新時代のヒットの予感!! 2020


ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
 
代表取締役
椋本雅文 さん
宝飾関係の会社を経て、2014年「世界貿易センタービル整体院」設立。2015年、祖父で医学博士の山崎文男氏が創業した「日本中央医事有限会社」代表取締役に就任。その後辞任し、『株式会社日本医療マネジメント』設立。

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都心の好立地で医療モールを
運営・管理する不動産管理会社

50年の経験を活かし
医院の開業支援も


 都心部に複数の医療機関を備えた医療モールがあれば、医師や医療機関は、初期投資を抑えながら好立地に開業できる。一方、近隣のオフィスワーカーも仕事の合間に気軽に立ち寄れる。地域医療の観点からも注目を集める医療モールを管理・運営する『株式会社日本医療マネジメント』。医療テナント専門の不動産管理会社である。
 日本生命浜松町クレアタワーで、内科、眼科、耳鼻科など合計6つもの医院が軒を連ねた大規模なモールを運営。明大前では、内科や皮膚科、薬局などを備えた医療ビル・ブランテラス松原を、大崎では消化器内科・循環器内科・心療内科などが並ぶThinPark Tower3階の医療モールの管理に携わっている。都心を中心とした好立地で先進の医療が受けられる多数の医療モールを展開・運営している。代表取締役椋本雅文さんは、祖父が都市労働者のために始めた事業をベースに医院開業支援を付加。東京・浜松町の世界貿易センタービルディングでの医療モールは、ビル開設以来、約50年もの実績がある。開業にあたっては、士業や内装業者、デザイン会社との連携を図る必要があるが、これまで築いてきたネットワークをフル活用し、開業したい医師に、医療関係に詳しい建築士の紹介や資金調達支援、医療機器・備品の購入先を紹介するなどして開業を支援。医療テナントの管理・運営も直接行うことで、医師の立場に沿ったサービスを提供する。また、医療モールをテナントにしたい不動産事業者やビルオーナーからの問い合わせにも対応。不動産事業者は、医療モールを設けたいと思っても、どんな医療施設が適しているかなどの専門的な知識を持ち合わせない場合が多い。こうした相談に乗り、医療モールの管理・運営を担当している。
 また、、医療に関わる事業の一環として、携帯型心電計による「ハートケア心電図サービス」を提供。手のひらサイズの心電計で、いつでもどこでも簡単に診察にも使える心電図が得られ、解析がすぐにメールで届く。心電計の設置が難しかった小規模な医療施設や介護施設、スポーツ施設、各家庭などで屋内外を問わずに使用が可能。不整脈などが起きたらすぐ計測でき、結果を医師に見せて診断をあおぐことができ、不安も解消される。さらに、「ToMoCo-Lite」という動画解析サービスも取り扱っている。病院のリハビリテーション科での利用に適したシステムで、別の時期に撮影された二つの動画を比較することで体の動きをチェックし、関節の曲がり具合や動きの大きさなどを簡単に見比べることができる。医療モールの運営・管理を中心に、医師の開業をサポートしてくれる同社。医師にとって頼れるパートナーである。
(ライター/ナガノリョウ)

株式会社 日本医療マネジメント
TEL/03-6435-8178 Eメール/ mukumoto@nihon-iryou.jp
ホームページ http://nihon-iryou.jp/

副院長 兼 心臓血管外科主任部長
中尾達也 さん
広島大学医学部卒。2014年『新東京病院』副院長兼心臓血管外科主任部長。三学会構成心臓血管外科専門医。三学会構成心臓血管外科専門医認定機構修練指導医。日本冠疾患学会評議員。腹部、胸部ステントグラフト実施医。

上:「Taichung Veterans General Hospital」での講演後に表彰。
右中:「Taichung Veterans General Hospital」の症例検討会での指導。
右下:手術時に招待した台湾Dr.たちと。
先進医療技術の海外普及に注力
台湾の病院で低侵襲手術を指導

