令和のベストヒット大賞 2019


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上右:「大稲荷神社」本殿の美しい木造彫刻
中:めずらしい金色の御朱印「錦織神社」
下:「愛宕神社」「田中神社」
珍しい七角の絵馬

宮司
穐山光鑑 さん
國學院大と相模工業大(現湘南工科大)卒。在学中はヨット部に所属。神奈川県の出先機関で商店街活性化などに従事後、『大稲荷神社』『錦織神社』の宮司に就任。『湘南パシフィックオーシャンコーポレーション』代表取締役。
由緒ある神社の伝統を守る気概
金色の御朱印で新たな歴史刻む

正しい参拝の作法促す
地域の活性化にも注力


 430年超の歴史を刻む小田原市の『大稲荷(だいいなり)神社』は全国でも珍しい金色の御朱印を頂くことができる神社だ。23代宮司穐山光鑑(あきやま みつのり)さんが境内社『錦織神社』と同じ名前のプロテニス界のホープ、錦織選手の健闘を讃え、朱色の御朱印を金色に変えたところ、評判が全国に広まった。御朱印帳には華麗な筆致で「奉拝 西郡大明神 錦織神社」と筆でしたためた上に金色の御朱印を押す。心願成就、五穀豊穣に加えて必勝祈願の参拝客が多く訪れる。
『大稲荷神社』は、1582年の創建。稲荷大明神を祀り、小田原城の鬼門除け稲荷として知られ、地元では「だいなりさん」の愛称で親しまれる。日光東照宮の三猿レリーフで知られる、左甚五郎作といわれる本殿の美しい木造彫刻や微分積分偏微分を使って作られた全国でも珍しい七角の絵馬も参拝客の目を惹きつける。
 穐山さんは、國學院大學と相模工業大学(現湘南工科大学)で学び、卒業後、神奈川県の出先機関で各地の商店街活性化などに携わった。その最中、祖父から『大稲荷神社』の宮司を引き継いだ父親が体調を崩し、氏子の要望もあり、23代目宮司に就いた。祈祷の際に使う祝詞も毎回自ら新しく書く。金色の御朱印で注目度を高めたが、神社の伝統的作法に則った参拝を願う気持ちも強い。神前での二拝二拍手一拝、礼は90度の最敬礼といった基本作法に加え、御朱印についても本義を踏まえることを促す。
「御朱印を頂くというのは、神様や仏様との絆が結ばれたことを意味します。元々は、自分で書いたお経を納め、その証として授与されるものでしたが、簡略化されて納経をしなくても頂けるようになったのです。今、御朱印ブームで各地の著名な神社や寺院を巡る方が増えていますが、神社の場合、まず神前に参拝し、寺社の歴史などを知り、最後に御朱印を頂くよう心掛けていただきたいと思います」
 穐山さんは、郷土湘南をこよなく愛し、その活性化にも力を注ぎ、2015年には、『株式会社湘南パシフィックオーシャンコーポレーション(湘南POC)』を立ち上げ、「クルージング」と共に神社の伝統的作法に則った「海洋散骨」も執り行う。
「伝統を尊重しつつも、固定観念にとらわれない神社像を追求し、同時に工夫しながら郷土の発展のために力を尽くしていきたと思っています」
 気さくな性格と豊かな発想力でパワースポットになった神社に新たな歴史を刻んで行く。
(ライター/斎藤紘)

大稲荷神社
TEL/0465-34-7630
ホームページ http://daiinarijinjya.com/

国土交通省の橋梁点検車を運転し、高架側面や橋梁下面に回り込んで点検や補修作業を行う難度の高いオペレーションも可能。

代表取締役
渡辺元 さん
短大研究科で設計を学び、卒業後、海外青年協力隊員としてモロッコで土木工事に携わる。帰国後、建設コンサルタント会社で20年間、橋梁点検に従事。2011年、『株式会社ハシカンプラ』設立。道路橋点検士。
仙台市に持つ10aの畑で有機栽培農法による野菜づくりにも取り組み、2018年よりニンニクの栽培を10aで始め、将来的には1haまでのばし、農業の活性化に貢献していく。
社会資本の長寿命化を支える
重要性増す点検診断に力注ぐ

