ビジネスヒットチャート 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
 
代表 伊藤文由 さん
2015年、『株式会社CSEエンタープライズ』設立。産業廃棄物収集運搬業や一般廃棄物収集運搬業の許可を取得。四日市や桑名、いなべ、鈴鹿の各市、菰野町の処分場での処分許可も取得。遺品整理士。不用品回収健全化指導員。
家の一生の各ステージに対応
遺品整理や不要品回収

リフォーム補修なども
規模の大小問わず請負


「お家の一生をコーディネート」
 三重県四日市で遺品整理、不要品回収などを手掛ける『株式会社CSEエンタープライズ』の代表伊藤文由さんが重視する事業コンセプトだ。
「家の一生は、新築から始まり、ライフスタイルの変化に合わせたリフォーム、引越しによる後片付け、お亡くなりになったときの遺品整理やハウスクリーニング、住む人のいなくなった家屋の解体など、時の流れとともに変化していきます。当社はこれらのどのステージのご要望にも応えてきました」
 新築の相談があれば協力関係にある建築業者に手配し、リフォームもグループ会社が施工、部屋の一部の破損の補修でも引き受ける。引越し時などに発生する大型の家具や家電なども回収から処分まで一貫して請け負う。解体工事は店舗や小規模の建物などにも対応する。また、消費者目線に立った費用の透明化も重視する。
「宣伝と異なる費用でトラブルが起きないよう、どの項目にどれだけの金額がかかるかを確認し見積もりをしっかり説明します」
 この姿勢が信頼の基盤だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 CSEエンタープライズ
TEL/059-329-5960
ホームページ https://cse-mie.com/

国土交通省の橋梁点検車を運転し高架側面や橋梁下面に回り込んで点検や補修作業を行う難度の高いオペレーションも可能。

代表取締役 渡辺元 さん
短大研究科で設計を学び、卒業後、海外青年協力隊員としてモロッコで土木工事に携わる。帰国後、建設コンサルタント会社で20年間、橋梁点検に従事。2011年、『株式会社ハシカンプラ』設立。道路橋点検士の資格も持つ。仙台市に持つ10aの畑で有機栽培農法による野菜づくりにも取り組む。
社会資本の長寿命化に貢献
点検調査のプロ集団を牽引

技術知識の集積に努力
データの正確性極める


 宮城県仙台市の『株式会社ハシカンプラ』は、橋梁やトンネル、道路、港湾、鉄道、河川の樋門など公共構造物の点検・調査、測量、災害状況調査など毎年千件にのぼる業務を国土交通省や東北の県や市町村から請け負うインフラ点検のプロ集団だ。測量士と一級土木施工管理技士の国家資格を持つ代表取締役渡辺元さんの国土強靭化への貢献意識が推進力だ。
「社会的インフラの構造、供用年数、利用頻度、周辺環境を勘案し、部材単位毎に損傷の状況を把握して補強計画に欠かせない精緻なデータを提供する業務を担ってきました。高度経済成長時代に建造されたインフラが50年の耐用年数を超え始め、安定経済成長期に整備された30年以上前の大量の構造物も急速に老朽化しています。建設当時に基準が整備されていなかった耐震性の問題も浮上しています。これらの長寿命化に向けた維持管理は、時代の要請であり、当社はその要請に応えられるよう技術、知識を集積し、その成果が着実に上がっています」
 渡辺さんは、点検の精度を高める新しい技術を今も追求し続けている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ハシカンプラ
TEL/022-342-5361
ホームページ http://www.hashi-kp.co.jp/

代表取締役社長 工藤良次 さん
1953年、広業社通信機器製作所として創業、1989年、社名を変更した『ケージーエス株式会社』の四代目代表取締役社長。高校卒業後様々な職業を経験、20年前に同社に入社、経理、総務、人事畑を歩み、2017年9月、経営を担う。
『点字セル』世界シェア70%企業
が目指す100年企業の心意気!!