名門診療科の伝統牽引
留学経験生かす国際派


 胸部真性、急性、慢性解離性大動脈瘤などあらゆる形態の動脈瘤に対する『オープンステントグラフト手術』の施行症例で国内トップクラスの実績を誇る『新東京病院』の副院長兼心臓血管外科主任部長中尾達也さんは、身体の負担が小さい低侵襲のこの手術法の海外への普及に力を入れている医師だ。2019年夏には台湾台中の病院で手術を指導、11月に台北で開催されるアジア心臓外科学会のセミナーで講演するほか、個人的にパイプのあるマレーシアの病院での指導も計画している。
「『オープンステントグラフト手術』は、患部の血管にステントグラフトという金属製の骨組みに支えられた人工血管を挿入する方法です。胸を開けて行うのが特長で、患部を直視出来るのでステントグラフトを確実に留置できるだけでなく、コブができた血管を人工血管に換える人工血管置換術よりも傷口が小さく済み、身体的な負担が軽いので、高齢者や他の心疾患合併で同時手術を要す症例にも行えます。広く普及させる価値のある手術法だと思っています」
 台中の病院では、約40人の医師が参加、中尾さんはレクチャーで『オープンステントグラフト手術』について詳しく解説した後、手術室で実際の手術に立ち会い、執刀した病院の医師たちに助言しながら成功に導いた。中尾さんは、2018年4月にも国立台湾大学でオープンステントグラフト法による初症例となる手術を指導。同年11月には台湾の医師数人を『新東京病院』での中尾さん執刀の手術の見学に招待した。
 中尾さんが海外での指導に力を入れるのは、1992年から2年間米国ニューヨークのモンテフィオーレ病院で橈骨動脈グラフトや僧帽弁手術で有名な医師の下で研鑚、1996年から2年間、 豪州シドニーのロイヤルプリンスアルフレッド病院心臓胸部外科でも医療技術を磨いた留学経験から、国や地域のボーダーを超えて医療技術を高めていくことが重要と考えるからだ。
 同病の心臓血管外科は、右胃大網動脈を使用した冠動脈バイパス手術を世界で初めて開発した医師や昭和天皇の冠動脈バイパス手術を施行した医師などが歴代部長を務めた名門診療科。2018年度の手術実績は、人工心肺症例や非人工心肺症例、オフポンプ冠動脈バイパス手術などの開心術が約350例、胸部大動脈ステントグラフ卜術約50例と心臓胸部大血管手術の総数は約400例にのぼる。
 2014年から主任部長を務める中尾さんは、医療人としてScience(科学)、Art(技術)、Humanity(人間性)の3つを追求、一人ひとり異なる症例から学ぶ新たな教訓を医療技術に生かす姿勢を貫き、後輩医師を指導しながら、名門の歴史に新たな足跡を刻んでいる。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 誠馨会 新東京病院
TEL/047-711-8700

院長
小菅正義 さん
日本医科大、東京薬科大卒。医師と薬剤師の国家資格を併せ持つ。2007年9月、『池袋シティクリニック』開院。一般社団法人日本旅行医学会の認定医で海外へ行く人への旅行医学診療も行う。日本医科大学大学院脳神経外科学研究生。
増える難病サルコイドーシス
定期的な検査の重要性を指摘

