ヒットの予感!! 2018


イギリス生活情報誌 
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「株式会社ミライト」退職後、2011年5月に電気工事業、電気通信工事業を業務とする『株式会社GNR』を設立し、事業を牽引している。
平安神宮と桓武天皇 京都編②

 今回は、平安神宮の話をしたいと思います。
 平安神宮の祭神は平安京の基を作られた最初の桓武天皇と明治維新の基を作られた最後の光明天皇をお祭りしています。794年に桓武天皇が「この国、山河襟帯して、自然に城をなす」と詔を発せられ遷都されました。なぜ、奈良の平城京から長岡京・平安京と変わったかと言えば、旧権力層を避けるために桓武天皇ゆかりの長岡京に遷都しましたが、建設途上に藤原氏と大伴氏の権力争いにより暗殺事件があり、長岡京を放棄し、中国思想の「四神相応」に遵って平安京に遷都しました。四神相応とは何かといえば、東西南北の四方に神が存在すれば、その都は必ず栄えるという思想で、キトラ古墳でも描かれている四神、東の鴨川は蒼龍(春)・西の西国街道は白虎(秋)・北の船岡山は玄武の神(冬)・南は巨椋池の朱雀(夏)の神が平安京を守る地相に恵まれ結界を作ると思われたようです。大極殿は、現在の二条城西北の千本丸太町西入る付近にあり、平安神宮も当初その近くに建設予定でしたが、用地確保に失敗し現在の場所に建設当時の八分の五の大きさで建設されました。その為、伊勢神宮のような鰹木(棟木に鰹節のような押えの丸太(女神は偶数・男神は奇数))や千木(元は棟木両端の押えが進展して神社の形式となり女神は水平・男神は垂直)のある高殿の様式ではなく、御所の紫宸殿の様式で右近の橘(長寿の実)、左近の桜のある様式で建設されています。神宮と言えば天照大神をお祭りする伊勢神宮を指しますが、古事記・日本書紀に基づき天津神(高天原)が国津神(出雲)を平定に貢献した神を含め、天皇家ゆかりの24の神宮の一つであります。また、神苑の中には日本初のチンチン電車が展示されています。明治になり東京が世情不安なために京都より遷都されたために京都が衰退しかかった時、当時の北垣知事と田辺氏により琵琶湖疎水を作り、発電・水道・電灯・染色事業を発展させた一つの遺産でもあります。神苑も琵琶湖疎水を取り入れていますが、近年外来種の魚が疎水に入り困っていますが、唯一汚染されていないのもこの神苑だそうです。神苑は、春は枝垂れの八重桜、夏は花菖蒲、秋は紅葉、冬は泰平閣(京都御所より移設)の雪化粧と四季折々の風情を楽しむことができます。水路を注意していますと蜆の群生を見ることもできます。また、毎年10月22日には時代祭りが開催されます。京都御所を出発して平安神宮まで桓武天皇の時代から明治維新までの1000有余年の時代装束を纏った行列が京都市民により開催されます。京都の三大祭り(5月15日の葵祭(上賀茂神社・下賀茂神社)・7月1日より一ヵ月の祇園祭(八坂神社))の一つでもあるので、ぜひ見に来て頂きたいとお願いして、筆を終わりたいと思います。

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