ビジネスヒットチャート 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
 
整術院長 アストラ―ル禮子 さん
指圧・按摩・マッサージ国家資格、I.A.Eユニバーシティ自然医学食養士、東洋医学博士、米国国際学士院大学博士号など、数多くの資格と見識を持つ。2009年、紺綬褒章受章、2014年、社会文化功労賞受賞(国際文化推進協議会)。

「神奈川県日赤紺綬有功会 新春のつどい」にて
アストラ―ル禮子(REIKO)先生
マッサージ師(指圧・按摩・マッサージ)国家資格。自然医学食養士。東洋医学博士。I.A.Eユニバーシティ(米国・国際学士院大学)博士号。米国財団法人リンカーン記念平和財団ワールド・ピース・グランド・プライズ。国際文化推進協議会終身特別名誉会員。2009年、紺綬褒章受章。2014年、社会文化功労賞受賞(国際文化推進協議会)。
社会奉仕と慈愛の精神で
親身に対応

不思議な力で社会奉仕
慈愛に満ちた治療院


 人々の不安やストレスが高まり、緊張感に満ちた現代社会。過度なストレスが時にうつ病やがんといった深刻な問題を引き起こすトリガーとなることはよく知られているが、その対策はまだまだ発展途上のまま。藁にもすがる思いで病院に行っても医者は10分程度話を聞くだけ、ずっとパソコンと向き合ってこちらを見ることもなく淡々と薬を処方していき、どれも効いているとは思えない……こうした対応により、西洋医学に対する疑問を抱える人も増えているのだという。この風潮に警鐘を鳴らす『アストラールREIKO治療院』アストラール禮子さん。心霊施術院・心霊カウンセラーとして原因不明の痛みや病に対して「回復する力、生きる力」を支えている。メディアに取り上げられることで知名度も高く、彼女の元には驚きと感謝の声があふれている。
「ただ悩んでいる人を助けたい、苦しみから少しでも解放してあげたい」という思いで自身の生まれ持ったパワーと指圧や按摩、マッサージといった国家資格の必要な技術を組み合わせた施術を行う治療院を開いているアストラール禮子さん。癒しとやすらぎを与えてくれるような雰囲気をもつこの院には、心身の不調に悩める多くの人々が彼女の力を求めてやってくる。
「心霊治療」と聞くと宗教に関係することを連想する人もいるかもしれないが、アストラール禮子さんの治療は、そういったものと一線を画す。近年は、東洋医学や薬学、鍼灸を大学病院など規模の大きな病院にも取り入れる動きが活発化しているとはいえ、西洋医学を主とする日本の医学界には、科学的に証明や説明ができないものを排除する傾向が根強く残っている。
 しかし、旧ソ連の書記長を務めた政治家が超能力者の力を使った治療によって回復した話は有名で、現在は国家資格を持った超能力者の医師も存在しているという。彼らが特別な力を使って病から人を救ったように、アストラール禮子さんもまた、自身の持つパワーを用いて数々の難病奇病から回復する力、生きる力を与え続ける治療を今日まで行っているのだ。
「現代医学では解決できない」と見放され、医師たちから匙を投げられて絶望していた患者さんを立ち直らせた症例は、本当に数多く存在しており、最後の砦として科学では説明できない彼女の治療は厚い信頼を寄せられている。
「原因不明で治療方法もない、どうしようもないといわれていたが、アストラール禮子先生の治療院に通い続けたところ、CT検査で奇跡的に好転していると診断された」「正直なところ半ば諦めていたけれど、治療を受け続けたら透析の必要がないといわれ、普通の日常生活を送ることができるようになった」と、人知を超えた力による奇跡の体験をし、命が救われたと喜ぶ人々の声が数多く、今日も寄せられている。
 彼らに寄り添い続け、手を差し伸べ続けたアストラール禮子さん。崖っぷちから生還し、美しい笑顔を取り戻した患者たちを見ていると、自分も心が洗われるような気持ちになるのだと語ってくれた。
(ライター/大嶋ひかり)