臓器に小さな肉芽腫形成
目の場合は視力の低下も


『サルコイドーシス』という聞き慣れない疾患の患者数が増加傾向にあるという。肺や目、リンパ節、皮膚、心臓など様々な臓器に小さな肉芽腫が形成される疾患で、厚生労働省指定の難病だ。医師と薬剤師の国家資格を併せ持ち、眼科を中心に全人的医療に取り組む医師小菅正義さんは、『サルコイドーシス』は慢性の病気であり、放置すれば長い経過の中で心臓や脳神経に肉芽腫ができて生命に危険が及ぶ恐れがあるとして、定期的な検査が重要と指摘する。
「『サルコイドーシス』は、約100年以上も前にイギリスで皮膚の病気として発見されました。白血球の1種で生体内をアメーバ様運動をする遊走性の食細胞マクロファージやリンパ球などの集合でできた肉芽腫という結節が全身のさまざまな臓器にできて、正常な機能が障害される疾患です。プロピオニバクテリアと呼ばれるニキビの原因となる菌が有力視されていますが、何らかの病原微生物の感染がきっかけとなってからだの中の免疫反応が過剰に反応することで発症すると考えられています。罹患状況は20~30代と60代に緩やかなピークを持つ2峰性の分布を示し、特に50代以降は女性に多くみられます」
 症状のうち目の症状は視力が著しく低下することがあるという。
「ぶどう膜炎や網膜の血管の炎症である網膜静脈炎が起こります。ぶどう膜炎は、角膜と虹彩の間の前房に炎症の細胞が浸潤し、多くの場合、角膜と虹彩のつけ根の部分に結節やテント状の癒着が認められます。さらに硝子体の混濁、網膜の血管の炎症、網膜の滲出斑などが認められます。目がかすむ、まぶしい、充血、黒い小さい点が飛ぶ飛蚊症といった症状があります。また、緑内障や白内障を合併すると視力が著しく低下することがあります」
 肺の『サルコイドーシス』は、放置されていくと肺線維症という治りづらい病気になり、呼吸機能が大きく障害される可能性があるという。心臓の場合は、心臓の拍出のリズムをつくる電気の経路が障害され、房室ブロックなどの不整脈が発生したり、血液を全身に送り出す心筋のポンプの力が低下して心不全になったりするという。皮膚では、顔や体幹部に痛みや痒みを伴わない赤い斑点ができ、皮下にできることもあるという。神経関係では、脳から脊髄、末梢の神経のどこにでも病変ができうるといい、全身のまひやしびれ、痛み、顔面神経まひ、立ちくらみ、排尿障害などの自律神経障害などが生じるという。
 検査や診断で病変の広がりや活動性をみることが重要と指摘する。
「腫瘍や炎症部位に集まる放射性薬剤を静脈投与した後、放射性薬剤の集積程度を特殊なカメラで撮像して原因を調べるガリウムシンチグラムで全身の検査を行います。1日目にガリウムを注射して3日目に撮影しますが、罹患している部分に集積してきます。さらに感度の高い放射性同位元素を用いたFDG|PET検査もあります。目の場合は、一般的な眼科検査に加えて、蛍光眼底造影検査で炎症の活動性を確認します。また、黄斑のむくみを観察するために光干渉断層計による検査を行うことがあります」
 検査値で大きな異常がある場合は積極的な治療が必要という。
「治療薬は、副腎皮質ステロイドホルモン剤と免疫抑制剤で治療するのが一般的です。目の『サルコイドーシス』は、ぶどう膜炎や網膜の血管の炎症が軽い場合は炎症を抑えるための副腎皮質ステロイドの点眼、虹彩の癒着を防ぐための散瞳薬の点眼で治療を行います。眼底の炎症が強い場合や視神経に炎症がある場合、硝子体の混濁が強い場合は、ステロイドの内服が必要になります」
(ライター/斎藤紘)

医師 小菅正義
ホームページ 小菅正義 医師

院長
土井快泰 さん
米田柔整専門学校卒。柔道整復師。医療現場で臨床経験を積んだ後、『土井接骨院』開院。2017年、『押圧治療器具』で特許取得。『YDテクニック協会』設立。ジャパンカイロプラクティック上級講師。アスレティックトレーナー。

「YDテクニック協会」を立ち上げ、全国にこの施術法で同志とともに、「痛みない世界を創る」をスローガンに多くの患者さんと向き合い、数多くの難病を救っている。
右中:『YD自動テクニックチェアー』『YDヒッター』『YDポータブルアジャスター』
特許技術で痛みの治療に変革
環軸関節の変位の原因を改善

