ。リフォーム・リノベーションと害虫駆除を業務の2本柱に掲げる『株式会社NOVE』の代表取締役石塚博介さんの仕事に臨む基本スタンスだ。両業務とも独立以前の会社員時代に培った知識と技術が基盤。リフォーム中に害虫を見つけて駆除も行い、駆除業者に依頼する手間が省けたと施主に喜ばれるケースも少なくないという。また、迅速、的確な仕事ぶりが評判になり、台風後の修理依頼も後を絶たない。
 リフォーム事業は、床下から屋根までのリフォーム、リノベーション、増改築、外壁塗装、屋根工事、修繕工事、エクステリア工事、洗面化粧台交換、給湯器交換などに対応。自然災害によって壊れた家屋の修繕では施主の経済的負担を軽減する。
「雨や風、雪などの自然によって建物に不備が生じた場合でも火災保険は適応されます。保険適応となるかを無料で調査し、申請書類の作成、修繕工事まで一貫して行うことによってお客様のご負担を最小限に、工事完了までを最短で行います」
 害虫駆除事業は、電話一本ですばやく駆け付ける迅速対応を心掛け、シロアリやケムシ、ムカデ、ゴキブリ、スズメバチの害虫からハクビシン、アライグマなどの害獣の駆除も行う。飲食店の年間通してのメンテナンスにも対応する。戸建では特にシロアリ、飲食店では特にスーパーラットの被害に注意を促す。
「新築時のシロアリ防除工事も効果の持続は10年程度。大切なお住まいを守るためには 予防工事が大切ですが、万が一被害に遭った場合は即駆除が必要です。近所でシロアリ駆除を行った、庭先の木にシロアリ被害がある、床がブカブカする、羽蟻が出たなどの状況に気づいたときは、早い時期の防除工事が必要になります」
実家の工務店で培った技術を軸に害虫駆除を手がける大手企業で技術と知識を修得。実家の工務店は、石塚さんの父親の急死や不景気などで残念ながら廃業になってしまったがこれまでの技術を最大限に生かすべく、2019年に独立して『NOVE』を立ち上げた。リフォームでも害虫駆除でも、相談を受けた際、積み重ねた経験を生かした的確な提案ができることを最大の強みに、施主からの感謝の言葉を背に受けながら前進し続ける。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 NOVE
TEL/0475-73-7166 
Eメール/ nove_yokohama@yahoo.co.jp
ホームページ 
https://www.re-nove.com/

IoT対応リノベーションが好評
建設と電子工学の知識を生かす

テレワーク環境も整備
離れた家族の見守りも


 大手ハウスメーカーで培ったリフォームの知識と大学で学んだ電子工学の知識を生かし、モノのインターネット(Internet of Things)、略してIoTを暮らしに取り入れる「IoT対応リノベーション」事業で存在感を高めている経営者がいる。一級建築士事務所『株式会社NAGAE』の代表取締役長江高弘さん。働き方改革やコロナ禍で急速に広まったテレワークのためのネット環境の整備などにも対応する。
「IoTは、IT技術を利用し、情報通信機器だけでなく様々なモノがインターネットに接続され、互いに情報交換を行うことで機能性が飛躍的に向上し、革新的な変化が期待できる仕組みのことです。当社は、このIoTを住まいに取り入れたスマートハウスを推奨し、それを実現するためのコンサルティングから設計、設置まで請け負っています」
 IoTの導入で暮らしが便利になると、そのメリットを強調する。
「例えば、スマートスピーカーやスマホとテレビやオーディオ機器を繋いで、音楽・映像配信サービスを満喫したり、内臓されたセンサーやカメラで肌解析を行うスマートミラーで体調管理ができたり、スマホやスマートスピーカーと連動させてカーテンを自動開閉できたりするのはその一例です。IoTは、離れて暮らすご家族や、学校帰りのお子様の見守りなどにも活用できます。近くにいなくても、また近くにいても生活リズムが違うために中々様子を見られないという場合でも、専用のアプリを利用すれば、玄関ドアの開閉や照明のオンオフ、ポットの使用状況がスマホに送信され、そっと見守ることができるのです」
 長江さんは、リフォームなどの依頼を受けた際、IoTの導入を推奨し、導入した家庭から「便利だ」と言う声が多く寄せられているという。IoT関連事業ではこのほか、テレワークのための仕事場所まわりのスペース造作や快適な通信環境の構築、ぼっちスペースの新設、停電でも使えるホーム蓄電システム導入工事などにも対応する。
 長江さんは大手ハウスメーカー、家業の工務店で経験を積んだ後、独立、2020年4月から本格始動、施工業者との信頼関係を大事にしながら、IoT関連事業と高齢者がいる家庭のバリアフリー化工事を二本柱に、時代が求める建設ニーズに着実に応えていく体制を目指す。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 NAGAE
TEL/0120-118-431 
Eメール/ info@nagae.ltd
ホームページ 
https://nagae.ltd/