アストラールREIKO治療院
TEL/045-573-7999
受付時間/火・金・土曜日 午前8:00〜9:30
<施術> 10:00〜13:00(要予約)
<相談> 13:00〜14:00(要予約)
定休日/月・水・木・日曜日・祝日
アクセス/JR鶴見駅西口バス乗車口10番より「北寺尾」バス停下車、または車で約10分

代表取締役 髙橋正二 さん
山梨県庁退職後、森林組合の参事を勤め、林業経営の知識を深める。49歳で独立し、『株式会社高橋林業』を設立。次世代にも森林の大切さを伝え、100年後にも残る山林づくりに励んでいる。
山のプロフェッショナルが伝える
森林の重要性と新たな林業のカタチ

これまでのイメージを払拭する
「スマート林業」に着目


 森林に関わる知識から林業の見識を深め、『株式会社高橋林業』を設立した髙橋正二さん。森林管理や林業に携わり続けて60年以上になる髙橋さんは、「森林の大切さを知り、世代を超えて守り抜いてほしい」との想いを胸に、従業員の技術・ノウハウの向上や職場環境の近代化に取り組んでいる。
「森林を管理する林業は、3K(きつい・危険・汚い)、または、給料が低いを入れて4Kという言葉で表されるほど大変です。さらに、林業に関する資格を取得するには15年以上かかり、そうした背景もあり、日本では1980年をピークに林業従事者が3分の1まで減少して、今日の林業界では、〝林業の効率化=スマート林業〟に注目が集まっています」
 同社では、従業員全員にPCを配布し、森林情報のデジタル化やICTを活用した生産管理手法を導入した。さらに、林野庁の支援事業をフル活用し、林業技士や流域森林管理士などの資格取得をバックアップ。時代が求める林業の近代化を推進させてきた。
 しかし、こうした取り組みが成果をあげるかどうかは森林が果たす多彩な役割を人々がどれだけ理解できるかに懸かっているという。髙橋さんは、自らの手で森林の管理に務めるとともに、これまでに培った膨大な知識をもとに多くの人々に森林の重要性を伝えてきた。
「森林には、木材資源の供給源としての役割だけでなく、水害や潮害の防備、雪崩や落石の防止、魚の繁殖環境としての役割(魚つき林)、なかには飛行機が空港位置を把握する助けとなる役割(空港目標林)など多彩な側面があります。また、世界有数の野生きのこ発生国でもある日本において、森林は山菜やきのこなど山の幸の宝庫でもあります。約4000種にものぼる野生きのこは、手軽に採集できる人気の高い山菜の1つですが、その中には有毒なものもあるので注意が必要です。特に注意が必要なのは、ツキヨタケ・カキシメジ・クサウラベニタケ・ニガクリタケ・シロタマゴテングタケ・ドクツルタケの6種で、毎年7割以上の方が中毒症状を起こしています。毒きのこに関しては〝ナスと一緒に煮ると毒が抜ける〟といった迷信や、地域ごとに異なる呼び名、日本の野生きのこに関する研究が8割程度しか進んでいないという現状などもあり、油断は禁物です。きのこ狩りの際は、十分な知識を持った人を同行させ、気をつけながら楽しむようにしましょう」
 今一度、森林がもたらす恩恵に思いを馳せ、森林を守り続けていくことは、今後の私たちの使命といっても過言ではないだろう。
(ライター/宮田泰輔)

株式会社 高橋林業
TEL/042-689-2848 Eメール/takahashi-forestry@honey.ocn.ne.jp

代表取締役 宍戸信照 さん
神奈川県出身。『有限会社信和土建』を創建した父親の「仕事は見て覚えろ。ワザは盗むもの」という教えを胸に経験を積み、27歳のとき事業を継承。個人事業主の職人たちと協力し合い施工。基礎工事の配筋マイスター、転圧マイスター。
暑さに敗けぬ精緻な基礎工事
熟達の技でコンクリート打設

