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木を活かしてやすらぎを重視
心地よい住まいづくりを実現

『ペレットストーブ』
『モルタル造形』で個性ある家に


 愛知県高浜市を拠点とし、主に一戸建ての木造住宅の新築を中心に、より住み心地の良い木造住宅にするための増改築・リフォーム、住宅メンテナンスなど、住まいに関する悩み全般を承っている『daiasa wooden builder』。
 家は、人生の半分以上の時間を過ごす重要な場所。建てる方は誰しもが、快適で使いやすく、格好良く、丈夫で安全になど様々な希望や夢を抱く。同社はその思いを大切に丁寧にカタチにしていく。さらに、「木の家」での暮らしをより一層心地よいものにするため、「木」を使ったインテリア商品を造り出す。木に関わることなら、なんでも相談に乗ってもらえる。
 会社のスタートは、1940年と歴史は長い。代表杉浦雅之さんの祖父、杉浦浅二さんが、大工の浅二であるところから、「大浅建築」と看板を上げたのが始まりだ。戦後の復興期を地域の大工さんとして仕事一筋に活躍。やがて二代目の義治さんが高度経済成長期に仕事に精を出し、三代目として現代表の雅之さんが家業を継いだ。脈々と流れる大工の血を受け継いだ、いわばサラブレッドだ。
「歴史ある大工の建てる家」というと昔ながらの和風建築を思い浮かべるかもしれないが、杉浦さんが手がける家は木の質感を活かしたモダンなスタイルやセンスが香るアメリカンアンティーク、新鮮な感覚のモダン和風など今の時代に合ったデザイン。建てる方一人ひとりの好みや希望に合わせて、プロならではのアイデアとセンスを込めた家づくりを実現している。
 同社の強みは、木の強さや断熱性、吸湿性といった性能を活かした木造住宅を熟練の職人により、高品質かつリーズナブルなコストで実現することにある。木造軸組工法で建てる家は、設計の自由度が高く、思い通りの空間を実現しやすい。また、壁紙やカーペットは時としてアレルギーやシックハウス症候群の原因につながることがあるが、木造住宅はそれらが必須ではないため、健康面でもメリットが高い。杉浦さんは、木を知る大工として、木の持つ特性をフルに活かした住まいづくりに取り組んでいる。
 さらに、杉浦さんは住まいの快適さを支える性能面についても、最新の技術を導入。その一つが「エアサイクルの家」特約工務店であること。自然のチカラで壁の中の空気を循環させ、家中の温度と湿度をコントロール。キレイな空気に包まれて、夏はカラリと涼しく、冬はじんわりとあたたかい家をつくるシステムの導入で、木のぬくもりを感じながら一年中を快適に暮らせる住まいを実現している。また、リフォームでもすぐれた技術を発揮。木造住宅の寿命をより伸ばすとともに、現代の基準に合わせた耐震性を持たせることも実現する。過去にリフォームで嫌な思いをしたことがある方でも、同社の誠実で品質の高いリフォームがきっと満足をもたらすはずだ。
 杉浦さんが住まいへの導入を積極的に勧めているのが『ペレットストーブ』だ。燃料に使うのは、木質ペレット。主として木材工場から排出される樹皮やおが粉、端材などを原料とする木質バイオマスで、地球にやさしいエコな燃料。薪ストーブと似ているようだが、比較すると設置工事がより簡単で導入コストを抑えられる。薪割りの手間もなく、煙や灰の量も大幅に少ないために手入れも楽とあって、圧倒的に扱いやすい。遠赤外線効果で体の芯まで暖め、血行を良くする効果もあるという。何よりも炎の見える『ペレットストーブ』は、心を休め、家族を集める求心力がある格別な存在だと杉浦さんは語る。
 また、近年は『モルタル造形』にも力を入れている。『モルタル造形』は、欧米から渡ってきた技法で、モルタルを塗って柔らかいうちに削り、塗装をして仕上げるもの。木や石、レンガ、アイアンなど様々なモチーフを表現でき、テーマパークなどの多彩な造形にも多く用いられている。外観などのアクセントとしてぴったりの技法だ。
 レトロ調やビンテージ調が好きという一方で、新しい技術の導入にも熱心な杉浦さん。木や火にこだわりながら、住む人らしい暮らしをこれからも創りあげていくことだろう。
(ライター/ナガノリョウ)

daiasa wooden builder by 住処工匠大浅
TEL/090-8554-2178 
Eメール/daiasa@katch.ne.jp
ホームページ 
https://daiasa-dwb.com/


信念の丁寧で良質な仕事を貫く
基礎工事30年超のマイスター

妥協を許さぬ現場作業
妻が側面からサポート


「余所では決してやっていないような、丁寧で良質な仕事を徹底してやろう」
 建設業界で基礎工事一筋に30年超、『有限会社信和土建』の代表取締役宍戸信照さんが守り続けてきた信念だ。その努力の結晶として、卓越した技術を持つ匠を意味するマイスターの称号や全国工務店グランプリで優れた職人に贈られる「匠の盾」を獲得するまで高めた職人技を支えたのは、最適の工法や道具を追求する強い意志だ。建築、建設業界で後を絶たない手抜き工事とは真逆の厳格な工事で実績を重ねる宍戸さんに仕事と向き合う姿勢などについてお話を伺った。