橋梁崩壊例に注意喚起
将来を担う人材も育成


 橋梁やトンネル、港湾岸壁などの社会資本の点検・診断を手掛ける『株式会社ハシカンプラ』の代表取締役渡辺元さんは、自ら技術力の向上に努めると同時に、この分野の将来を担う若者の育成にも力を注ぐ。災害列島のこの国で社会資本の長寿命化は、益々重要になるとの判断からだ。
「米国ミネソタの幹線道路高架橋崩落やイタリア・ジェノバの高速道路高架橋崩壊など世界各地で起きている建設後50年超のインフラ事故は、他人事ではありません。我が国も建設後50年以上経過する橋梁やトンネル、港湾岸壁、水門などの社会資本の割合は、今後20年間で加速度的に高くなります。社会資本の維持更新の前提となる劣化状況の点検、診断は重要な業務であり、それを担う人材育成は急務です」
 渡辺さんは、2011年の東日本大震災の直後に同社を設立。工学博士や技術士、土木施工管理技士、建築施工管理技士、測量士、コンクリート診断士などの技術者を擁し、官公庁の依頼を受け、土木構造物の部材単位毎に損傷の状況を把握して補強計画に必要なデータを提供する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ハシカンプラ
TEL/022-342-5361
ホームページ http://www.hashi-kp.co.jp/

常務取締役
井口博 さん
1982年、日本大学文理学部化学科卒業。同社入社の後、製造、社内SE、営業、品証・技術を経て2019年6月常務取締役就任。一級アルミニウム陽極酸化処理技能士、環境計量士(濃度関係)、職業訓練指導員(金属表面処理科)他。
アルマイトと歩み約90年
さらに技術の未来を追求

アルミの表面加工の
第一人者として活躍


 1929年9月、財団法人理化学研究所で「アルマイト」が発明されたことから、『理研アルマイト工業株式会社』の歴史は始まる。各地に創設された「アルマイト加工専業工場」から、1952年に独立した川崎工場が現在の同社だ。「アルマイト」は、アルミニウムの表面を酸化させ、人工的に皮膜をつくったもの。耐食性や耐摩耗性が向上し、用途の幅が大きく広がる。同社は、そのエキスパートとして約90年の歴史を重ね、現在も業界をリードしている。
 身近な家庭用品や建材にも使われてきた「アルマイト」だが、「当社が得意とするのは主に航空業界です」と常務の井口博さん。機内のキッチンや椅子に使用されているアルミニウムのシェアは、世界の約6割にも及ぶという。さらに、大手重工メーカー各社からも認定を受け、ロケットや人工衛星など宇宙でも同社の技術が利用されている。
「今後は、アルマイトを3Dプリンターに導入したり、アルミにアルマイト抗菌剤を導入するなど新しい技術を追求していきたいですね」と展望を語る。
(ライター/ナガノリョウ)

理研アルマイト工業 株式会社
TEL/044-288-5530 Eメール/ mail@alumite.co.jp
ホームページ https://www.alumite.co.jp/

右:特許技術によって設けた処理槽
下:投入槽

代表
野口昭司 さん
米作農家だったが、将来性への懸念から養豚業に転換し、『野口ファーム』設立。悪臭公害対策の延長線上で排尿対策に乗り出し、EM菌を活用した「畜産動物の排尿処理方法」で2013年、特許取得。2015年、中国で特許取得。
家畜の排尿処理に画期的技術
日本と養豚王国の中国で特許

