令和時代の
エキスパート
エキスパート
教育の重点は知識から思考・創造・選択へ
新たに許可されたアメリカ発プログラム
新たに許可されたアメリカ発プログラム
自ら問いを立てる
次世代型教育改革
近年、日本の公立中学校や高校における英語力の低下が、教育現場のみならず社会全体の課題として注目されている。与えられた課題を正確にこなす力が評価される一方、自ら問いを立て、意見を発信し、議論を深める力が育ちにくいという課題も指摘されている。疑問を持たない文化的傾向もあるとされている。AIが急速に普及し、社会構造が大きく変化する現代では、「覚える力」だけでなく、「考える力」「創造する力」「伝える力」が必要不可欠となった。そうした時代背景の中で注目されているのが、文科省が新たに許可したアメリカ発プログラム、「STEAM教育」。科学・技術・工学・芸術・数学の5分野を横断的に学ぶ教育法だ。学びの中心に生徒自身を置き、知識を暗記するのではなく、自ら調べ、考え、対話しながら答えを導き出す学習法として、世界的に導入が進んでいる。
この流れに着目したのが、重工業分野で原動機事業部や本部開発に携わり、世界初のLNG冷熱プラント開発などに取り組んできた千葉さんだ。自身の技術者としての経験から、「これからの時代は、答えを待つ人ではなく、自ら問いを生み出せる人材が必要になる」と実感し、『ABCD学院』を設立。独自の三段階教育モデルを構築し、段階的に「考える力」「選ぶ力」「自己管理力」を育てる教育プログラムを実践している。
低学年では、固定制授業によって基礎学力と学習習慣を徹底的に養成。中学生になると固定制と自由制を選択できる仕組みを取り入れ、生徒一人ひとりの興味や個性に応じた学びを可能にした。そして高校生では完全自由制を採用し、自ら学習計画を立てながら探究を深めていく。急激に自由へ放り込むのではなく、段階を踏みながら主体性を育てる設計だ。
また、単なる英会話習得に留まらず、発信する英語力を重視。授業は英語によるディスカッションやプレゼンテーションを中心に構成され、世界史や文学、サイエンスなども英語で学ぶイマージョン教育を採用している。
少人数制による対話型授業の中で、生徒たちは自ら考え、議論し、表現する力を養っていく。米国式教育や探究型授業に精通した講師陣のもと、世界で自分の意見を持ち、発言できる人材を育てる新たな教育改革が、いま静かに広がり始めている。
(ライター/播磨杏)
次世代型教育改革
近年、日本の公立中学校や高校における英語力の低下が、教育現場のみならず社会全体の課題として注目されている。与えられた課題を正確にこなす力が評価される一方、自ら問いを立て、意見を発信し、議論を深める力が育ちにくいという課題も指摘されている。疑問を持たない文化的傾向もあるとされている。AIが急速に普及し、社会構造が大きく変化する現代では、「覚える力」だけでなく、「考える力」「創造する力」「伝える力」が必要不可欠となった。そうした時代背景の中で注目されているのが、文科省が新たに許可したアメリカ発プログラム、「STEAM教育」。科学・技術・工学・芸術・数学の5分野を横断的に学ぶ教育法だ。学びの中心に生徒自身を置き、知識を暗記するのではなく、自ら調べ、考え、対話しながら答えを導き出す学習法として、世界的に導入が進んでいる。
この流れに着目したのが、重工業分野で原動機事業部や本部開発に携わり、世界初のLNG冷熱プラント開発などに取り組んできた千葉さんだ。自身の技術者としての経験から、「これからの時代は、答えを待つ人ではなく、自ら問いを生み出せる人材が必要になる」と実感し、『ABCD学院』を設立。独自の三段階教育モデルを構築し、段階的に「考える力」「選ぶ力」「自己管理力」を育てる教育プログラムを実践している。
低学年では、固定制授業によって基礎学力と学習習慣を徹底的に養成。中学生になると固定制と自由制を選択できる仕組みを取り入れ、生徒一人ひとりの興味や個性に応じた学びを可能にした。そして高校生では完全自由制を採用し、自ら学習計画を立てながら探究を深めていく。急激に自由へ放り込むのではなく、段階を踏みながら主体性を育てる設計だ。
また、単なる英会話習得に留まらず、発信する英語力を重視。授業は英語によるディスカッションやプレゼンテーションを中心に構成され、世界史や文学、サイエンスなども英語で学ぶイマージョン教育を採用している。
少人数制による対話型授業の中で、生徒たちは自ら考え、議論し、表現する力を養っていく。米国式教育や探究型授業に精通した講師陣のもと、世界で自分の意見を持ち、発言できる人材を育てる新たな教育改革が、いま静かに広がり始めている。
(ライター/播磨杏)
ABCD学院
TEL/03-5365-1341
Eメール/chiba@abcde.co.ip
Eメール/chiba@abcde.co.ip