―丁寧で良質な仕事を目標に掲げた理由をお聞かせ下さい。

「理由は、三つあります。少年期から父の仕事を手伝い、父が病に倒れた後、会社を引き継ぎましたが、学歴がなく、信用を得るための資格試験も満足に受けられない状況下で生き残っていくためにはこのスタンスしかないと考えたことが一つ。二つ目は、お客様は家を建てるために総額何千万円という費用をかけていらっしゃいますから、そのうちの一部を担わせて頂いている以上、手抜きは絶対許されないと考えたこと。そして三つ目は基礎工事の重要性です。基礎工事は建物が完成すれば見えなくなる工事ですが、その出来具合は建築の後工程に影響しますし、なにより建物自体の強度や安定性にかかわりますので、設計通り仕上げなければならないからです」

―基礎工事は、具体的にどのような工事なのですか。

「基礎とは土木構造物や建物構造物を支持し安定させるための土台となる部分のこと。構造物からの力を地盤に伝え、構造物を安全に支える機能をもつ構造です。建物自身の重量や地震などの色々な外力で建物が倒壊しないよう建物を支える役目も担います。工事に着手する前に建物の正確な位置を出す丁張り、掘削、砂利引き、防湿シート敷設、コンクリ―ト流し込み、基礎天端均し、鉄筋組み、基礎外周の型枠組み、床の生コン打設、 内部の型枠組み、アンカーボルト設置、生コン打設、養生、型枠外し、仕上げなどの工程があります」

―現場では、具体的にどのように作業しているのですか。

「工事では図面通り、水平垂直の施工をすることが最も重要です。丁張り作業は昔ながらの水糸を使って誤差をなくしています。穴掘りは原則として雨が降っても崩れないように機械を使わずにスコップで根気よく掘り進めます。手掘りは難しい地形にも対応できますし、何より仕上がりが美しく、無駄な土も出ません。その後の砂利引きもコンクリートの厚さが変わらないように土質を見極め、砂利の大小を判断しながら引いていきます。コンクリートを流し込んで均す作業では、気温や湿度の高低によって乾燥したり、伸び縮みしたりしてひび割れることがないよう、外気温に応じて打設強度を変える強度補正をしながら設計強度になるように作業を進めていきます。作業は時間との勝負であり、朝から晩まで気の抜けぬ作業が続きますが、1ミリの凸凹も、はみ出しもなく、角も90°に美しく均し、鏡面のイメージに仕上がるよう力を尽くします」

―そのコンクリート打ち作業の完成度の高さが評価され、マイスターの称号が与えられたとお聞きしました。


「第三者住宅検査機関のホームリサーチ社が職人の技術を判定し、マイスターを選定する制度で、最高位の三つ星の転圧マイスターと配筋マイスターの称号をいただきました。転圧面は全面にわたって均一な仕上がり、配筋は整然とした規則正しい施工状態、アンカーボルトの設置状況も寸法に誤差が殆ど見受けられず、すっきりとした配置、基礎外周部も養生がされ、汚れに対しての気遣いが窺える状態などと評価していただき、努力した甲斐があったと今も思っています」

―道具にもこだわりがあるとお聞きしました。

「道具は職人の命というように、最善の仕事には最善の道具が必要と思っています。コンクリートを均すコテは左官コテ作りで約100年の歴史がある兵庫県三木市の梶原鏝製作所の名工の手になるコテを使っています。用途や素材、サイズの異なるコテを揃え、現場の形状やタイミング、季節、気温によって使い分けています。コンクリートを叩いて不要な水や空気を除去して密度を高めるタンピングに使うタンパーも知り合いの鉄骨会社に作ってもらったオーダー品です。また、作業に使うドリルや削岩機など建設用電動工具もリヒテンシュタイン公国の世界的な企業ヒルティ社製の高級工具を導入しました。こうした道具類を生かしながら、これからも、信念にもとることなく、妥協を許さぬ姿勢で基礎工事と向き合っていきたいと思っています」
 職人魂の塊のような宍戸さんを「自分というのをしっかり持っている人」と目を細めるのが妻の直美さんだ。中学の同級生で、結婚して24年になる。音楽教室のエレクトーンの先生から異次元の職人の妻になった直美さんは「夫の縁の下の力持ちになりたい」と、事務を担当したり、時に資材を現場に運んだりして仕事の下支えに励んできた。
 宍戸さんはバイク好きで、2年がかりでピカピカに磨き上げた、4気筒エンジン搭載の400FXバイクに乗っている。エンジンの調子が悪いと、はるばる兵庫の専門店まで直しにいくほど。急ぎの用があるときなどは、バイクで格好よく工事現場に乗り付ける。
 宍戸さん夫婦の楽しみの一つがファッション。お気に入りは、1988年に設立され、手作りのシルバーアクセサリーやレザー製品、アパレルラインで知られる米国の高級ブランド、クロムハーツの製品。時間があれば、東京・銀座の「クロムハーツ ギンザ」へ足を運び、新作や限定品が出ると担当の店員から連絡がくるほどだ。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 信和土建
TEL/042-763-4443


