令和のベストヒット大賞 2021

犬は犬らしく
人は人らしく

　欧米では、犬と人との関係が日本とはやや異なるという。古くから大型小型を問わず、室内飼いが一般的で人間との距離が近く、より家族としての感覚が強いことが一因かもしれない。動物に対しての接し方も愛護精神だけではなく、近年は動物福祉という痛みや苦痛を与えない考えをより重視する傾向にあるという。トレーニングも例外ではなく、より動物に寄り添った考えが導入されているそうだ。
　そんな動物福祉先進国アメリカで経験を積んだスタッフによるドッグトレーニングが受けられる『the Beach Dog』。預かりトレーニングや出張トレーニングだけではなく、愛犬それぞれの性格に合った遊びやトレーニングを通『犬の幼稚園』もある。また、トリミングを行う際には、カットやシャンプー・爪 切りが苦手な子でも楽しく受けることができるよう、トレーニングをしながらの施術もしてくれる。ペットホテルも24時間管理でよりストレスの少ないケアを導入している。
（ライター／今井淳二）

TEL／0956-46-0535　
Eメール／thebeachdog@hotmail.co.jp

ホームページ　
http://www.the-beach-dog.com/

子どもたちが大人になった時に
帰って来られる場所をつくりたい

『Ｈｅｒｏ ＦＣ』は、静岡県吉田町を拠点にした子どもたちのサッカークラブチーム。個人技を磨くことが主体だが、実際はそれだけでないことも確かだ。代表の八木勝之さんは、「子どもたちがサッカーを通して自分で考え、行動できるように育てたい。そしてサッカーを通して生きる力を身につけてほしい」と語る。その言葉通り、時に厳しく、時に少年たちの悩みに真正面から寄り添う。ある時は、悩んでいた少年の学校進学に伴って、保護者と一緒に学校見学に行ったこともある。周囲から「八木学校」といわれているのにもうなずける。
　クラブでは、ドッヂボールや遊具を使ったユニークな運動能力を上げるトレーニングや肝試し付きの合宿などもある。濃密な時間の積み重ねの中で、子どもたちの精神面をも育み、チームとしての絆も深めていくのだろう。そして八木さんは「彼らが大人になった時に、帰ってくる場所でありたい」と願う。
　子どもたちが大人になり、八木監督のいる『Ｈｅｒｏ ＦＣ』に、「ただいま」といいながら走り寄ってくる姿が頭に浮かぶ。
（ライター／ナガノリョウ）

TEL／090-2180-4960　
Eメール／hero@e-ml.net

ホームページ　
https://herofc.info/

人生で夢中になれる
何かをつかんでほしい

「サッカーから広がるコミュニティを大切にしてほしい」
　そう語るのは、滋賀県・岐阜県を拠点にする『デサフィオサッカースクール』代表の寺前徹さん。様々な地域や学校から集まってくる子どもたちだからこそ、ここで出会う貴重な縁を大切にしてほしいという。実際、スクールで指導にあたるコーチの一人は、寺前さんが中学生時代に通っていたクラブのチームメイト。以降、二人は互いに異なる道を進んでいたが、巡り巡って現在は同じ志を持つ人生を歩んでいる。
　寺前さんは、指導者であると同時に教育者でもある。サッカーを通して挨拶や礼儀、仲間意識を大切にできるよう子どもたちを育む。子どもたちは自然に人間性を磨き、それが大人になってまた新たなコミュニティを築く時に、有意義な何かを生み出すきっかけになる。
　幼児から小学校６年生までが対象のサッカースクールではあるが、ここは人生に大切なことを学ぶコミュニティ。「人生で夢中になれる何かをつかんでほしい」と語る寺前さんの声には、熱い想いがあふれている。
（ライター／ナガノリョウ）

TEL／090-1595-2017
Eメール／desafiofs.shiga2017.offical@gmail.com

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https://www.desafio-fs.com/