外気温に応じ強度補正
道具類に込める職人魂


 異常な高温が続いた夏。建築物の基礎工事を担う職人は暑さだけでなく、時間との闘いに追われる。コンクリートが気温や湿度で強度が変化するからだ。住宅検査専門会社ホームリサーチ社が優れた建築職人を顕彰するマイスター制度で、最高レベルの三ツ星の配筋マイスターと転圧マイスターに認定された『有限会社信和土建』の代表取締役宍戸信照さんは、気象条件を計算に入れながらコンクリートの打設を遂行し、精緻整然とした仕事ぶりで発注元から厚い信頼を得てきた職人だ。
「コンクリートは、気温や湿度の高低によって乾燥したり、伸び縮みしたりします。それがひび割れの主な原因になるので、外気温に応じて打設強度を変える強度補正をしながら設計強度になるように作業を進めていきます。外気温が高いと硬化の進行は早くなりますので、「コンクリートタンパー」という道具でコンクリートを叩いて不要な水や空気を除去して密度を高めるタンピングやコテを使って表面を均す作業は、時間との勝負になります。一日ぶっ通しの作業も珍しくありません」
「コンクリートタンパー」は、知り合いの鉄骨業者に、コテも兵庫の伝統工芸師に特注で作ってもらったものを使い続け、作業に魂を込める気概が伝わる。
 現場での厳格な仕事ぶりは、これに止まらない。建物の正確な位置を出す丁張り作業は、昔ながらの水糸を使って誤差を最少化する。穴掘りは、建物の形に根気よくスコップで掘っていく。その後の砂利引きもコンクリートの厚さが変わらないように土質を見極め、砂利の大小を判断しながら引いてゆく。砂利を固めた後、水蒸気の流入を防ぐために敷き込む防湿フィルムも同じ大きさにそろえる。打設したコンクリートの上にたるみなく綺麗にビニールシートを張る。雨が降ってシートが汚れれば、雑巾で拭く。さらに、作業効率や仕上がりの美しさの観点から、大小数千本にのぼる鉄筋も既製品を使わず、鋼材メーカーから仕入れた鉄筋用棒鋼を自社加工場で加工する。
「基礎工事のゆらぎは、その上に建てる構造物のゆらぎに直結します。作業工程一つひとつを大事に信頼に応えていきたと思っています」
(ライター/斎藤紘)

有限会社 信和土建
TEL/042-763-4443

代表取締役 志原郁夫 さん
東京・帝国ホテルで勤務後、地元福岡に戻り、ホテル開業サポート事業を立ち上げる。その後、土木会社の知識を一から身につけ、磨き上げたノウハウで、2017年9月『株式会社SP土木』を設立。
「手直し件数」の少なさが強み、
高い技術と顧客目線でインフラを支える