建築現場の作業効率飛躍的に高める
特許技術を積み重ねた先進足場工法

上下水平に自在に移動
人手不足の建築界評価


 高層建物など大規模建造物建築の作業効率を飛躍的に高める技術がある。『深田鉄工有限会社』の二代目代表取締役深田晃弘さんが発明し、2019年に特許を取得した『張出プラットフォームを備えた仮設足場』。これに加え、現代の名工に認定された先代代表取締役深田義徳氏の「足場組立方法」や「昇降式足場」「高所作業工法」など数々の特許技術を有機的に結びつけた『深田式パーフェクト工法』は、現場全体を覆う従来の枠組足場と比べ、作業効率の向上、工事エリアの有効利用、工期の短縮、資材の大幅削減によるコスト低減に大きく貢献し、人手不足に悩む建築業界で高い評価を得ている。
「『張出プラットフォームを備えた仮設足場』は、高層建物など構築物の外部または内部で構築物に寄り添わせて設置するような大型の仮設足場に関するもの。大型ゴンドラを吊り上げることができず、ゴンドラの幅より短い建材しか載せることができなかった従来の荷取りステージの課題を克服し、高所位置で床面積の広い作業スペースを設けることができ、しかも作業スペースに対して長尺物などの荷上げを容易に行えるようにしたものだ。
 具体的には、トラス(梁枠)支柱を組み合わせた吊上げ装置パーフェクトビームの上に足場を組み、電動装置で作業床を上下水平に移動できるようにしたもので、吊上げ装置パーフェクトビームは450×450㎜のトラス支柱を採用し、組み合わせる。支柱間梁にはワイヤーを張弦工法で組み立てるので、支柱間の距離を飛ばすことが可能で、下部作業スペースの有効利用を図ることができるのも特長だ。
 この技術も利用した『深田式パーフェクト工法』は、設置場所や使い方、形状によって、「内部移動式足場」「外部移動式足場」「移動式成型機構台」「素屋根・大型飛散防止建屋」「大仏さん(大型高所作業車)」の五タイプのバリエーションがある。
「内部移動式足場」は、パーフェクトビームを使用し、一部分の足場を組立て、支柱脚部に移動装置、レールを設置する。建物の内部全面に足場を掛ける一般的な足場と比べ、組立・解体日数の減少に伴う工事日数短縮と危険作業の減少、扇型や円形の建物でも設置が可能。建物内部にクレーンが入れない場所での組立・解体ができ、天井作業でも地面と同じように作業をすることができる。また、作業工程の中で足場の高さを変えるスライド・レベルダウンができ、しかも作業床の下に空間ができるので、資材の整頓なども問題なくできる。移動機構を付けない場合は固定足場として施工できる。工場や体育館、ホールなどの鉄骨工事、天井工事で力を発揮する。
 この足場を採用した代表例が神奈川県横浜市で施工した大規模建造物の外壁仕上げ作業。屋根が傾斜角度約40度の切妻形状で、屋根鉄骨の梁高さがあるため、2台の移動足場を組み立て、平面の移動を縦と横に移動ができるように長さが155mの上下2段のレールを採用して組み立て、高さが約37mの足場には走行速度が分速10mの電動台車を取り付け、稼働はレールの上を走行する形をとった。
「外部移動式足場」も、パーフェクトビームを使用し一部分の枠組足場を組立て脚部に移動装置、レールを設置する。京都府城陽市で施工した建造物の外壁仕上げ作業用移動足場がその一例。支柱ビームをガイド支柱として門型に組み立てた後、枠組足場を重機で吊り上げて門型支柱間に吊り込んで組み立てた。レール長さは900m、足場の高さ約17mで、足場の最下部には走行速度が分速10mの電動走行台車を取り付けた。
「移動式成型機構台」は、大型倉庫や工場などの屋根折板工事の作業効率を飛躍的に高める機能を持つ。通常、屋根折板工事では、成型機を地上に設置して大型クレーンで吊り上げて施工する場合と、屋根レベルに固定の構台を設置後、成型機を載せて成型し、多くの人力で設置場所まで持ち上げて移動する方法で施工されるが、「移動式成型機構台」は屋根レベルにパーフェクトビームを使用した構台を設置し、移動装置、レールを設置することで施工する場所まで細かに移動することができ、工期短縮、コストダウン、危険作業の減少につながる。
「素屋根・大型飛散防止建屋」は、城や寺社、五重塔など国宝や重要文化財の修理、焼却場などの解体時に飛散を防止する仮設屋根などで活躍する。あらゆる屋根形状の屋根勾配に角度を合わせることができ、どんな高低差でも各柱の高さを調整して合わせることが可能で、改修部分の開放をせずに天井にクレーンを取り付けて資材の搬出入もできる。壁面の足場取り付けもできる上、屋根を移動させることによって一方から梁を乗せ、移動させることも可能だ。さらに素屋根内部に広大な空間を設けることができるので障害物なく、天候の影響も受けず作業できる。これまでに伊勢神宮式年遷宮(外宮)、浅草寺本堂、身延山久遠寺五重塔、松山城天守閣、興福寺中金堂、熱田神宮本殿などの工事で採用された。
「大仏さん」は、35m~53mの高所で360度回転する大仏さんの大きな手のような作業床で、先代社長の特許技術「高所作業工法」が基盤。床面積は10㎡(5m×2m)あり、一般的に多くの現場で使用している重機の先端に取り付けができるような構造になっている。360度回転することによって建物に密着する。作業床には水平維持装置や過負荷防止装置などの安全装置があり、高所でも安全に作業することができる。高所の看板取換工事や鉄骨建屋の解体工事などで活躍する。
 同社は、1958年の創業。関西地区を中心に九州、中部、関東で体育館や工場、プール、文化会館、寺社、空港、吹き抜け空間のあるアトリウムなど広範囲の建物の内部、外部の足場を数多く手がけ、着実に施工実績を積み重ねてきた。その伝統を受け継ぐ深田さんの探究心は強まる一方だ。
「これまでの施工実績をベースに、市場性の高い魅力ある工法の研究開発に取り組み、多くの作業所へ安全で低コストな仮設設備を提供していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

深田鉄工 有限会社 (FTK)
<本社>TEL/078-841-1669
<東京営業所>TEL/ 03-6423-1738
ホームページ 
http://www.ftk-kobe.com/