海外の恵まれない子どもたちに学びを
継続的な教育支援で未来を支える
継続的な教育支援で未来を支える
事業の利益を運営資金へ
現地で学びと生活を支援
世界には今もなお、紛争や貧困、生活環境の問題などを背景に、学校へ通うことができない子どもたちが1億人以上いるといわれている。『株式会社ユリスコ』代表取締役の青山伸一さんの夢は、海外の恵まれない子どもたちのために学校をつくることだ。大手企業での勤務を経て保険業界へ転身し、健康経営アドバイザーやクレジットカードアドバイザーなどの資格を活かしながら、相続や税金に関する知識を伝え、顧客からの信頼を積み重ねてきた。これまで、自動車販売や中古車輸出サイト「トレボ」の運営、海外ファンド、リゾート事業など複数の事業を展開。その分野にとらわれず、幅広く事業基盤を築きながら、利益をもとに海外の恵まれない子どもたちへの教育支援活動を見据えて続けてきた。
「これだけ豊かな世の中になっても、海外には土管の中などの過酷な環境で暮らす子どもたちがいます。子どもたちの未来を支えるために、学校建設に取り組む著名人や団体は数多く存在していますが、建設後の運営や支援が難しく、十分に機能しなくなってしまうケースも珍しくありません。学校を作って終わりの一時的な支援では意味がないので、事業の収益を学校運営に還元し、子どもたちの権利や自立を支援する仕組みを作っています」
実際に現地へ足を運び、学校長として各地を飛び回り、現地の子どもたちと直接触れ合いながら、学校の運営や教師の確保、教材の整備など、教育を継続していくための体制づくりにも目を向ける。
また、青山さんの夢に共感し、学校を建てたら井戸を掘ると支援を申し出るライオンズもあるという。現地の行政や地域住民とも連携を図りながら、子どもたちが長く安心して学び続けられる環境づくりに取り組んでいる。
「教育を受けられない子どもたちの中には、無国籍の子どもも少なくありません。国の許可を得た学校として認可を受けることで、子どもたちが国籍を取得してパスポート取得できるように取り計らいたいと思っています。あのキラキラと輝く目にいろいろな景色を見せてあげたいです」
利益を最優先で追い求めるのではなく、事業で得た価値を還元しながら、子どもたちの環境そのものに寄り添っていく。一度きりでは終わらない関わりを通して、子どもたちの未来を支えている。
(ライター/彩未)
現地で学びと生活を支援
世界には今もなお、紛争や貧困、生活環境の問題などを背景に、学校へ通うことができない子どもたちが1億人以上いるといわれている。『株式会社ユリスコ』代表取締役の青山伸一さんの夢は、海外の恵まれない子どもたちのために学校をつくることだ。大手企業での勤務を経て保険業界へ転身し、健康経営アドバイザーやクレジットカードアドバイザーなどの資格を活かしながら、相続や税金に関する知識を伝え、顧客からの信頼を積み重ねてきた。これまで、自動車販売や中古車輸出サイト「トレボ」の運営、海外ファンド、リゾート事業など複数の事業を展開。その分野にとらわれず、幅広く事業基盤を築きながら、利益をもとに海外の恵まれない子どもたちへの教育支援活動を見据えて続けてきた。
「これだけ豊かな世の中になっても、海外には土管の中などの過酷な環境で暮らす子どもたちがいます。子どもたちの未来を支えるために、学校建設に取り組む著名人や団体は数多く存在していますが、建設後の運営や支援が難しく、十分に機能しなくなってしまうケースも珍しくありません。学校を作って終わりの一時的な支援では意味がないので、事業の収益を学校運営に還元し、子どもたちの権利や自立を支援する仕組みを作っています」
実際に現地へ足を運び、学校長として各地を飛び回り、現地の子どもたちと直接触れ合いながら、学校の運営や教師の確保、教材の整備など、教育を継続していくための体制づくりにも目を向ける。
また、青山さんの夢に共感し、学校を建てたら井戸を掘ると支援を申し出るライオンズもあるという。現地の行政や地域住民とも連携を図りながら、子どもたちが長く安心して学び続けられる環境づくりに取り組んでいる。
「教育を受けられない子どもたちの中には、無国籍の子どもも少なくありません。国の許可を得た学校として認可を受けることで、子どもたちが国籍を取得してパスポート取得できるように取り計らいたいと思っています。あのキラキラと輝く目にいろいろな景色を見せてあげたいです」
利益を最優先で追い求めるのではなく、事業で得た価値を還元しながら、子どもたちの環境そのものに寄り添っていく。一度きりでは終わらない関わりを通して、子どもたちの未来を支えている。
(ライター/彩未)
株式会社 ユリスコ
TEL/03-5761-9548
Eメール/yurisuko.inc@nifty.com
Eメール/yurisuko.inc@nifty.com