水道工事で
地域住民を守っていく


 埼玉県にある『株式会社SP土建』は、上・下水道工事や造成工事など公共事業の施工で声価を高めている。
同社の代表取締役である志原郁夫さんは、「請け負った工事には、必ず最善を尽くし、責任を持ってやり遂げるという信念があります」と語る。
 20代の頃に入社し、7年勤めた東京の帝国ホテルでは、人との出会いに恵まれ、厳しくも大きく成長することができたという。この時に培われた経験と人柄がホテルに滞在する経営者や著名人らに支持されて、飲料メーカーからの引き抜かれたのを皮切りに、複数の有名ホテル、洋菓子メーカーで総責任者として敏腕を振るってきた。それぞれの場所でかつてない売り上げ記録を出してきたこともあり、常に惜しまれて職場を去ってきた志原さん。数々の業績をあげるなか、ついに自分自身の城を作ることを決意し、取引先の大手ゼネコン関係者の誘いあり、土木業界に飛び込んだ。その後、東京2年間、地元の九州3年間で技術・ノウハウを積み、2017年9月に同社を設立した。新進気鋭ながら、都内の下水道工事を多く手掛けるなど、地域住民のライフラインを支える無くてはならない存在となっている。
 そんな同社の強みは、「手直し工事件数の少なさ」だ。妥協が許されない下水道工事の検査は、とても厳しく、基準に満たなかった部分は手直しが必要になるため、通常では手直し工事が発生する可能性が高いという。しかし、同社の手直し件数は、100件の施工件数に対して1件あるかどうかで、業界内でもかなり少ない点が大きな特長だ。丁寧で手直しが少ない施工を実現することで、より早く納品することができ、追加の費用も発生しないためコストパフォーマンスにも優れている。
 地域住民の生活の根幹に関わる水道工事のプロフェッショナルともいえる同社は、東日本大震災など災害の復興支援活動にも取り組んできた。今後は、災害に対する危機管理体制の確立に向けて、上・下水道やトイレの整備など衛生対策の施工にも注力していく。
 高い技術と徹底的な顧客目線を併せ持った施工を通じて、私たちの安全な暮らしを守ってくれるに違いない。
(ライター/宮田泰輔)

株式会社 SP土建 総合建設業・解体事業
TEL/048-959-9172 Eメール/estima40s30@gmail.com
営業所 TEL/048-951-1338
ホームページ https://spdoken.jp/

左上:代表取締役会長 渡会昇 さん
「商売というのは、いつ、何があるか分からない。だから、地力をつけることが大切だ」
創業20年超、いろいろな出来事を乗り越えてきた。外から思いがけないことが起きても、自社に体力をつけることが必要。20年間無配を続け、内部保留を増し、会社を大きくする。以来、健全な経営の努力を続け、現在に至る。
右下:代表取締役社長 武田啓之さん
東北電力管内の配電設備を施工する「東北七県配電工事株式会社」代表取締役。鶴岡ロータリークラブ幹事。鶴岡商工会議所議員。論文「農業用ビニールハウスの暖房負荷軽減に関する一考察」を共著。
技術力と環境意識の高さ示す
木質ペレット製造装置を開発

ロ間伐材などを有効活用
再生可能なエネルギー


 人口約355万人の東ヨーロッパの国、モルドバ共和国に『木質ペレット製造プラント』がある。JICAの環境・気候変動対策無償資金協力の一環として鶴岡市の『株式会社渡会電気土木』が導入したものだ。木質ペレットは、乾燥した木材を細粉し圧縮成型した小粒の固形燃料。代表取締役会長渡会昇さんは、再生可能エネルギーとしての木質ペレットの関連事業に力を注ぎ、山形県地球温暖化防止推進委員に選任された経営者。モルドバへの設備導入は同社の技術力の高さと環境問題に向き合う姿勢が認知された象徴だ。
「モルドバは、エネルギー供給のほとんどを輸入に依存し、多くの公共施設では、燃料費を賄うことが難しいと聞いています。導入したのは、バイオマスから燃焼効率の高い燃料であるペレットを製造する設備と、ペレット専用のボイラー。教育施設などでの暖房設備の整備、燃料費の削減,二酸化炭素の排出量の削減に寄与できると思っています」
 同社は、早くからバイオマス燃料となる木材チップの製造に取り組み、2003年からバイオマスの利活用事業に着手、08年には『農業用木質ペレットストーブ』が実用新案として登録された。翌年から木質ペレットの製造設備の研究開発を進め、完成させたのが高効率、省スペース、低コストを追求した『木質ペレット製造プラント』だ。
 このプラントは、一次破砕機で間伐材や林地残材を破砕、一次定量供給機で乾燥機へ送り、熱風炉から熱風を供給。ロータリー式ドライヤーで含水率約12%程度まで乾燥させる。二次破砕機でさらに細かく破砕、二次定量供給機でフラットダイ式ペレタイザーに送り、直径6~7㎜、長さ約25㎜のペレットを製造、フレコンパック袋詰め装置でフレコンパックに詰める。バグフィルター式集塵機で回収した木粉を原料として再使用する。ペレタイザーは、最大3基まで設置し稼働させることもできる。
「必要なエネルギーを太古からの贈り物である化石燃料に依存した現状を続けると、持続可能な地球でなくなってしまいます。木質ペレットは、地球にやさしい再生可能エネルギーであり、製造プラントが普及すれば、我が国の木質ペレットの自給率の向上、地球環境の維持に寄与できると思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 渡会電気土木
TEL/0235-57-2454
ホームページ http://www.watarai-ec.co.jp/