独自の治療理論具体化
オーダーメイドの施術


 身体の痛みの治療に大きな変革をもたらした発明がある。『土井接骨院』の院長土井快泰さんが2017年に特許を取得した『押圧治療器具』。治療部位をピンポイントでかつ速やかに押圧して治療することができる治療器具だ。土井さんはさらにその治療理論を応用した施術器機も開発、『YDテクニック協会』を発足させて、これら『YDテクニック機器』を使う療法『YDテクニック施術』の普及に力を注ぐ。
 「『YDテクニック施術』とは、身体の軸の歪みと自己免疫を改善させる根本療法です。痛みを感知したり、痛みをコントロールしたりする脳幹は頚椎の環軸関節が変位すると圧迫され、正常に機能しなくなります。この変位の原因となるものを改善させる治療法です。この課題に対応する療法に上部頚椎カイロテクニックがありますが、環軸関節を正確にアジャストするのは難しく、手技には限界がありました。そこで、開発したのが『YDテクニック』の施術法と施術器機です。不快な状態を即効で緩和させてしまい、再発しないという所まで成功させることができました」
 施術器機は、特許技術を具体化し、寝て行う施術ではなく自重のかかる状態での施術を可能にした「YDテクニックチェアー」のほか、周波数衝撃波によって全身の筋肉の筋硬直を瞬発的に施術する「YDヒッター」、内部構造の特殊な形状で全身の筋肉の筋硬直を瞬時に的確に弛緩できるように設計された「YDコンタクター」、特殊周波数の衝撃波振動で椎体の変位を正常ラインに自動的に補正する医療器機「YDポータブルアジャスター」、自由に角度を変えることができる施術頸部マクラ「YDピロー」、スポーツ選手専用に開発した施術機器「YDアスリート」なども開発、上部頸椎部だけでなく下部頚椎部や神経分節部、仙骨、座骨、腰筋部など施術領域を大きく広げた。
『土井接骨院』では、『YDテクニック施術』を「YD骨格矯正」の名称で施術メニューに掲げ、頭痛や手足のしびれ、腰痛、原因不明の痛み、メニエル、自律神経失調症、うつ病、ヘルニア、脊椎管狭窄症、側弯症、猫背姿勢、慢性的な疲労などを抱える人たちに推奨する。
「患者様一人ひとり、骨の歪みや程度、施術ポイントはさまざまですので、オーダーメイドの施術となります。今まで培ってきた知識と経験で、マンツーマンで患者様の痛みと向き合います。根本から緩和させ、再発させない体づくりに最適です。病院で精密検査をしても異常がみられなかった症状の方は、すぐに効果が実感できます」
(ライター/斎藤紘)

土井接骨院・YDテクニック協会
TEL/058-393-2728 Eメール/doisports8@yahoo.co.jp
ホームページ
 https://doi-s.com/
 https://yd-world.com/

右中:エルゼンキヤン博士
1953年、長寿の里コーカサス地域「アルメニア」で発見された、ヒト由来の乳酸菌『ナリネ菌』。

代表取締役
綿貫雅一 さん
慶応大学工学部卒。ペンシルベニア大学大学院で地域経済学博士号取得。途上国の開発援助などの実務に従事。2018年『Health&Wellness Partners株式会社』設立、代表取締役に就任。日本グローバル・イニシアティブ協会理事長。
健康長寿の切り札になる食品開発
理想の栄養食「米糠」にナリネ菌を配合