問題解決型不動産コンサルで活躍
知見と経験で難問の最適解を追求

不動産相続案件も解決
事実関係の把握を重視


 権利、利害が複雑に絡み、一つとして同じものがない不動産の難問を深い専門知識と豊富な経験、卓越した調査能力で解決に導く問題解決型不動産コンサルティングで存在感を高めているスペシャリストがいる。公認不動産コンサルティングマスターや不動産有効活用専門士、相続対策専門士などの資格を持つ『日経管財株式会社』の代表取締役大川日出幸さん。対応する案件は、不動産がからむ相続や事業承継、倒産、税金対策、借地や底地の整理、空き家の処理、土地の活用など多岐にわたり、多角的視点で最適解を追求する。
 大川さんのコンサルティングを特色づけるのは、不動産問題に向き合うスタンスが明確なことだ。
「戸建て、マンション、アパート、オフィス、倉庫、ビル、土地、農地、空き家など多種多様な不動産が持つ問題は千差万別であり、奥の深い三次元的な世界です。これを扱うには、不動産の知識はもとより、法律、土木、建築などの総合的な知識も不可欠です。世の中の不動産トラブルを紐解いてみると、大半が事実を事実として把握できていないために起こっていることにたどりつきます。逆にいえば、不動産の現実の姿と取り巻く環境など事実関係を包括的に調査し、100%の事実を把握できれば、不動産トラブルは防げるのです。この観点から、事実を事実としてお伝えすることこそがお客様にとって最も有益なことであり、最大のリスクヘッジになると考えています」
 こうしたスタンスの下で、近年、特に力をいれているのが不動産の絡む相続問題の解決だ。
「一般的な不動産の相続対策といえば、ローンを組んで投資マンションを買ったり、アパートを建てて借金をしたり、生命保険に入ったりと大体手法が決まっています。たしかにそれらは相続対策の一つとしては有効かもしれません。しかし、当社では、本当に借金や保険が次の世代として受け継ぎたいものなのかをもう一歩踏み込んで考えていくことが、お客様にとって最良の相続対策だと考えています。精細に現状を把握し、何が相続対策として有効なのかを中立な立場からアドバイスしたり、不動産を売却したり更地にするお手伝いをしたり、パートナーの士業さんと連携して法律問題や権利関係をクリアしながら解決していきます」
 相続問題で相続人を悩ます相続税対策は、税制改正で2015年1月から相続税の基礎控除額が40%下がり、課税対象となる被相続人の人数が大幅に増えたため関心が高く、顧問税理士との連携で周到に進める。
「お客様に最適な相続税対策を立案するために、現在のお客様の財産状況を棚卸し、将来相続税がいくらかかるのかを試算した上で、相続税を軽減するための課題を明確にし、行うべき対策を提案します。また、生前対策として、試算結果に基づいて、考えられる生前対策のパターンごとに、お客様に添った相続税、贈与税のシミュレーションを行い、一次相続で相続人となった配偶者などが亡くなった後に起こる二次相続を考慮した、お客様にとって最適かつ具体的な生前対策プランを提案し、それぞれどの程度節税効果があり、どのようなメリット、デメリットがあるのかを記載したシミュレーションレポートを提示します。また、相続税の減額を考えるだけではなく、円滑で争いが生じない財産承継、事業承継も合わせて提案します」
 大川さんは、不動産問題を抱えた中小企業の支援にも力を注ぐ。事業承継の関連で工場や社宅の売却や放置されている土地の活用、会社の倒産絡みで連帯保証や競売に至る前の話し合いや任意売却に向けた交渉などのサポートがその一例。富裕層の税金対策として財団や会社を作るケースもコンサルティングの対象だ。
 また、借地権(建物を建てるための土地利用権)や底地権(地代収入を得ている土地所有権)にまつわる問題や空き家問題など利害が複雑にからむ問題や少子高齢化など社会状況の変化が背景にある問題の解決にも親身に向き合う。
「バブル絶頂期の1992年に借地借家法が改正されて制度が変わり、それ以前より借地している案件でのもめごとが多くなっています。それをお互いが納得するような形で更新を行うお手伝いをします。空き家問題は、主に四つのケースがあります。子どもが巣立って親世代が施設やマンションに移るケース、相続をしたものの誰も住まないケース、兄弟で共有し倉庫などになっているケース、所有者がわからなくなっているケースです。これらの空き家を子どもが多い母子家庭などの安く住みたい人に斡旋したり、大学の部活に安く貸し出したりするマッチングを行うほか、貸し方がわからないという所有者の賃貸契約も手助けします」
 空き家問題について大川さんは、人口が減少する中で新築を建築し続ける建築業界の構造も絡む社会的課題ととらえて取り組み、NPO法人横浜市まちづくりセンターの空き家対策推進事業部会の副部会長も務めている。こうした個人や法人の固有の事情が絡む不動産問題だけでなく、不動産全般の悩みに応えるのも大川さんのコンサルティングの仕事だ。その象徴がマイナス不動産を少しでもプラスに近づける手助けだ。
「収益率が悪い不動産など所有しているだけで金銭的な不利益を被ってしまうような不動産や、何年も放置状態になっており、どう処理すれば良いかが分からない不動産、居住者が死亡し、なかなか買い手が見つからない心理的瑕疵物件などをマイナス不動産と定義しています。連帯保証で不動産が抵当に入っている、賃料が低すぎて利回りが低い、建物が建築基準法で不適格といわれている、建て替えができないといわれている、道路問題を抱えている、共有不動産の分割ができない、などといった問題を抱えた不動産も含まれますが、問題の性質を的確に把握し、マイナスの要因の解消に知恵をしぼります」
 ヒヤリングと現地調査を踏まえ、知見と経験を生かしながら、最善の着地点に導いていく周到なプロセスに大川さんの実力が示される。
(ライター/斎藤紘)