上:「やめっこ未来館(八女市子育て総合支援施設)」
2段目:すばる保育園、すばる保育園
3段目:東峰村水源の森交流館、福岡アジア美術館
4段目:広川町立下広川小学校校舎、『天草市イルカセンター(仮)』の完成イメージ

代表取締役 林田俊二 さん
熊本県立熊本工業高等学校建築科卒。1976年、大手設計事務所日総建に入社、1990年、同社を退社し、「有限会社建築企画コム・フォレスト」設立。1993年、株式会社化し、代表取締役に就任。一級建築士、インテリアプランナー。日本建築家協会登録建築家 20402565号。
喜び、感動していただける
もの作り・空間創りを考える会社

際立つ環境重視の姿勢
創造する者の決意鮮明


 未来を担う子どもたちを北風から手をかざして守ってあげる。福岡県八女市子育て総合支援施設「やめっこ未来館」の設計を公募型プロポーザルコンペで勝ち取った『建築企画コム・フォレスト』の代表取締役で一級建築士の林田俊二さんが、園庭をやさしく包むようにラウンドした園舎に込めた気持ちだ。数多くの住宅や医療施設、商業施設、公共施設、公共スペースの設計を手掛け、喜びと感動をもたらしてきた軌跡の中で、その表現形式を「林田マジック」と評した施主もいる。
 経営理念で、「もの・空間創りという行為を通して、地域の財産、生活、生命を守ることを基本におき、個人、地域の想い、夢を共に実現していくパートナー」と自らを位置づける林田さんは、環境重視の姿勢も鮮明だ。社名にフォレストを冠したことについて、HPで「樹木が今、環境重視という流れの中で、再び我々に示唆するものは、気によって生を思い、稀を狙わず器を大きくし、機をこらせば軌 自ら見える―私たちはこの自然界の中で、創造することを許された者の一人として、その役割を絶えず考え続けたいと思います」と決意を述べている。
 その想いが直に伝わる実例が、福岡県広川町に建設した「広川町立下広川小学校」の約5000㎡の木造校舎。構造材や内外装に地元のスギやヒノキ材を多用し、多目的ホールやランチルームは内装木質化に加え、屋根には太陽光発電パネルを備えた。また地域交流施設としても利用される校舎内はバリアフリー化した。
「光」、「風」、「木の香り」など自然を感じられる空間とし、地球環境にやさしく、ふるさとや自然の大切さを学べる学校環境、ぬくもりのある子どもの居場所、コミュニティの核となる施設づくりを目指した。
 現在、熊本県天草市で建設が進む、イルカウオッチングの拠点『天草市イルカセンター』の設計も公募型プロポーザルコンペで採用され、管理運営も支援する。鉄骨造り2階建てで、1階はイルカウオッチングの受付けや観光案内、物販スペースなどを、2階にはイルカの生態などを学べる展示・学習スペースを設け、2019年4月にオープンする。「長崎と天草地方」の世界文化遺産登録が決定し、これからの天草市の観光拠点を担う施設になる。
「建築設計は、無から有を生み出す仕事ですが、設計に当たっては、ハード・ソフト・ヒューマン(人と人々との関わり)のバランスを考えながら、将来にわたって愛され続ける理想的な姿を追求していきたい」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 建築企画コム・フォレスト
TEL/092-263-7766 Eメール/sekkei@comforest.co.jp
ホームページ http://comforest.co.jp/