腸内で善玉菌を再生増殖
健康効果確信し普及図る


「腸内で善玉菌の再生、増殖を助け、悪玉菌の働きを抑制する」
 長寿の国コーカサス地方のアルメニア由来の乳酸菌『ナリネ(NARINE)菌』の健康への効果に着目し、『ナリネ菌』を主成分とする健康補助食品の販売、普及に力を入れる『Health&Wellness Partners株式会社』の代表取締役綿貫雅一さんが、「栄養分の宝庫」として知られている米糠『ナリネ菌』をブレンドした新たな加工食品を開発、健康増進に貢献する強い意志を示した。
 新製品は、『ナリネ米糠酵素スティック』。そもそも、米糠とは、お米を精米するときに生じる果皮・種皮・糊粉層・胚芽などの総称。実はこの米糠には、白米では摂れない玄米栄養成分量の95%以上が含まれている。米糠には、γ|オリザノール、ミネラル、ビタミン群、ギャバ(γ|アミノ酪酸)、さらには食物繊維など、大変優れた機能性食品素材が豊富に含まれている。γ|オリザノールやイノシトールは代謝促進作用及び精神安定作用があり、ギャバ・ビタミンB群・ビタミンEが、脳の血行改善や血圧降下に効果があることは広く知られている。この商品は、酵素分解で高い技術力を持つ髙橋酵研株式会社との共同事業として、常温で酵素によって低分子化し分解溶出した米糠に『ナリネ菌』をブレンド。自然のままに、まろやかな味と消化・吸収のしやすさを実現した商品だ。「酵素分解米糠」は、『ナリネ菌』が腸内で活躍するための栄養素としての役割も果たしている。「酵素分解米糠」と『ナリネ菌』は、相乗効果で腸内環境を最適化している。
『ナリネ菌』は、学名をラクトバチルス・アシドフィルスEr-2strain 317/402といい、1953年にアルメニア共和国科学アカデミー微生物研究所のエルゼンキヤン博士が、孫娘ナリネの胎便から分離した16種の乳酸菌のうち、最も優れた特異な菌として選ばれた乳酸菌。塩酸溶液に浸しても2時間後でも10%以上の生存が確認され、PH3の塩酸中でも増殖し、ヒトの腸内で2週閻生存していることが実証されたという。
「殆どの乳酸菌は、胃酸や胆汁酸に弱く、腸に届くまでに死滅してしまいますが、『ナリネ菌』は生きて腸まで到達します。しかも、大腸の蠕動運動を活発化し、腐敗菌増殖による毒素産生やアンモニアなどのガス発生を抑制、腸管免疫の異常を回復する実例が世界中で認められています。抗菌作用もあり、大腸菌に対してはビフィズス菌の4~10倍、チフス菌に関しては3~6・5倍大きいとのデータが得られています」
 同社が販売に当たるのは、『ナリネ米糠酵素スティック』のほか、『ナリネ菌』を100%配合した『PURE NARINE(ピュア・ナリネ)』をはじめ、他の善玉菌やビタミンなどを配合したものなど6種類あり、年齢や体質に合わせて選択できる。
 国際協力・開発の分野で40年に渡って活躍した綿貫さんは、会社設立に当たって、アルメニア独立時に『ナリネ菌』の生産を譲渡されたビタマックス|E社の流れを汲むビタウェイ社やGPトレード社と『ナリネ菌』製品の普及を図る提携関係を締結した。
(ライター/斎藤紘)

Health&Wellness Partners 株式会社
TEL/03-6279-1058 Eメール/ info@hwpartners.co.jp
ホームページ https://hwpartners.co.jp/

上中:国連アジア太平洋地域本部にて。

研究所所長
山口克也 さん
東京大学法学部卒。米国ルイジアナ州立大学大学院修了。経営学修士。住友化学工業などを経て、吹田市議会議員を2期務める。東北大学大学院環境科学研究科博士課程中退。1998年、『山口総合政策研究所』設立。
日本国際連合協会関西本部理事。
少子高齢化の危機克服に独自対策
シルバーマネー地域に高齢者移住