点字携帯端末機も開発
視覚障害者の活動拡大


 発券機や電気などに使われる『ソレノイド』の製造で1953年6月『株式会社広業社通信器機制作所』として創業者駒井氏が創業。二代目社長は、1985年『ケージーエス株式会社』と社名変更し、『点字セル』では世界で70%のシェアを占める事業へと発展させた。ピーク時の売上げの40%まで減少した『ソレノイド』の衰退期と『点字セル』がIT革命と共に成長していくという時期に入社した工藤良次さんは、2017年9月に4代目代表取締役に就任した。
「入社当時は、〝儲からない『ソレノイド』〟という言葉が飛び交い、それが文化となって定着している状況でした。次第に視覚障害者向け事業が成長していきましたが、従業員の構成の80%以上は、『ソレノイド』事業に従事しており、企業の成長と従業員が別の次元で存在しているようでした。今、当社は、第二創業期として、〝100年を目指す〟という目標を掲げ、スタートしました。『ソレノイド』『点字セル』異なる原理ですが〝ものを動かし〟世の中の役に立つ製品やサービスに貢献していくことに磨きをかけていきます。同様に〝自分が動き〟〝現状を変えていく〟(=成長する)組織づくりを進めていきます。先人が築いた『ソレノイド』『点字セル』の2本柱の事序業を承継し、発展させていくこと、わかりやすい人事制度で従業員のキャリア形成と目標を支援していくことに力を注いでいきたい」
 今後、益々同社のオンリーワン技術を基盤にグローバルニッチ企業として発展を牽引する『ケージーエス株式会社』に期待が込められる。
(ライター/斎藤紘)

ケージーエス 株式会社
TEL/0493-72-7311 Eメール/info@kgs-jpn.co.jp

代表取締役 片平晴夫 さん
学業終了後、紡績会社に就職し染色システムを担当。その後、大阪のシステム会社へ移る。1999年、この会社の得意先だった『飯田繊工株式会社』にヘッドハンティングの形で入社。技術・生産部長を経て2008年、6代目社長に就任。
染色工程のシステム化先導
企業価値の最大化追求達成

生かした先見性と知見
自社ブランドも目指す


 繊維染色業界のビッグネームといえばこの人だ。1903年創業の『飯田繊工株式会社』の6代目代表取締役片平晴夫さん。染色システムのスペシャリストとして3代目社長で現会長の飯田常俊氏からヘッドハンティングされ、コンピュータによる生産工程と経営管理のシステム化でニット染色の生産を業界一に押し上げ、企業価値を飛躍的に高めた経営者だ。
 染色工場の自動化に逸早く着手したものの、十分に機能していなかった同社。最初に手掛けたのが生地を最適な色に染めるための水量をコンピュータが自動計算する染色機械の開発。さらに、社内のすべての業務をコンピュータで一元管理するトータルネットワークシステムも構築。これらの実績が高く評価され、繊維学会技術賞を受賞した。
 オリンピック日本代表選手のユニフォームの染色加工まで手掛ける同社。片平さんが今目指すのは、自社ブランドの立ち上げ。
「歴史と伝統の中で培ってきたポリシーを守りながらも、時代に即したブランドを構築していきたいと考えています」
 思考回路は、あくまで前向きだ。
(ライター/斎藤紘)

飯田繊工 株式会社
TEL/06-6328-3333
ホームページ http://www.iidasenko.co.jp/

経営理念:堅実に一歩一歩歩むこと 継続性 顧客の信頼

代表取締役 福井乙人 さん
大学在学中、システム構築関連の仕事に興味を抱き、卒業後、コンピュータ関係の大手企業に就職、システムエンジニアとしてシステム開発に従事。退職後、ベンチャー企業を経て2004年に独立、『株式会社イフ』設立。
システム開発で人間力重視
業務改善の課題認識を共有