日経管財 株式会社
TEL/045-323-9211 
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https://www.nikkeikanzai.co.jp/


ドイツのミューラー理論を重ね
女性美の追究でファッション表現

OEM・ODM・オーダーメイドで
実績と信頼を蓄積


 東京都世田谷区に事務所をかまえる『株式会社本橋企画』。女性の美への追求を充足し、精神的満足のある人生を過ごすための衣服製作をめざす企業だ。外注パターンの作成やグレーディング、サンプル縫製から、立体グレーディングを伴う様々なOEM・ODM企画、さらには体型研究のスクール・セミナーまで、幅広い事業に取り組んでいる。
 パターン作成とは、衣服の型紙を起こす仕事。デザイナーの提案するデザインを忠実に再現するためには、立体のデザインを平面の布地からどう形作るか、パターンの高い技術が問われる。どんなに美しいデザインであっても、高級な生地を使っていても、素晴らしいパターンなくして、「いい服」は成立しないのだ。ファッション業界においては陰の主役ともいうべき、まさに要の存在である。同社ではジャケットやパンツからフォーマルドレス、ステージドレスなどに至るまで、婦人服全般のパターン作成を手がけている。
 代表でありデザイナーの本橋奈枝子さんは、1970年からデザイナーとして活躍し、婦人服を知り尽くした豊富な経験の持ち主。「服飾は、人々が個性や職業、人生観を表現するために必要であり、重要な文化である」というのが本橋さんの掲げる理念だ。本橋さん率いる同社では、現代の時代背景の中でファッションをより的確に表現するため、長年培ってきた婦人服製作の経験と、研究してきたドイツのミューラー理論を重ね、さらに構築的なパターン設計を探求し、女性の美への追求を充足していきたいと考えているという。
 ミューラー理論とは、ドイツのミカエル・ミューラーによって提唱されている「立体造形論」で、「立体のバランスに美しさの基準を求める」西欧的な美意識を基礎としている。立体としての人体の構成を数値的に認識し、身長とバストとその他の部位との相互バランスの中に美しさの基準があるという考え方だ。縦のバランスは、身長、横のバランスはバスト寸法が基準となり、その他の部位は、身長とバストの絶妙なバランスで構成されている。この相互関係を数値で解明するというバランス計測の数値を使い、立体である体型を、平面パターンに表現していく。そのためには身体の曲面を、縦、横、厚みの3次元でとらえることが基本となる。この理論に基づいてデザインされた衣服は、ほどよいゆとりを持ちながらもすっきりとしたきれいなシルエットを実現。服が人に寄り添ってくれるような、心地いいフィット感を生むのが特長だ。例えば身体に合うものを見つけるのが難しいアイテムといえばジャケットだが、肩甲骨あたりには十分な余裕をもたせ、背中のS字に沿うように背中心線をウエストからヒップにかけて垂直ではなく傾斜をつける。脇のラインも体に合わせてやや傾けるなどして、着やすいゆとりをキープしながらも、背中の美しいシルエットを実現。同時に前身頃裾の吊りあがりも解消するなど、着て美しいラインを叶える。骨格と筋肉の流れを意識した立体裁断、立体パターンにより、ぴったりとしたタイトめのラインでも、ラクに着られるという。
 また本橋さんは、グレーディングにも体型を徹底分析するこの理論を導入している。グレーディングとは、標準寸法のパターンをもとに、大小のサイズパターンをつくること。例えば、基準となる9号サイズでデザインされた服をサイズアップする際も、本橋さんは、単に図面を平均的に大きくするグレーディングは行わない。サイズがアップすることで実際のシルエットがどう変わるかを研究。厚みが増加する部位には必要なゆとりを持たせたり、シャープに見せたいところは、9号サイズのシルエットをキープしている。バストの厚み分は前丈、背中の厚み分は後ろ丈を長くとることで、斜めジワやたるみ、前裾の吊りあがりを解消。体型に合わせて、三次元的な調整を行うことにより、たとえ大きなサイズでも、ワンサイズダウンして見えるほどのすっきりとしたフォルムを実現できるのだ。
 同社では、ミューラー理論に基づく体型研究のスクールも開講。初心者から経験者まで、パターン作成やグレーディングの基礎をしっかり学べると評判だ。
 女性の美を求める心に応えてくれる『株式会社本橋企画』のデザイン。さらなる発展が楽しみだ。
(ライター/ナガノリョウ)

株式会社 本橋企画
TEL/03-3705-6674 
Eメール/motohashi-mp@almond.ocn.ne.jp
ホームページ 
https://motohashi-kikaku.jp/