切れ目のない支援を目指して
子ども、そしてすべての人が真ん中へ
子ども、そしてすべての人が真ん中へ
地域で温かく支え合う
30周年を迎えた支援の輪
東京・清瀬市を拠点とする『NPO法人ウイズアイ』。初めての出産に戸惑う母親たちに寄り添い、孤独な子育てから解放される場を提供したいという切なる思いによる「新生児訪問指導」をきっかけに始まった活動は、2025年に30周年を迎えた。その『ウイズアイ』を支えるのが、社会福祉士の資格を持ち、スクールソーシャルワーカーなどの福祉実践を積み重ねてきた理事長の後藤和之さん。専門的な視点のもと、四つの事業を軸に据えた事業を展開している。
一つ目は『ウイズアイ』の原点ともいえる「産後ケア」「子育て支援」。その核となるのが「新米ママと赤ちゃんの会」や子育て家庭が気軽に集える「つどいの広場」。職員が保護者の話に寄り添って聴く姿勢を大切にしている。
二つ目は、「地域で共に育ち合う」を保育理念とする「保育」、そして「自助グループ」。認可小規模保育園、定期保育、一時保育などの多様なニーズに応えるバリエーションが強み。また、「重度心身障害児と家族の会」や「双子三つ子の会」といった、大切な出会いの場となる自助グループの育成も行う。
三つ目は家庭を温かく見守り、寄り添いながら支援する「家庭支援」「食に関する取り組み」。清瀬市受託「子育て世帯訪問支援事業」などを通じて、家庭へ訪問して家事・育児のサポートを行い、様々な家庭を支えている。さらに、ヤングケアラー世帯への宅配惣菜、親子食堂の開催など、食によるつながりも大事にしている。
四つ目は一人ひとりの多様性を尊重した地域を目指す「居場所づくり」「ネットワークづくり」。子どもから高齢者まで「すべての人の居場所」を清瀬に広げるため、居場所マップの発行やフリースクールの運営などを展開。「すべての人が真ん中」となることで、子どもたちがより一層安心できる環境となる。それが「子どもたちがもっと真ん中」となることへ挑戦している。
『ウイズアイ』では、勤務している人のほとんどが口コミで興味を持った、または『ウイズアイ』を利用していた方が働く側となり、子どもそして子育て家庭を支えている。地域の中で人と支援が循環していることも、大きな魅力。後藤さんの目指す、世代を超えて支え合う温かな地域づくりは、今も広がり続けている。
(ライター/播磨杏)
30周年を迎えた支援の輪
東京・清瀬市を拠点とする『NPO法人ウイズアイ』。初めての出産に戸惑う母親たちに寄り添い、孤独な子育てから解放される場を提供したいという切なる思いによる「新生児訪問指導」をきっかけに始まった活動は、2025年に30周年を迎えた。その『ウイズアイ』を支えるのが、社会福祉士の資格を持ち、スクールソーシャルワーカーなどの福祉実践を積み重ねてきた理事長の後藤和之さん。専門的な視点のもと、四つの事業を軸に据えた事業を展開している。
一つ目は『ウイズアイ』の原点ともいえる「産後ケア」「子育て支援」。その核となるのが「新米ママと赤ちゃんの会」や子育て家庭が気軽に集える「つどいの広場」。職員が保護者の話に寄り添って聴く姿勢を大切にしている。
二つ目は、「地域で共に育ち合う」を保育理念とする「保育」、そして「自助グループ」。認可小規模保育園、定期保育、一時保育などの多様なニーズに応えるバリエーションが強み。また、「重度心身障害児と家族の会」や「双子三つ子の会」といった、大切な出会いの場となる自助グループの育成も行う。
三つ目は家庭を温かく見守り、寄り添いながら支援する「家庭支援」「食に関する取り組み」。清瀬市受託「子育て世帯訪問支援事業」などを通じて、家庭へ訪問して家事・育児のサポートを行い、様々な家庭を支えている。さらに、ヤングケアラー世帯への宅配惣菜、親子食堂の開催など、食によるつながりも大事にしている。
四つ目は一人ひとりの多様性を尊重した地域を目指す「居場所づくり」「ネットワークづくり」。子どもから高齢者まで「すべての人の居場所」を清瀬に広げるため、居場所マップの発行やフリースクールの運営などを展開。「すべての人が真ん中」となることで、子どもたちがより一層安心できる環境となる。それが「子どもたちがもっと真ん中」となることへ挑戦している。
『ウイズアイ』では、勤務している人のほとんどが口コミで興味を持った、または『ウイズアイ』を利用していた方が働く側となり、子どもそして子育て家庭を支えている。地域の中で人と支援が循環していることも、大きな魅力。後藤さんの目指す、世代を超えて支え合う温かな地域づくりは、今も広がり続けている。
(ライター/播磨杏)
NPO法人 ウイズアイ
TEL/042-452-9765
Eメール/info@with-ai.net
Eメール/info@with-ai.net
乳幼児期の愛情が日本を救う
未来を変える子育て改革に言及