国の深刻な現状を考察
現代貨幣理論も参考に


 環境問題や少子高齢化など国内外の様々な課題を独自の視点から考察、提言してきた『山口総合政策研究所』の所長山口克也さんが、新たに「シルバーマネー」を軸とする「少子高齢化対策試案」を打ち出した。「シルバーマネー(第二日本国通貨)による地方での高齢者ユートピアの創設と、都市部での若者への住宅供給の実現」を目指す試案からは、制度疲労を起こしているこの国の現状に風穴を開けたいという気概が伝わる。
 試案は、政府が強制通用力をもった第二日本国通貨シルバーマネーを発行、高齢者がシルバーマネーで年金を受け取るオプションを作り、それを選択した高齢者に、その通貨が使用できる特定地域「シルバーマネー地域」に移動して暮らしてもらい、高齢者の住んでいた都会の空き家となった住宅は若年世代に賃貸するというのが骨子。
「シルバーマネー地域」は、米国の介護ケア・生活支援サービス付き地域共同体CCRC(ケア付きリタイアメント・コミュニティ)の日本版ともいえるもので、シルバーマネーは地域社会における相互扶助活動や高齢者相互の介護システムを動かすために使用されるとともに、住居費や光熱費、食糧費、介護費用など高齢者がほとんどすべての生活の必要を満たすために使うことができるようにする。
 この試案は、人口減少に歯止めをかけ、2060年に1億人程度の人口を確保することを前提に活力ある日本社会の維持を目指す国の「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」が想定する希望の国の形が実現できていると仮定し、そこに存在するシステムを予想、現時点で欠けている政策要素を埋めるバックキャスティングという手法を用いて描き出した。また、第二日本国通貨としてのシルバーマネー構想は、「自国通貨を発行する政府は高インフレの懸念がないかぎり財政赤字を心配する必要はない」などとするモダンマネタリーセオリーも参考に考えたものだ。
 山口さんは、ホームページに少子高齢化対策試案を掲載、第一章の「少子高齢化は日本社会を破壊する」から第七章の「シルバーマネーが生み出す社会の姿」までの論述の中で、日本の現状や通貨制度などについての考察を加えている。また、2019年1月に現代書林から出版した著書「第2通貨『シルバーマネー』が日本の危機を救う|少子高齢化、社会保障問題の処方箋がここにある!」でも詳述している。
「シルバーマネーは、人と人とが支えあう愛の気持ち、協同の気持ちを素直に現実化できるツールであり、この時代に日本に住む人たちの苦しみを軽減し、喜びを倍加させることができると思っています」
(ライター/斎藤紘)

山口総合政策研究所
TEL/06-6330-6721 Eメール/ katsuya1201@u01.gate.01.com
ホームページ http://yamaguchikatsuya.net/

代表取締役
小笠正範 さん
学業終了後、自動車好きが高じてレーサーになり、全国のサーキットで活躍。故郷福岡県苅田町で『株式会社DCFグループ』を設立、モータースポーツファンの拠点を兼ねる自動車整備工場『ドライバーズカフェ フォレスト』を営む。

上:『ドライバーズカフェ フォレスト』とクラブメンバー
下右:モータースポーツにかける夢。レースにも出場。
モータースポーツを安全に楽しむ
レーサー視点でセッティング実施

認証整備工場で分解整備
レース出場に向けて支援


「モータースポーツは、技術面、運営面で安全が確保され、安心して楽しめる競技です。ぜひ挑戦してみて下さい」
 自動車産業の街、福岡県苅田町を拠点にモータースポーツの普及に力を注ぐ『株式会社DCFグループ』の社長小笠正範さんが、趣味の多様化や経済事情などから車離れが進んでいるといわれる若者に向けたメッセージだ。
 小笠さんは、全国各地のサーキットでハンドルを握った元レーサー。国際自動車連盟(FIA)公認の我が国唯一の四輪モータースポーツ統轄団体、日本自動車連盟 (JAF)認定の国際Cライセンスを持つ。自動車整備工場であると同時に競技運転者や公認審判員ライセンス保有の会員を擁するJAFモータースポーツ加盟クラブでもある『ドライバーズカフェ フォレスト』を運営、レーシングカーのセッティングやチューンアップなどのほか、レースへの出場に向けた支援やサーキット車のドライビングレッスンなども行っている。
「自動車登録番号標、いわゆるナンバーをつけてレースに参加する車は、国交省令の厳しい保安基準をクリアしなければなりません。当社の整備工場は分解整備が可能な設備機器と整備士を備えた認証工場の認証を運輸局から得ているのに加え、レーシングカーの機構、性能に精通したライセンス保有者の指導の下で安全に走行できるようしっかりとセッティングすることができます。また、公認レースが行われる1周4・6㎞のサーキットでは車検をクリアしなければなりませんし、26カ所に立つサーキットマーシャルやレスキュースタッフなど100人から150人が安全確保に携わっていて、安心してレースを楽しむことができます」
『ドライバーズカフェ フォレスト』では、メンバーの特典として、面倒なモータースポーツ参加書類の手伝いや代行、JAFモータースポーツ車両規則やレギュレーションの説明、掛け金の安いスポーツ保険への加入などのサービスのほか、店舗2階のメンバー専用ルームではレーシングシュミレーターを使ったドライビングレッスンも受けられる。大分県日田市のオートポリス付近にはメンバー専用の宿泊所もある。小笠さんはメンバーを率いて、オートポリスで開催される2輪、4輪のレースを裏方として支え、富士スピードウェイや岡山国際サーキットなどへの遠征も率先し行っている。
 また、小笠さんは、認証工場の認証を受けずに自動車の分解整備を行っている整備工場が少なくない現状を嘆き、モータースポーツへのこうした取り組みと並行して、『DCFグループ』内に、認証工場の認証を受けた整備工場を増やし、車がきちんと整備される安全な車社会の維持に貢献する思いも強めている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 DCFグループ
TEL/093-434-0077 Eメール/ forest@ktj.biglobe.ne.jp
ホームページ http://d-c-forest.com/