学びと読書で人生の座標軸を形成
積極的保育の根底を支える探究心

情報に流されぬ生き方
気ばらしから行へ実践


 読書体験が人格形成の血となり肉となり、生き方の座標軸を形成していく。そんなプロセスを彷彿とさせるのが、独自の「積極的保育」論を確立し、45年間保育園を運営してきた幼保連携型認定こども園『大東わかば保育園』の園長山本良一さんの歩みだ。積み重なった思索の中から伝えたい思いが時として言葉となって表出することがあるという。その一例が卒園式で保護者たちに語り掛けた言葉だ。「気ばらしから行へ」。行は修行の行を指す。ネット上で刻々と更新される情報に流されかねないこの時代、立ち止まって考えるヒントになる言葉だ。  山本さんは、『大東わかば保育園』を開園した1976年に発行した第一号の園だよりで、情報とどうつきあえばいいかについて書いた。 「まだインターネットや携帯電話によるメールなどはなかったのですが、テレビや新聞雑誌などのマスコミの活動が活発になっていろんな情報が生活の中に溢れ出し、人間が受け身にならざるを得ない状況に問題を感じていたのだと思います。現代という社会の中で生きているかぎり、個人個人の深層に不安感や焦燥感や不信感などの消極的な観念が沈殿してこざるをえない状態になってきます。その結果、真善美を感じる力がおとろえ生きるよろこびを失い、他人の気持ちが分からなくなり、人間不信の気持ちが増大してきます。このような状態を忘れたりマヒさせたりするためいろんなものが存在しています。スポーツや趣味に没頭することによってある程度の変革のようなことが起こる可能性があるとは思いますが、時間つぶし、気ばらしでは何も変わらないのです。そんな思いが募ったのか、卒園式の園長挨拶をしているときに突然自分の口から出てきたのが、気ばらしから行へという言葉だったのです。全く自分でも驚いたのですが、それ以来ほとんど毎年話すようになりました」  行の言葉の背景には、山本さん自身の行動があった。在野の教育者和田重正氏(1907年~1993年)の著書「あしかび全集」をはじめほとんどの著書を読んだときの経験だ。 「和田先生の著書『葦かびの萌えいずるごとく』の中の『空気のように』『本心を生きる』『眼を開けて』『いのりましょう』『生きるとは選択である』『今が一生』『今すぐ立派な人になれる』『美しい心』『良いことはする』『安心してまごころを丸出しに』『心配することはない』『奇跡的な問題解決力』などの文章を200回から300回と読むことによって変革を徐々に体験したように思います。読書する時にはよくBGMとしてクラシック音楽、主としてモーツァルトをCDで聴きます。また、我流の調和息をほとんど毎朝5分から10分間しました」 この後、山本さんは心身統一法を広めた思想家中村天風氏(1876年~1968年)の講演集著作やCDを読み聴くことを繰り返す。 「和田先生の文章を繰り返して読むことによって得られた変革が、中村天風氏によってさらに力強いものになったことを覚えています」  数々の読書歴の中で山本さんが決定的に影響を受けたのが、中村天風氏の「人生成功の哲学」だ。 「天風哲学は観念要素の更改、積極観念の養成、神経反射の調節をその教えの三本柱とし、科学的であり、肉体から魂に全るまでを救おうとする意志に貫かれたものです。長年親しんできた無意識の世界を意識化することによって精神の健康をもたらそうとするユング心理学による臨床心理経験の知見を基礎とした河合隼雄先生の著作と和田先生の教えに親しんできた私にとっては、わかりやすく、生きる意味を深く知ることができるとともに、混迷状態にある現代に生きる多くの人を救う力のあることを確信できる希望の哲学であると思えるのです」  山本さんは、福祉の世界に踏み出す前段から探究心に燃え、福祉の道を志して入学した関西学院大社会学部社会福祉・社会学コースでは、社会福祉学者岡村重夫教授の講義を受け、社会福祉は個人の社会関係の主体的側面の調整を主とした役割とするという理論を学んだ。また「医療におけるケースワークの実際」の著書がある杉本照子社会学博士からケースワークについても学んだ。松本英孝公立新見女子短期大学教授の「主体性の社会福祉論|岡村社会福祉学入門」からも知識を吸収した。この後、社会福祉学者で後に同大学長を務めた武田建教授と岡村教授の導きで大阪市中央児童相談所の児童福祉司として歩み出したのが保育園経営とつながっていく。  コロナ禍が広がり出したときには、愛読書のいくつかを思い出し、保育園での挨拶で取り上げた。破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功し、血清療法を確立した細菌学者北里柴三郎を物心両面で支えた福沢諭吉が明治の政治家や実業家などに宛てた手紙を収録した「福沢諭吉の手紙」。天災や疫病に苦しんだ平安末期から鎌倉、室町時代に至る中世を描いた作家中野孝次の「中世を生きる」はその一端だ。 さらに、京セラの創業者稲盛和夫氏の「稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか」を読み、「人類もいま、地球に対し、また他の動植物に対して、あまりにも自由に振舞ったために、自然環境という大きな存在からしっぺ返しを受けつつある。環境問題も含めて、目覚めよ、人間と呼びかけられているような気がします」という下りを、コロナ禍と重ね合わせ、透徹した眼力に驚いたと回想している。稲盛氏と哲学者梅原猛との対話集「哲学への回帰」も愛読書に加わった。  山本さんが確立した「積極的保育」とは、「現実的な諸問題にとらわれずに、子どもの力を信じて伸ばしていくことを第一に考えて、保育に取り組む姿勢」だ。数々の学びや読書から得た知見がその根底を支えている。『大東わかば保育園』では現在、約110人の子どもが在籍し、保育教諭、栄養士、看護師など合わせて約25人のスタッフが保育する。その運営を貫くキーワードは安心、信頼、感動だ。 
(ライター/斎藤紘)