未来を変える子育て改革に言及
社会を変える愛情論
新たな保育制度の提言
急激に進む人口減少と少子化、そして維持が危ぶまれる社会保障制度。私たちが今まさに直面しているこの深刻な社会課題に対し、表面的な対策ではなく、人間形成の原点から社会の在り方を見つめ直す独自の提言を行っているのが原八郎さんだ。千葉県鎌ケ谷市議会の元議長であり、環境問題に取り組む木炭製造プラントの開発者でもある原さん。さらに、高齢化社会に伴う認知症増加に着目し、学習療法による認知症予防教室を運営するなど、多角的な視点から社会課題と向き合ってきた人物である。建築物の高層化による転落事故を防ぐための「落下体の緩衝構造」や乾燥地域向けの「栽培容器」で特許を取得するなど、その活動は幅広い。2024年に出版した著書「『気付き』がその後の人生を変える」に続き、2026年9月出版予定の新刊「30年後日本の社会を考え 私たちが今やるべきこと」を執筆中。その中で最も強く訴えているのが、「3歳までの乳幼児期における子育ての重要性」だ。人間の脳細胞は、誕生時の約300~500グラムから成人時には約1500グラムへと成長するが、その大部分にあたる約1200グラムまでは、わずか3歳頃までに急速な発達を遂げる。特に、感情を制御し、他者との関係性を築く上で重要な役割を担う「眼窩前頭皮質」は、この乳幼児期に集中的に形成されるという。この時期にどれだけ愛情を受け、安心感の中で育ったかが、その後の人格形成や社会性に大きな影響を及ぼすと原さんは語る。しかし現代の日本では、経済的不安や共働き世帯の増加により、心に余裕を持てないまま育児に向き合う家庭も少なくない。核家族化による孤立や、子育てへの負担感も深刻化している。そこで原さんが提言するのが、新たな国家予算を必要としない「3年間の保育休暇制度」だ。現在、保育園側へ支払われている民間運営委託補助金の流れを見直し、自宅で育児を行う家庭へ月額20万円の休暇手当として直接支給する仕組みを提唱。さらに企業には、3年間の休暇取得と原職復帰を制度として義務化することで、親が経済的不安なく子どもと向き合える社会の実現を目指している。30年後の日本を見据え、「子どもの脳を守ることが社会を守ることに繋がる」と語る原さん。その提言は、未来を大きく変える新たな子育て革命として、広がっていくだろう。子どもたちの可能性と日本社会を守る原さんの挑戦は始まっている。
(ライター/播磨杏)
新たな保育制度の提言
急激に進む人口減少と少子化、そして維持が危ぶまれる社会保障制度。私たちが今まさに直面しているこの深刻な社会課題に対し、表面的な対策ではなく、人間形成の原点から社会の在り方を見つめ直す独自の提言を行っているのが原八郎さんだ。千葉県鎌ケ谷市議会の元議長であり、環境問題に取り組む木炭製造プラントの開発者でもある原さん。さらに、高齢化社会に伴う認知症増加に着目し、学習療法による認知症予防教室を運営するなど、多角的な視点から社会課題と向き合ってきた人物である。建築物の高層化による転落事故を防ぐための「落下体の緩衝構造」や乾燥地域向けの「栽培容器」で特許を取得するなど、その活動は幅広い。2024年に出版した著書「『気付き』がその後の人生を変える」に続き、2026年9月出版予定の新刊「30年後日本の社会を考え 私たちが今やるべきこと」を執筆中。その中で最も強く訴えているのが、「3歳までの乳幼児期における子育ての重要性」だ。人間の脳細胞は、誕生時の約300~500グラムから成人時には約1500グラムへと成長するが、その大部分にあたる約1200グラムまでは、わずか3歳頃までに急速な発達を遂げる。特に、感情を制御し、他者との関係性を築く上で重要な役割を担う「眼窩前頭皮質」は、この乳幼児期に集中的に形成されるという。この時期にどれだけ愛情を受け、安心感の中で育ったかが、その後の人格形成や社会性に大きな影響を及ぼすと原さんは語る。しかし現代の日本では、経済的不安や共働き世帯の増加により、心に余裕を持てないまま育児に向き合う家庭も少なくない。核家族化による孤立や、子育てへの負担感も深刻化している。そこで原さんが提言するのが、新たな国家予算を必要としない「3年間の保育休暇制度」だ。現在、保育園側へ支払われている民間運営委託補助金の流れを見直し、自宅で育児を行う家庭へ月額20万円の休暇手当として直接支給する仕組みを提唱。さらに企業には、3年間の休暇取得と原職復帰を制度として義務化することで、親が経済的不安なく子どもと向き合える社会の実現を目指している。30年後の日本を見据え、「子どもの脳を守ることが社会を守ることに繋がる」と語る原さん。その提言は、未来を大きく変える新たな子育て革命として、広がっていくだろう。子どもたちの可能性と日本社会を守る原さんの挑戦は始まっている。
(ライター/播磨杏)
原八郎