カビ・ダニを抑制する製品を推奨
調湿シートや抗菌・防汚コート剤

湿度条件整え発生抑制
比較試験で効果を確認

 春本番で日増しに温かくなり、病原体となるカビやダニといった微生物の活動が活発化する梅雨期へと移っていく季節。健康で安全な住まいづくり、環境改善を支援する『スクエアTG』の代表取締役田中充さんがカビやダニ対策で推奨するのが「畳下調湿シート」だ。
「『畳下調湿シート』は、B型シリカゲルをシート状にした製品で、畳下に敷くことでカビやダニの発生しにくい湿度条件を整え、発生を抑制する効果が期待できます。シリカゲルは二酸化ケイ素の微粒子が集って連続的に網の目のような微細な孔を形成したもので、その微粒子が緩やかに集まったB形シリカゲルは、吸着していた水分を徐々に放湿する呼吸作用を持っていて、A型シリカゲルなどの一般的な乾燥剤と異なり、吸湿、放湿を行い、カビやダニの発生しにくい環境をつくるのです。主成分の二酸化ケイ素は安定した物質で成分変化がなく。長期間使用することができるのも長所です」
 もう一つ、田中さんが勧めるのがスプレー式の抗菌・防汚コート剤「MULTINo1(マルチナンバーワン)」だ。成分は精製水、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、防カビ抗菌剤、シリコーン。ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、新型コロナウイルスの感染拡大に対応して、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすために、独立行政法人製品評価技術基盤機構が消毒方法の有効性評価で有効と判断した界面活性剤だ。
「抗菌成分が独自バインダーにより定着し、抗菌効果が持続します。『MULTINo1』をスプレーした食パンとしない食パンを同じ密封容器に入れて経過観察した比較試験で、『MULTINo1』なしのパンは4日ほどでカビの発生が認められましたが、スプレーしたパンは2週間経過後も目視ではカビの発生はほとんど認められなかったと報告されています。シリコーンのコーティング効果により、汚れが付き難く、付着しても除去しやすいという特長もあります」
 使い方は、ドアノブや手すり、スイッチパネル、テーブル、ソファ、ビニールクロス、浴室の壁や天井、キッチン、洗面、トイレまわり、おもちゃ、介護用品などにスプレーして、マイクロファイバークロスなどで塗り伸ばすだけ。週に一度、スプレーすると、より効果の持続が期待できるという。 
(ライター/斎藤紘)

株式会社 スクエアTG
TEL/0120-131-139 
Eメール/info@squaretg.co.jp
ホームページ 
http://www.squaretg.co.jp/