有用微生物EM菌利用
コストの大幅削減実現


 養豚業で苦労するのが悪臭公害や水源汚染を招く排尿の処理。この課題の解決策として有機物を分解消化する有用微生物群EM菌を利用する処理法と処理槽を発明し、日本と養豚王国中国で特許を取ったのが茨城県神栖市で養豚業を営む『野口ファーム』の代表野口昭司さん。養豚の悪臭対策の研究を重ね、効果を確認して確立した技術だ。
 特許技術は、空き地に穴を掘り、ビニールシートを敷いて2個の水槽を作り、エアコンプレッサーを設置する。排尿をEM菌と共に第一処理槽に導き、水中エジェクターポンプで攪拌、初期浄化とEM菌の増殖を進行させ、第二処理槽に導いて攪拌させ最終浄化尿を取り出すシステム。浄化した排尿は、生物化学的酸素要求量が基準の16分の1、窒素含有量は5分の1と水質汚濁防止法の排水基準を大幅に下回る。
「処理のカギとなるEM菌は、中国でも普及していて、日本が逆輸入しているほど。コストも中規模の養豚業者が導入する排尿処理施設の10分の1程度で済みます。普及する素地は、十分あると考えています」
(ライター/斎藤紘)

野口ファーム
TEL/0299-92-3167

左下:モデルハウス「GGMBASE」
中上:牡鹿半島の「はまさいさい」
中下:「二子玉川の美容室」
右上:モデルハウス「GGMBASE」
右下:フットサルショップ「SoL SorriSo」

代表取締役専務
吉田活利 さん (左)
設計から施工、管理までの一貫体制だからこそ、オリジナリティあふれるプランの細部まで、意図が明確に伝わり、クオリティの高い仕上がりが可能になるという。モデルハウス、現場見学会も展開。
設計、施工、管理の一貫体制で
オリジナルな住まいを実現

ポーターズペイントで
味わい豊かな住まいに


「誰の家とも似ていない自分だけの家がつくりたい」
 そんな思いに応える『有限会社吉田建築』。一級建築士事務所「CORE STANDARD」とタッグを組み、設計、施工、管理のワンストップ体制でオリジナリティあふれる住まいを叶える。採用しているのは、SE構法(木造ラーメン構造)。一邸一邸構造計算を行うため、耐震性を十分に確保しながら大空間を実現。基本構造を残しながらのリノベーションも容易となる。
 また、同社は「ポーターズペイント」の宮城正規代理店。オーストラリアで生まれた水性アクリル塗料で、光と影の陰影や、表情豊かな仕上げが特長だ。自然素材を多用した内外装材と相まって経年変化で味わいが深まることも魅力。同社のモットーである「家族とともに成長する家づくり」を体現している。
 同社では、施工棟数を追いかけるのではなく、「一邸入魂」の思いを大切にしているという。だからこそ、家族の今や未来の暮らしを、快適と安心で支え続けることが可能となるのだろう。
(ライター/ナガノリョウ)

有限会社 吉田建築
TEL/022-342-0552 Eメール/ info@y-kenchiku.co.jp
ホームページ http://y-kenchiku.co.jp/

5年後、10年後のイメージで心地良く住める考え方。

代表取締役
堤ひさよ さん
岩手大学人文社会学部卒業。フランス・パリでインテリアで暮らし方に目覚める。インテリアコーディネーター資格を取得後、家具販売店勤務。リビングデザインセンターOZONE勤務を経て独立。
ドアノブから不動産仲介まで
同時に相談できる会社

女性の目線で
住まいづくりをサポート


「つくりましょう、貴方の暮らしが花ひらく住まい」をキャッチフレーズに、女性にインテリアから物件探しまで提供する会社『株式会社アルトベッラ』。ドアノブなどの小さな建材から不動産仲介まで、すべて責任をもってお客様と二人三脚で住まいづくりができるのが同社の強味だ。オーナー自身が家を買うときにまだまだ男性中心の世界なのだと痛感した不動産業界。しかし諦めかけた心を女性の担当者が最後まで丁寧にサポートしてくれ救ってくれた。そんな経験が今の『アルトベッラ』に生かされている。
 同社の事業は大きく3つ。1つ目はご自宅や収益物件のリフォーム、リノベーション。2つ目は家具、カーテン、照明、アクセサリーのセレクトレイアウト。3つ目は不動産仲介だ。
 不動産という大きな買い物に対して親身になって相談できるのは、とても心強いとお客様からの評価も高い。インテリアと不動産仲介でお悩みの方は是非一度足を運んでいただきたい。
(ライター/山城隆輝)