社会福祉法人 弘法会 認定こども園 大東わかば保育園
TEL/072-878-4121


笑顔のチカラで老後を元気に! を理念に
老人・介護施設の悩み解決に奔走

親身な支援活動を貫く
手品師白血球の心意気


 愛知・名古屋の介護施設が笑顔に包まれた。お年寄りたちが目を輝かせて見つめるのは、全身を白タイツに包んだ「手品師白血球」。「笑顔と幸せをお届けする」介護芸人を標榜する小宮拓郎さんのマジックショーだ。本業は、老人ホーム・介護施設探しを手助けなどする非営利型の一般社団法人『スマイルケア名古屋』の理事長。かつて吉本興業で約10年間、活動した元芸人。その経歴と今の仕事を結びつけたのも「笑い」だ。「笑顔のチカラで老後を元気に!」を理念に掲げ、介護の現場の悩みを解決するために奔走する。
「人生に転機が訪れたのは、四十歳の時。祖母が認知症になってしまったのです。認知症グループホームに入所した祖母のところへ行き、言葉が伝わらなくなってしまった祖母にどうにか笑って欲しいと考えた末、自分のできる手品のネタを披露してみることにしました。すると、祖母だけでなく、他の入所者や職員たちにも笑顔の輪が広がったのです。この時に笑いの力、笑顔の力で高齢者から元気を引き出す大きな可能性を実感しました」
 その後、ボランティアで各地の施設をまわってマジックショーを披露しているうち、「白タイツの『白血球』という元芸人が、マジックショーで施設を回っている」という噂が噂を呼び、年間百件にのぼるステージをこなすなど活躍の場が広がっていった。この活動の中で知った介護現場の実態や悩み事が介護現場を支援する仕事につながっていく。
「介護の現場では、高齢者のお世話をされる介護職員の人たちに笑顔が少ないということが日頃から気になっていました。様々な職員さんとの会話から悩みを聞き出していくうちに、その原因がわかったのです。それは労働環境の過酷さ、真因は介護職員の不足でした。入所者さんの世話で手一杯、レクリエーションまで手が回らないどころか入所や退所の際の段取りや手配もおぼつかないというのが実態でした。介護職員自身が笑顔にならなければ、本当の意味で高齢者に笑顔になっていただくことはできないと、私は介護の現場を笑顔にすることを本気で考え始めました。その結果、介護の現場を支援することを仕事にして、そのかたわらでボランティアのマジックショーをするという考えに至ったのです」
 これを実現するために小宮さんは準備を進め、介護施設入居相談員として札幌の会社に勤務、内閣府認可の職業技能振興会が認定する高齢者住まいアドバイザーの資格も取り、機が熟すのを待って、2020年、高齢者や障害者が笑顔で暮らせる地域社会の健全な発展を主たる目的とした社会貢献事業を行う『スマイルケア名古屋』を立ち上げた。事業のフレームワークは、非営利活動とその活動を支える資金を得る収益活動からなる。非営利活動は、老人ホームや介護施設の入居に関する無料相談、事務代行、一人暮らしの高齢者の方に向けた定期訪問や電話による見守りサポート、買い物代行や病院送迎、自宅の家具の配置替え、引越しや不用品処分、障害者生活支援サービス、ペットボトルのキャップを集め医療支援に換えるエコキャップ活動、寄付活動、介護施設や病院、養護施設、イベントなどへのボランティア派遣など高齢者が安心して暮らせる日常生活支援をワンストップで行う。
 収益活動は、引越の請負、一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、古物営業法に基づく古物商、一般廃棄物収集運搬業、不動産の売買、交換、賃貸、管理及び仲介、宅地建物取引業、不動産に関するコンサルティングなど多岐にわたる。
 非営利活動で特に力を入れているのが、名古屋市とその近郊で、老人ホーム、介護施設、高齢者住宅など数ある施設の中から利用者にマッチした施設を探す手助けだ。施設探しの対象は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの公的施設、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、グループホームなどの民間施設。
「数ある施設の中からご利用者様が一番ご自身にマッチしている施設を探すというのはたいへんな労力を要します。ご利用者様が老人ホームや介護施設にお求めになるご希望や条件、お身体の状態、予算などを全般的に考慮した上で、高齢者住まいアドバイザーといった専門的な資格を持ち、確かな実績を積んだプロの相談員が丁寧に対応し、ご利用者様にマッチした施設をご提案します。また、施設のご紹介だけでなく、現地で実際の施設の状況や雰囲気を相談員同行の下で見学することも可能で、ご利用者様が安心感を持ってご入居できるよう万全のサポート体制を整えるとともに、入居後もしっかりフォローし、施設に直接言いにくい事や、お悩みのご相談なども含め、ご利用者様の生活を支えていく体制を整えています」
 小宮さんはまた、笑いを届けるボランティアにも力を注ぐ。地域で行うお祭りやイベントにも参加したりするほか、マジックショーや演歌歌手による公演、大道芸などイベントやお祭り、余興などの企画、マジシャンやものまね芸人、歌手、大道芸人など演者の手配も行っている。
 さらに、情報発信にも力を入れ、介護と福祉と地域をむすぶ「おむすび名古屋版」という無料雑誌を創刊。介護や福祉の正しい情報や吉本興行との業務提携による芸人の施設訪問や対談など読み物としても面白い内容が盛りだくさんだ。また、FM-AICHIで「スマイルケア名古屋Brilliant Time」、YouTubeで介護のエンタメ「スマちゃんTV」などもスタートさせた。
「私の人生の使命として、一人でも多くの高齢者を笑顔にして、本当の意味でありがとうと言っていただける、そんな人の集まりが『スマイルケア名古屋』だと胸を張って言える日が来ること、それが私の夢であり目標です」
(ライター/斎藤紘)

一般社団法人 スマイルケア名古屋
TEL/052-875-8175 
Eメール/info@smilecarenagoya.com
ホームページ 
https://smilecarenagoya.com/