TEL/047-445-3466
聖書の言葉に学ぶ希望と平和のかたち
混迷の時代に優しい信仰心を灯す1冊
混迷の時代に優しい信仰心を灯す1冊
道ばたの花に神の愛を見る
聖書のメッセージを日常に
混迷の色を深める現代において、私たちはどのようにして心の平穏を取り戻し、希望を見いだせばいいのか。その問いに、聖書を通して確かな眼差しで向き合った一冊が『からし種』である。作家の深谷和男さんは、1975年にインマヌエル浜松教会で受洗し、以後クリスチャンとしての歩みを重ねてきた人物。企業勤務を経て、現在は安城中央キリスト教会に所属し、祈りと賛美のある日常の中で信仰を深め続けている。本書のタイトルである『からし種』は、聖書の中でも「どんな種よりも小さいけれど、成長すれば空の鳥が枝に巣を作るほどの木になる」と例えられる存在。この小さな種のように、一人ひとりの心にある平和への願いを大切に育てようと呼びかける。 「聖書の教えを実践すれば、争いは終わる」。 この信念に基づき、「神の愛」と「人としてどう生きるか」という普遍的なテーマを、やわらかな言葉でひも解いていく。
自らの生活の中に息づく信仰の視点から綴られる言葉は、決して声高な主張ではない。 むしろ、日常の何気ない瞬間に宿る神の恵みを静かに、そして力強く説いてくれる。自然災害や国際情勢の緊張、そしてコロナ禍など不安が連鎖する時代を受け止めつつ、その中でもなお人が平和と希望を取り戻すためのヒントを聖書の言葉の中に丁寧に探り出していく構成だ。特筆すべきは、宗教的教義を押し付けるのではなく、あくまで日常の延長線上で語られている点にある。道端に咲く小さな花、何気ない会話、ふとした優しさ。そうした一瞬一瞬の中に神の恵みを見いだす著者のまなざしは、信仰の有無を超えて読む者の心に穏やかな余韻を残す。大きな奇跡ではなく、ささやかな気づきの積み重ねこそが、人を支えるのだと語りかけてくるようだ。人が人を思いやり、支え合うことの尊さについても、本書は静かに問いを投げかける。分断や孤立が顕在化する現代だからこそ、そのメッセージはより切実に響く。
本書は、単なる宗教書ではない。困難な時代を生きる私たちにとって、未来へつなぐ平和への指針。 ページをめくるたびに、荒んだ心に一滴の潤いを与えてくれるような、慈愛に満ちたメッセージが溢れている。 迷いや不安を感じたとき、そっと開いてほしい。 そこには、時代を超えて響く希望の光が確かに存在している。 混迷する今だからこそ、多くの人の手に届けたい一冊だ。
(ライター/播磨杏)
聖書のメッセージを日常に
混迷の色を深める現代において、私たちはどのようにして心の平穏を取り戻し、希望を見いだせばいいのか。その問いに、聖書を通して確かな眼差しで向き合った一冊が『からし種』である。作家の深谷和男さんは、1975年にインマヌエル浜松教会で受洗し、以後クリスチャンとしての歩みを重ねてきた人物。企業勤務を経て、現在は安城中央キリスト教会に所属し、祈りと賛美のある日常の中で信仰を深め続けている。本書のタイトルである『からし種』は、聖書の中でも「どんな種よりも小さいけれど、成長すれば空の鳥が枝に巣を作るほどの木になる」と例えられる存在。この小さな種のように、一人ひとりの心にある平和への願いを大切に育てようと呼びかける。 「聖書の教えを実践すれば、争いは終わる」。 この信念に基づき、「神の愛」と「人としてどう生きるか」という普遍的なテーマを、やわらかな言葉でひも解いていく。
自らの生活の中に息づく信仰の視点から綴られる言葉は、決して声高な主張ではない。 むしろ、日常の何気ない瞬間に宿る神の恵みを静かに、そして力強く説いてくれる。自然災害や国際情勢の緊張、そしてコロナ禍など不安が連鎖する時代を受け止めつつ、その中でもなお人が平和と希望を取り戻すためのヒントを聖書の言葉の中に丁寧に探り出していく構成だ。特筆すべきは、宗教的教義を押し付けるのではなく、あくまで日常の延長線上で語られている点にある。道端に咲く小さな花、何気ない会話、ふとした優しさ。そうした一瞬一瞬の中に神の恵みを見いだす著者のまなざしは、信仰の有無を超えて読む者の心に穏やかな余韻を残す。大きな奇跡ではなく、ささやかな気づきの積み重ねこそが、人を支えるのだと語りかけてくるようだ。人が人を思いやり、支え合うことの尊さについても、本書は静かに問いを投げかける。分断や孤立が顕在化する現代だからこそ、そのメッセージはより切実に響く。
本書は、単なる宗教書ではない。困難な時代を生きる私たちにとって、未来へつなぐ平和への指針。 ページをめくるたびに、荒んだ心に一滴の潤いを与えてくれるような、慈愛に満ちたメッセージが溢れている。 迷いや不安を感じたとき、そっと開いてほしい。 そこには、時代を超えて響く希望の光が確かに存在している。 混迷する今だからこそ、多くの人の手に届けたい一冊だ。