株式会社 アルトベッラ
TEL/03-6233-7267 Eメール/ info@altobella.co.jp
ホームページ https://altobella.co.jp/

京都府内産の木材使用、温故知新の家。建材など一切使用しない大工の手刻みの家。

社長兼大工
北川祐彰 さん
経験豊富で匠の技を有す社長兼大工。手刻みをしながら、骨太でしっかりとした構造の家を築き、永く受け継がれる家を提供。新築からリフォーム、リノベーション、古民家改修まで、自社による設計・施工で実現している。
こだわりの自然素材で築く
永く受け継がれる木の家

社長兼大工の匠の技と
女性設計士の提案力


 今なお古民家が多く残る京都・美山の里山。この地で木の家を丹精に築いているのが『北川工務店』。日本人の心に馴染む理想の家づくりがここにある。特筆すべきは自然素材へのこだわり。木はもちろん、断熱材には木質繊維のセルロースファイバー、防蟻処理には鉱物由来のホウ酸を使用。断熱性や耐久性を高めながらも、ゆくゆくは土へと還る素材を用いている。同時に、匠の技を持つ社長兼大工の北川祐彰さんが、木材を骨太に組み上げて耐久性を高め、永く受け継がれる住まいを実現。自然と共に生き、モノを大切にする心をも継承する家づくりだ。
 永く住み継ぐには、プランニングも肝心との考えで設計にも注力。女性設計士ならではの視点で現代のスタイルに沿ったきめ細かな提案を行っている。施主へのヒアリングや収納・動線設計などへの熱心な取り組み方は、新時代の工務店のスタイルともいえる。北川さんと女性設計士による硬軟併せ持つ木の家づくり、私たちの心に馴染む住まいを求める人にこそ注目いただきたい。
(ライター/ナガノリョウ)

北川工務店
TEL/0771-75-1517 Eメール/kitagawakoum@gmail.com
ホームページ https://www.kitagawakoum.com/

住まいのお医者さんとして「皆さまの家と暮らし」を守る『大工のふじい』。

代表
藤井啓之 さん
18歳から大工一筋。子どもの頃から大工に憧れ、自分の家を自分で建てたいという思いから山形の親方の元で学ぶ。趣味はバイクでの行き先を決めない旅だが、今は「仕事が優先」という。
小さな悩みから増改築まで
住まいの不調に適切に対応

家のお医者さんとして
小さな悩みにも対応


 暮らしの安全を守り、健やかな生活を手助けしてくれる家は、人間と同じように、いずれ「不調」が出てくるもの。そんな時、不調を的確に把握し、サポートしてくれるのが『大工のふじい』。住まいの健康を守り、よりよい暮らしを提供する、いわば「家のお医者さん」だ。
 例えば、ごく些細に見える不調でも、使い続けるうちに傷みが進んでしまうこともある。放っておくと後々大きな修繕が必要となり、工期もコストも大きく膨らむ。傷みが軽度な時にしっかりと直しておくのが一番なのだ。そこで同社では、蛇口から水漏れしている、ドアが開け閉めしにくいといった小さなことにも対応。さらには、内外装のリフォーム、ウッドデッキ工事、大規模な増改築まで、安心して任せられる技術と経験も有す。現場に出る職人へ直に要望や注意点を伝える自社施工店のため、施主の要望も伝わりやすく、間違いも起こりにくい。施主の思いを反映した提案も可能となる。
 ちょっとした不調でもすぐに相談できる「家のお医者さん」は、今の時代、貴重な存在だ。
(ライター/ナガノリョウ)

大工のふじい
TEL/045-581-5819 Eメール/ info@daiku-no-fujii.com
ホームページ https://www.daiku-no-fujii.com/


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