高度の技術をフル動員
時代の潮流見極め対応


『株式会社イフ』の代表取締役福井乙人(いつんど)さんは、クライアント企業から構築を依頼された業務改善のための情報システムの開発でコミュニケーションと人間力を重視してきたシステムエンジニアだ。
「情報システムは、お客様の要望に合わせてソフトウェアを製作すればよい時代は終わったと思っています。お客様と業務改善上の課題に対する認識を共有し、改善が最も必要な分野を選択して、そこに技術を集中させることが重要です。そのためには、コミュニケーションを大事にし、経営者、従業員それぞれが求める技術レベルを見極め、双方のバランスが取れるような設計の最適解を求めなくてはなりません」
 大手企業でシステム開発に長年携わる中で得た教訓を事業の理念に凝縮させた福井さん。Webシステムやタブレットアプリケーションの開発技術、リレーショナルデータベース技術など持てる技術を動員し、
 時代の潮流に遅れを取らないよう、ミドルウェアやパッケージなどを組み合わせ、短時間で最適なシステムを提供して声価を高めてきた。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 イフ
TEL/03-5725-3188 Eメール/info@i-fu.co.jp
ホームページ http://www.i-fu.co.jp/

代表取締役 古橋幸治 さん
大学卒業後、ホテルマンを12年間務めた後、IT企業に転職。社内コンサルタントとしてセミナーを開き好評を博す。物流サービス会社やホテルでの教育担当を経て、2016年人財育成を手掛ける『株式会社人財育成アカデミー』設立。
人材から人財への成長支援
集団全体の業務能力底上げ

多彩なセミナーテーマ
参加者全員の理解促す


「人は何かをしようと志したときに人材となり、そこから理念を持って動こうとしたときに人財となる」
『株式会社人財育成アカデミー』の代表取締役でチーフコンサルタントの古橋幸治さんが、企業力の強化に資する人財育成のためのセミナーで強調する言葉だ。セミナーのテーマは、プランニングからプレゼンテーション、ミーティングマネジメント、コーチング、問題解決、危機管理、リーダーシップまで幅広い。
「セミナーは、中小企業から上場企業まで幅広い層を対象に開催しています。セミナーを行う前に、クライアントの企業が求める理想の人材像を伝えて頂き、それを把握した上で、参加者全員が理解できるような内容に落とし込んでから、セミナーに臨むことを大切にしています。一部の層だけでなく、仕事の目的を踏まえた上で働ける社員を育成して、集団全体の能力を底上げしていきたいと考えています」
 ホテルマンから転職したIT企業での社内コンサルタント、物流サービス会社やホテルでの社員教育の経験がセミナーに深みを与える。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 人財育成アカデミー
TEL/06-4980-7305 Eメール/info@ji-academy.jp
ホームページ http://www.ji-academy.jp/

代表取締役社長 三谷康生 さん
大阪大学法学部卒。日本興業銀行を経て銀行系証券会社、独立系M&A仲介会社でM&Aアドバイザー業務やマネジメント業務に従事。2016年、『株式会社ジャパンM&Aアドバイザー』設立。同志社大学大学院ビジネス研究科嘱託教員。
日本企業の生き残りをかけて
事業承継を顧客目線で解決

年々増加する
中小企業のM&A


 2018年4月に発表された日本企業による過去最大規模のM&A、「武田薬品工業」によるアイルランド製薬大手シャイアーの「7兆円」の大型買収が話題となった。では、日本の99%を超える中小企業でのM&Aは、どうなっているのだろうか。『株式会社ジャパンM&Aアドバイザー』代表取締役社長三谷康生さんに話を聞いた。
「中小企業のM&Aの件数は、2018年、3千件ともいわれていますが、発表されていないM&Aを加えますと6千件から7千件ともいわれています。背景にあるのが政府も力を入れている事業承継の問題があります。これは、後継者たるお子さんが〝会社を継がなくなった〟という傾向が増えてきているのです。日本企業が生き残っていく策として中小企業のM&Aは、大変注目されています。一つの例としては、創業者のカリスマ性で成長していた会社が、お子様はカリスマ性を持っていないとなった場合、大企業と手を組んで補完を行い、ご子息が上手く経営できるようになる、あるいはほかの企業と一緒になることで、シナジー効果が生まれ、生き残りをはかるといったケースは増えています」
『ジャパンM&Aアドバイザー』は、上場企業の「ジャパンインベストメントアドバイザー」との連携で全国のM&Aにも対応してくれる。
(ライター/近藤純)

株式会社 ジャパンM&Aアドバイザー
TEL/06-4706-2400 Eメール/mitani@jma-ltd.com
ホームページ http://www.jma-ltd.com/


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