(ライター/播磨杏)
作家 深谷和男
TEL/090-6612-5668
ペットと家族の日常に寄り添う医療
些細な不安も解消するかかりつけ医
些細な不安も解消するかかりつけ医
些細なことも相談できる
地域密着型ホームドクター
「些細なことでも相談できる存在でありたいという想いを胸に、日々診察室に立っています」
名古屋市北区でペットと家族の安心と健康を支え続けている、『動物の病院 中村獣医科』。ぐったりしている、痒そう、嘔吐・下痢など、いつもと動物の様子が違う時、真っ先に頼れるアットホームな動物病院だ。院長の大崎龍也さんは、確かな技術と動物たちへの深い愛情を糧に、地域のかかりつけ獣医師として、最新の動物医療を提供している。
同院では、日常の体調変化から専門的な治療まで幅広く対応。診療科目は、内科、外科、皮膚科、産科、眼科、泌尿器科など多岐にわたり、混合ワクチン接種やフィラリア予防、狂犬病予防接種、ノミ・ダニ予防といった予防医療の啓蒙にも余念がない。避妊・去勢手術にも対応する。さらに、歯石除去などの歯科治療や、病気の早期発見に欠かせない健康診断(ペットドック)、詳細な血液検査やレントゲン検査、超音波検査なども実施。最新の獣医療を取り入れながらも、温かな雰囲気を大切にしているのも大崎さんのこだわりだ。
大崎さんは何より重視しているのは、飼い主とのコミュニケーション。大切な家族であるワンちゃんやネコちゃんにとって適切な方針を選択できるよう、現在の状態はもちろん、治療内容や費用、メリット、デメリットを丁寧に説明する。納得感のある医療を実践することで、一つひとつ丁寧に寄り添い、安心へとつなげている。
さらに、動物の不安や負担をできる限り軽減する環境づくりにも配慮。病院という不慣れな場所で緊張してしまう動物たちの気持ちを第一に考え、徹底したサポート体制を整えている。院内には、アシスタントのネコちゃんである竹蔵くんと正雪くんも在籍。彼らの存在は、訪れる飼い主や動物たちの心を解きほぐす一助となっている。日常生活で感じる些細な疑問や不安に対しても、大崎さんは飼い主と同じ目線に立ち、プロの知見から的確なアドバイスをくれると厚い信頼を得ている。
予防医療を通じて健やかな時間を守り、もしもの時には迅速に外科診療まで対応できる体制は、地域の飼い主にとって大きな心の支え。動物と飼い主に寄り添う診療を貫く『動物の病院 中村獣医科』はこれからも、かけがえのない命のパートナーであり続ける。
(ライター/播磨杏)
地域密着型ホームドクター
「些細なことでも相談できる存在でありたいという想いを胸に、日々診察室に立っています」
名古屋市北区でペットと家族の安心と健康を支え続けている、『動物の病院 中村獣医科』。ぐったりしている、痒そう、嘔吐・下痢など、いつもと動物の様子が違う時、真っ先に頼れるアットホームな動物病院だ。院長の大崎龍也さんは、確かな技術と動物たちへの深い愛情を糧に、地域のかかりつけ獣医師として、最新の動物医療を提供している。
同院では、日常の体調変化から専門的な治療まで幅広く対応。診療科目は、内科、外科、皮膚科、産科、眼科、泌尿器科など多岐にわたり、混合ワクチン接種やフィラリア予防、狂犬病予防接種、ノミ・ダニ予防といった予防医療の啓蒙にも余念がない。避妊・去勢手術にも対応する。さらに、歯石除去などの歯科治療や、病気の早期発見に欠かせない健康診断(ペットドック)、詳細な血液検査やレントゲン検査、超音波検査なども実施。最新の獣医療を取り入れながらも、温かな雰囲気を大切にしているのも大崎さんのこだわりだ。
大崎さんは何より重視しているのは、飼い主とのコミュニケーション。大切な家族であるワンちゃんやネコちゃんにとって適切な方針を選択できるよう、現在の状態はもちろん、治療内容や費用、メリット、デメリットを丁寧に説明する。納得感のある医療を実践することで、一つひとつ丁寧に寄り添い、安心へとつなげている。
さらに、動物の不安や負担をできる限り軽減する環境づくりにも配慮。病院という不慣れな場所で緊張してしまう動物たちの気持ちを第一に考え、徹底したサポート体制を整えている。院内には、アシスタントのネコちゃんである竹蔵くんと正雪くんも在籍。彼らの存在は、訪れる飼い主や動物たちの心を解きほぐす一助となっている。日常生活で感じる些細な疑問や不安に対しても、大崎さんは飼い主と同じ目線に立ち、プロの知見から的確なアドバイスをくれると厚い信頼を得ている。
予防医療を通じて健やかな時間を守り、もしもの時には迅速に外科診療まで対応できる体制は、地域の飼い主にとって大きな心の支え。動物と飼い主に寄り添う診療を貫く『動物の病院 中村獣医科』はこれからも、かけがえのない命のパートナーであり続ける。
(ライター/播磨杏)
動物の病院 中村獣医科
TEL/052-901-8030