スピリチュアルカウンセラー
笠(りゅう) さん
幼少期より人とは異なる感覚を持つことに気づく。大学で心理学を学び、統計的な手法による心的過程の観察を続ける中で、「占い」に人の心を救済する普遍的なメカニズムを見つけ出し、占いカウンセラーの道に進む。

上:『アーカーシャカード』
下左:癒しイベント銀座「Natura(ナチュラ)」に出展。
下右:著書「AKASHA CARD 正しい生きる道を教えてくれる 幸せな人生への道しるべ」
徳間書店刊
占いの歴史に新たなページ刻む
斬新な発想で占いカードを創作

24枚構成で簡単に占い
著書で創作経緯を詳述


 占いの歴史に新たなページを刻む占いカードが誕生した。人気スピリチュアルカウンセラー『笠(りゅう)』さんが創作した『AKASHA CARD(アーカーシャカード)』。ポピュラーなタロットカードは78枚、オラクルカードは44枚、ルノルマンカードは36枚なのに対し、わずか24枚で構成、日常の生活の中の小さな迷いや悩みにも使える手軽さが特長の一つだ。そのオリジナルカードを付け、創作の経緯や使い方を詳述した著書「AKASHA CARD 正しい生きる道を教えてくれる 幸せな人生への道しるべ」が2019年に出版され、注目度を高めている。
AKASHAは、サンスクリット語で虚空を意味し、古来インド哲学では世界を構成する要素を指す概念。『AKASHA CARD』の24枚のカードは、1日が24時間あることから派生した枚数。カードのコンセプトは宇宙が生まれた時からのすべての事象、想念、感情が記録されているというアカシックレコードにアクセスし、肯定するための情報をカードから導き出すというもので、それぞれのカードには世界最古の石時計ナプタ・プラヤや世界最古の天文盤ネプラ・ディスク、世界最古の計算機アンティキティラの歯車など未だに解釈が定まっていない建造物や物体が象徴として描かれている。
 使い方については、マイナンバー、ゴッドプレスユー、アカシック、ステラ、クルクスなどの方法を紹介し、利用者自身でルールを作ることも可能としている。
「タロットカードは歴史的な時問軸が長く、1枚のカードに込められた意味が複雑多岐にわたり、占い師によって解釈が数通り存在してしまいます。それもメリットであるのですが、その専門性が高い部分、 初心者がすぐに習得するには難しいと考えます。人の未来をもっと簡単に、しかも的確に占うことが出来ないかと考えた末にできたのが『AKASHA CARD』です。24枚のカードの中で、自分を象徴するマイカードを上から7番目のカードというルールを作り、そのカードが教えてくれることを基に行動をおこすものありと考えています」
 少年期から友人の相談を受け、悩みから解き放してあげたいと思うようになったという『笠』さんは、大学で心理学を学び、統計的な手法による心的過程の観察で、占いに人の心を救済する普遍的なメカニズムがあることを確信して占いの道に進んだ。西洋占星術など古今東西の占い、世界史、天文学などに関する書籍、文献を渉猟し、その思索の中で『AKASHA CARD』のイメージを創り上げていった。
「このカードが、今まで占いの世界とはまったく無緑だった人が、 カードの世界の扉を開くきっかけになって欲しいと考えています。日常生活の様々な選択、人生の岐路で迷ったときに役立つと思います」
(ライター/斎藤紘)

スピリチュアルカウンセラー
ホームページ https://ryu-sign.com/


〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605