経済分析と易占いで株式投資指南
会社が持つエネルギー状態を判断

真の可能性追求も指導
波動調整セラピー好評

 大阪大学経済学部出身で中小企業診断士や東京商工会議所ビジネス実務法務準一級の資格を持つ『株式会社高次元宇宙波動研究所』の代表金子慎司さんは、霊能力に目覚め、宇宙波動の真理を伝える「ハッピーラッキーミラクル大仙人」の異名も持つ。人生や企業に行動変容を促す「ディスカバリーブレークスループログラム」によるワークセクションやスピリチュアリティーコンサルティングなど幅広い活動の中で、今、最も力を入れているのが「リッチ&ウェルシー投資塾」だ。易占い鑑定士の池山豪氏とタイアップした株式投資指南で、ユニークな予測が評判になり、入塾希望者が後を絶たない。その実情について金子さんにお話しを伺った。

―株式投資指南にどうして易占いを導入したのですか。

「株式投資は、人気投票のようなもので、株の売り買いの判断基準は人それぞれです。絶対に当たる株価予測など存在しませんし、データを重視する人もいれば、勘に頼る人もいるでしょう。その意味で、一歩先を見る易占いも迷ったときの判断の拠り所になると考えました」

―塾はどのように開いているのですか。

「毎月1回、当社のセミナー室で開くセミナーが基本です。加えて、毎週月曜日の株式市場の取引開始前に、池山先生に株価動向を予測していただき、オンラインミーティングツールZoomで伝えていただいた情報を午前中に塾生の方にグループラインで流しています」

―株価予測はどのようにするのですか。

「二段階で行います。まず、私がこれまでの研究や経験を生かし、景気動向などのマクロ経済と企業業績などのミクロ経済の分析から100程度の銘柄を推奨に値すると判断できる30銘柄まで絞り込みます。その一つひとつの動向を池山先生に占っていただき、週動向、3ヶ月動向、年の上期、下期の動向に分けて、上がる、下がる、横ばいなどとした予測をホワイトボードに書き出します。30銘柄は、状況を見ながら入れ替えを行います」

―占いはどのようにするのですか。

「会社には固有のエネルギーがあり、そのエネルギーの状態から株価の動向を占うものです。池山先生が用いる占いは、中国の周の時代から伝わる周易という易占いの一つで、易経という中国の四書五経と呼ばれる聖典の教えを基本としています。世界はすべて陰陽二極から派生するという考え方に立ち、大きな項目の6爻(こう)と、それをさらに細かくした64卦(け)の384通りの組み合わせから吉凶を占うものです。普通は筮竹(ぜいちく)を使いますが、池山先生は、三つのサイコロを使い、各銘柄の会社が持つエネルギーの状態を判断します」

―当たるも八卦当たらぬも八卦といいますが。

「占いを信じるかどうかは個人の問題ですが、池山先生の占いで推奨とされた銘柄がその後の企業買収に伴う公開買い付けで目標額にまで上がって利益を得たケースもあり、これには塾生の皆さんが驚いておられました。一年で投資額の3倍から10倍のリターンを得た例もあります」

―金子さんが銘柄を絞り込む基準はあるのでしょうか。

「今の株式市場は、機関投資家やファンドの投資動向で相場がほぼ決まってしまう傾向があり、その動向がどっちを向いているのか全体状況を見極めたうえに、世の中に役立つ会社であるかどうか、業績はどうかなどを見て判断します。塾生が目指す銘柄や投資額は異なりますので、個別銘柄についての疑問や質問には私がお答えしています」
 金子さんが投資指南と同様に力を入れているのが「ディスカバリーブレークスループログラム(DBP)」によるワークセッションだ。基礎編、応用編合わせ9時間通して行うワークセッションで利用するのが、Super Transformation System(STS 超自己変容システム)だ。
「STSは、人間が物事を考えたり、行動したりする際の基本的な構造自体を意識させるサイエンスセオリーであり、常識を完全打破する学習手法です。これを学ぶことによって、根本的な変化が生じ、自分の意志や本能のまま生き、真の能力を解放させられるようになるのです」プログラムが目指すブレークスルーは、この状態になることなのです」

 基礎編では、様々な状況に対する人間の接し方が価値観や経験などによって歪められていることに気づきを与え、真の可能性の実現のための経路を見出す方向に導く。応用編では、根本的に人間らしい創造能力を探求していく道筋を示す。
 企業向け総合プログラム「DBP for Entity」では、企業の未来をデザインするためのツールと技術を伝授する。企業のポテンシャリティを可能性に変える技術で、企業内の惰性的な考え方から離れ、企業内人材の新しい在り方と行動につながる新しい視点とアプローチを生み出し、そこから新しいパワーと自由が生まれ、ビジョンと目標が出現し、繁栄の入口に立つことができるという。
 もう一つ、金子さんが取り組んでいる業務で好評なのが、ロシア発の波動測定調整機器「メタトロン」を使った「波動調整セラピー」だ。
「メタトロンは、ソ連時代の科学者によって開発された波動調整セラピー機器で、健康な人や病気の人など約100万人の人と動植物や鉱物の周波数を元に構築した莫大なデータベースと、全身800ヵ所の生体磁場エネルギーから読み取ったデータを比較し、統計学的に現在の身体の状態を調べることができます。全身の各器官の周波数の乱れを6段階で評価し、不調の場所を想定し、正しい周波数を発することによって各部分が共鳴反応を起こし、バランスを整えます。身体の状態を測定するだけでなく、身体に合った食べ物などもわかります。また、波動転写によって、身体に合った波動水(セラピー水)や特定の部位を波動調整する波動水も作ることができます」
 金子さんのオフィスでは、波動測定後、セラピー水も提供している。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 高次元宇宙波動研究所
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