塾や予備校にはない、ユニークな体験を
ドッグセラピーで不登校のこどもを支援
ドッグセラピーで不登校のこどもを支援
食で広がる交流体験も
笑顔と未来を育てる場
「新しい趣味を見つけ、将来の夢に向かって進むための仲間との出会い、社会に出る準備を高校生と中学生に向けてサポートします」
行き場のない子どもたちの居場所づくりを行っている「合同会社 K-plus」が運営する『TOPわん×かけるcook』では、主に中学生から高校生を対象に、不登校や引きこもり傾向のある子どもたちを支援し、安心して過ごせる環境の中で、社会とのつながりや自立への一歩を後押ししている。
新たにスタートした事業『かけるCook』では、「ここは自分たちの場所だから」をコンセプトに、食を通じた体験活動を展開。子どもたち自身が主体的に関わりながら、料理や買い出し、空間づくりなどに挑戦していく。少人数制ならではの通いやすい環境の中で、多彩な活動を通じて「好き」や「得意」を見つけ、一度きりの青春を全力で楽しめるようサポートしている。
代表の久保田篤さんは、子どもたちにとって大切なのは「管理される場所」ではなく、「自分らしく居られる場所」であると考え、安心できるコミュニティづくりを重視。スポーツやアート、社会参加活動などを通じ、人との関わりや自己表現を育む支援を行っている。
また、同社では、人とセラピー犬との交流によって心を癒すドッグセラピーを導入。アニマルセラピストの中村麻奈美さんが自身が運営する『ドッグセラピーTOPわん』のセラピードッグ、マツコ先生こと8歳のフレンチ・ブルドッグと見習い訓練中のオイチさんこと3歳のビーグルを連れて施設を訪れ、子どもたちと触れ合いの時間を重ねている。
近隣の福祉施設や高齢者施設への出張も行っているマツコ先生は、1歳でセラピー犬の資格を取得した人気者。オイチさんも覚えが早く、人懐っこい性格で子どもたちに愛されている。犬たちとの交流によって、不登校で家から出られなかった子が施設へ通うようになったり、人と話すことが苦手だった子が自然と笑顔を見せるようになったりと、多くの変化が生まれているという。
子どもたちが「自分にも居場所がある」と感じ、社会とのつながりを築きながら未来へ歩み出してい。『かける』は、思春期を迎える大切な時期に、若者たちが学び、成長する場だ。
(ライター/播磨杏)
笑顔と未来を育てる場
「新しい趣味を見つけ、将来の夢に向かって進むための仲間との出会い、社会に出る準備を高校生と中学生に向けてサポートします」
行き場のない子どもたちの居場所づくりを行っている「合同会社 K-plus」が運営する『TOPわん×かけるcook』では、主に中学生から高校生を対象に、不登校や引きこもり傾向のある子どもたちを支援し、安心して過ごせる環境の中で、社会とのつながりや自立への一歩を後押ししている。
新たにスタートした事業『かけるCook』では、「ここは自分たちの場所だから」をコンセプトに、食を通じた体験活動を展開。子どもたち自身が主体的に関わりながら、料理や買い出し、空間づくりなどに挑戦していく。少人数制ならではの通いやすい環境の中で、多彩な活動を通じて「好き」や「得意」を見つけ、一度きりの青春を全力で楽しめるようサポートしている。
代表の久保田篤さんは、子どもたちにとって大切なのは「管理される場所」ではなく、「自分らしく居られる場所」であると考え、安心できるコミュニティづくりを重視。スポーツやアート、社会参加活動などを通じ、人との関わりや自己表現を育む支援を行っている。
また、同社では、人とセラピー犬との交流によって心を癒すドッグセラピーを導入。アニマルセラピストの中村麻奈美さんが自身が運営する『ドッグセラピーTOPわん』のセラピードッグ、マツコ先生こと8歳のフレンチ・ブルドッグと見習い訓練中のオイチさんこと3歳のビーグルを連れて施設を訪れ、子どもたちと触れ合いの時間を重ねている。
近隣の福祉施設や高齢者施設への出張も行っているマツコ先生は、1歳でセラピー犬の資格を取得した人気者。オイチさんも覚えが早く、人懐っこい性格で子どもたちに愛されている。犬たちとの交流によって、不登校で家から出られなかった子が施設へ通うようになったり、人と話すことが苦手だった子が自然と笑顔を見せるようになったりと、多くの変化が生まれているという。
子どもたちが「自分にも居場所がある」と感じ、社会とのつながりを築きながら未来へ歩み出してい。『かける』は、思春期を迎える大切な時期に、若者たちが学び、成長する場だ。
(ライター/播磨杏)
TOPわん×かけるcook 合同会社 K-plus
TEL/082-942-2246
Eメール/kplus.llc1212@gmail.com
Eメール/kplus.llc1212@gmail.com
年間3000人の命を繋ぐ居住支援の最前線
社会的価値よりただ存在することの尊さ