原点の品質保証をシステムで担保
精密板金加工に光る高度の技術力

実績を重ねる受注生産
設備投資で作業自動化


「顧客に対して満足度の高い製品供給をすること、その製品品質に対して責任を持つこと」
 精密鈑金加工で受注生産に取り組む『株式会社北上製作所』の二代目社長江口岳さんが創業者である父親から受け継ぎ、堅持している「品質保証」の精神だ。この精神は本社工場、岩手工場で製作に取り組むスタッフにも浸透し、不良の低減と業務改善に継続的に取り組む努力に反映、その姿勢が発注元の信頼につながる好循環を生み出した。同社は、鉄やステンレス、アルミ、銅、真鍮、チタンなどのレアメタルを加工材料に、液晶装置、半導体装置、医療機器、通信機器、産業機器など広範囲の分野の部品や筐体、ラック、フレーム、製缶品などを製造し、組み立てる事業で実績を重ねてきた。中でも、販売情報管理システムを搭載したPOSレジ関連製品は累計数万台にのぼる納品実績を誇る。工場には、レーザーカッティングセルやプレスブレーキ、ロボット溶接機、自動金型研削機、ワイドエリア三次元測定機など数十種にものぼる最新鋭の工作機器が備わり、板金、溶接の高度の技術を持つスタッフが品質にこだわりながら作業を進める。
「『物創りの原点は、品質保証にあり』。先代が言い続けたこの言葉が当社の経営理念の原点です。スタッフには深く浸透していますが、製造工程全てで漏れなく品質保証が実行されるよう、製造物や提供されるサービスの品質を管理・監督するQMS品質マネジメントシステムも導入し、品質についての方針策定、品質にかかわる各人の責任と権限の明確化、品質を実現する手法のマニュアル化などISO国際標準化機構が定めるQMS規格の達成に向けた体制が整っていることを示すISO9001認証を取得することができました」
 江口さんは、経営改革にも力を注ぎ、トップダウンの指示系統を改め、目標数値を明確に定めて幹部社員に大幅に権限を委譲し、それぞれが持つ能力を存分に発揮させる経営体制に転換したほか、設備投資で自動化できる作業を自動化して、スタッフが高付加価値の技術に集中できる環境を整え、技術継承を確実にする体制も確立した。さらに、社員教育の一環として、スタッフに板金や溶接の技能士などの国家資格の取得を促し、多数の資格保有者が誕生、高度技術者集団を標榜できるまで対外的な様相を一変させた。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 北上製作所
TEL/046-241-2251 
Eメール/info@k-kitakami.jp
ホームページ 
https://k-kitakami.jp/

金型表面加工の前途を切り拓く
進取の精神重視の積極的な経営

メーカーに独自案提案
若い職人にも奮起促す


 量産品製造の原点となる金型。その表面に文字や模様を施す高度の精密加工技術で一頭地を抜く百年企業、『株式会社棚澤晩翠堂』の四代目社長棚澤節さんが重視するのが進取の精神だ。伝統に胡坐をかく受け身の姿勢を許さず、大手メーカーの金型部門に足を踏み入れ、企画段階から技術上の提案をするなど会社の前途を自力で切り拓いていく姿勢を示すだけでなく、金型業界を目指す若者にも新しい技術の開発に挑む気概を求める。
「金型がなければ、量産品はできません。その意味で金型はモノづくりの原点であり、メーカーも重視しています。当社は、化学薬品の腐食作用を利用して加工するエッチングなどの超微細金型加工の技術に強みがあり、自動車部品からCTスキャンやMRIのカバーなどの医療機器、まな板や鍋、包丁、トンクなどの日用雑貨まで金型の表面加工で実績を重ねてきましたが、さらに前進するためにはメーカーの金型部門と連携し、デザインなどの要望を踏まえてサンプル版を作って製品の企画開発段階から参画する積極性が欠かせないと思っています」
 棚澤さんの積極的な経営姿勢は、これに止まらない。高度な職人技術が必要なため多量生産は困難といわれた超微細金型加工技術のマニュアル化とハイテク化に取り組み、業界では類を見ない月1000型以上の製作を実現したのはその象徴だ。こうした経営環境の中で、同社は組織の新陳代謝も図り、毎年、若い戦力を採用しているが、棚澤さんは、社の新たな歴史を刻む推進力になるよう奮起を促す。
「昔は、先輩を押しのけて一番になりたいといようなクセの強い職人がいましたが、今は、均一を求める教育のせいか、少子化による親の過保護のせいか、素直ないい子が多く、先輩の言うことは良く聞きます。しかし、先輩の背中を見ているだけでは大きな成長は望めません。自分の頭で考え、行動し、新たな技術に挑戦する進取の精神を持っていただきたいと思っています」
 棚澤さんは、ウイズコロナ、アフターコロナを視野に入れた大阪府八尾市の地域経済全体の活性化にも取り組み、自身が持つ広範な企業情報を動員して、各企業の技術力を生かしながら発注企業と受注企業の新たなマッチングに結びつける地域型アセンブリソリューションにも力を注ぐ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 棚澤晩翠堂
TEL/072-949-5794
ホームページ 
棚澤晩翠堂


ミスター・パートナー
東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605
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