社会的価値よりただ存在することの尊さ
生活保護は当然の権利
孤独を救う大阪の実践家
『NPO法人生活支援機構ALL』代表理事の坂本慎治さんの著書「生きてるだけでええやん!!」は、大阪の西成(あいりん地区)を拠点に、年間約3000人もの生活困窮者や居住支援が必要な人々に寄り添い続けている。その活動は、単なる住まいの提供に留まらない。本書の根底にあるのは、学歴や年収、結婚といった社会が勝手に敷いた正解のレールに縛られ、そこから外れた瞬間に失格者の烙印を押される現代の生きづらさへの強い違和感だ。
中卒から現場の最前線で活動する坂本さんは、社会的価値や生産性で人間の優劣を測る価値観を真っ向から否定し、ただ息をして、存在していることそれ自体の尊さを力強く説く。
公式YouTubeチャンネルでは、その支援の裏舞台を発信。電気・ガスが止められた極限状態からの脱出や、DV被害で着の身着のまま逃げてきた親子への支援など、壮絶な現場が映し出される。坂本さんは、彼らに住居を提供し、生活保護の申請をサポート。さらには食料支援やその後の生活を見守る伴走支援を徹底している。
特筆すべきは、坂本さんが生活保護を「恥」ではなく、「自分自身の時間を取り戻すための当然の権利」と定義し直している点だ。YouTubeの密着動画でも生活保護費から家賃を払い、残りを自立のために貯金しながら簿記の資格を目指す若者や、精神疾患を抱えながらも一歩ずつ前を向く人々の姿が紹介されている。一方で、支援した相手が夜逃げしてしまったり、音信不通になったりする過酷な現実もある。それでも坂本さんは「途中で投げ出すことはできない」と語り、今日もSOSの電話に応え続ける。
また、メディア取材では、コロナ禍で工務店が倒産し、家も家族も失って孤独死寸前だった50代男性の救出劇も描かれた。お腹に水が溜まり、愛犬を心配して救急車も呼べなかった男性に対し、坂本さんは「俺が会いに行くまでは、絶対死んといてや」と命を繋ぐ言葉をかけ、観光葬祭まで見据えた深い関わりを見せる。
坂本さんが最も危惧するのは、困窮そのものよりも、誰にも頼れず孤立を深めていく孤独。だからこそ、弱音を吐き、泣き言を言える場所を持つことの重要性を繰り返し訴える。坂本さんの活動は、出口の見えない孤独の中にいる者にとって、最後のセーフティネットとなるはずだ。
(ライター/播磨杏)
孤独を救う大阪の実践家
『NPO法人生活支援機構ALL』代表理事の坂本慎治さんの著書「生きてるだけでええやん!!」は、大阪の西成(あいりん地区)を拠点に、年間約3000人もの生活困窮者や居住支援が必要な人々に寄り添い続けている。その活動は、単なる住まいの提供に留まらない。本書の根底にあるのは、学歴や年収、結婚といった社会が勝手に敷いた正解のレールに縛られ、そこから外れた瞬間に失格者の烙印を押される現代の生きづらさへの強い違和感だ。
中卒から現場の最前線で活動する坂本さんは、社会的価値や生産性で人間の優劣を測る価値観を真っ向から否定し、ただ息をして、存在していることそれ自体の尊さを力強く説く。
公式YouTubeチャンネルでは、その支援の裏舞台を発信。電気・ガスが止められた極限状態からの脱出や、DV被害で着の身着のまま逃げてきた親子への支援など、壮絶な現場が映し出される。坂本さんは、彼らに住居を提供し、生活保護の申請をサポート。さらには食料支援やその後の生活を見守る伴走支援を徹底している。
特筆すべきは、坂本さんが生活保護を「恥」ではなく、「自分自身の時間を取り戻すための当然の権利」と定義し直している点だ。YouTubeの密着動画でも生活保護費から家賃を払い、残りを自立のために貯金しながら簿記の資格を目指す若者や、精神疾患を抱えながらも一歩ずつ前を向く人々の姿が紹介されている。一方で、支援した相手が夜逃げしてしまったり、音信不通になったりする過酷な現実もある。それでも坂本さんは「途中で投げ出すことはできない」と語り、今日もSOSの電話に応え続ける。
また、メディア取材では、コロナ禍で工務店が倒産し、家も家族も失って孤独死寸前だった50代男性の救出劇も描かれた。お腹に水が溜まり、愛犬を心配して救急車も呼べなかった男性に対し、坂本さんは「俺が会いに行くまでは、絶対死んといてや」と命を繋ぐ言葉をかけ、観光葬祭まで見据えた深い関わりを見せる。
坂本さんが最も危惧するのは、困窮そのものよりも、誰にも頼れず孤立を深めていく孤独。だからこそ、弱音を吐き、泣き言を言える場所を持つことの重要性を繰り返し訴える。坂本さんの活動は、出口の見えない孤独の中にいる者にとって、最後のセーフティネットとなるはずだ。
(ライター/播磨杏)
NPO法人 生活支援機構ALL
TEL/0120-705-119
Eメール/info@npo-all.jp
Eメール/info@npo-all.jp