バルコニーや正面扉などのアイアンのモダンなオリジナルデザイン。ホテルのエントランスを思わせる数々の『アール・デコデザイン200年マンション』。※音楽マンション、外断熱工事は、オプション工事となります。

代表取締役 鷲巣三恵子 さん
1999年、『株式会社ココプラネット』設立。集客力に優れたデザインと高い耐久性をローコストで実現したCOCOシリーズ賃貸マンションで頭角を現す。土地活用、相続税対策、補助金制度、資産価値などに関する幅広い知見で会社を牽引。
「長寿命200年マンション」で
世代で承継されるストックマンション

美しいアール・デコデザイン採用
相続・事業承継対策に活用


 なぜ日本の建物は諸外国と比較すると短寿命なのだろうという疑問から、デザイン性に優れた長寿命の賃貸マンションの建設を事業化した女性経営者がいる。『株式会社ココプラネット』の代表取締役鷲巣三恵子さん。美しいアール・デコデザインを取り入れ、長寿命化を徹底的に追求した『ロングライフ200年 マンション』で建築、維持のコストを最小化し、マンションの魅力からオーナーの収益を最大化するモデルだ。
「日本のマンションは、50〜60年のサイクルで建て替えていくことが多く、欧米と比較すると建物の寿命は約3分の1と極端に短いのが現状だ。スクラップ&ビルドをくり返す短命な建物は、社会的な損失であると同時に建物のオーナーにとっても資産の損失に直結する。国は、耐震性については、厳格な基準を制定したが、長寿命については整備がそれほど進んでいないのが実状なのだ。『200年マンション』は、この現状を踏まえ、構造や部材の細部にまで長寿命化を可能にする先端建築技術で構築し、外観は普遍的な美しさを持つアール・デコ調のオリジナルデザインで個性的な表情を添えているのが特長といえる。コンクリートは高強度化させ、200年使用できる構造体にしている。その他に60年間塗り替えしなくてよい塗装材を使用していることで外壁を守り改修のコストダウンを図っている。建物は充分もつのに多額の改修工事費がかかり、建て替えのきっかけになりがちな厄介な給排水の取り換えを容易な設計にしているという。
「外観はアールデコデザインで美しく、または誰が見てもクールで魅力のある選ばれる建物を造ることを目指しております。
 維持費など細かい費用はありますが一番のコストは建築コストです。建物を3回建て替えるのと200年もつ建物をつくることでトータルコストに5億円以上コストダウンが可能です。
オーナー様にとって一番重要なのは満室稼働し、収益を上げる建物を造ることができるかが最も重要なこと。低コスト防音楽器マンション、防犯賃貸物件、猫と遊べる物件など様々な個性をもった、差別化できる物件を造ることが何より重要と考えております。低い投資で最大の効果を引き出すにはどうしたらよいかを設計士と不動産のプロ、建築デザイナーが意見を出し合いながら決定していきます」
『200年マンション』を相続や事業承継に活用する事業のフレームワークは、税制に関する深い知見と収益性への自信が支える。
「不動産に関する税制は多岐にわたりますが、単純化していえば、相続税対策として一棟マンションを建設することで貸家建付地としての評価となり、相続税が軽減されます。事業承継の場合も不動産を購入すると、土地や建物の評価額が影響して株価を引き下げる効果があり、贈与税や相続税を低減させることができます。購入する不動産を狭小な土地も有効活用する『200年マンション』にすれば、イニシャルコストとランニングコストを抑制することができるうえ、集客力に優れたデザイン、ターゲット層を意識した造りで高い収益が可能になります。税対策、コスト、収益の全てでオーナー様の期待に応えることが私たちの使命と考えております」
 アール・デコデザインの『200年マンション』には、一見して「住んでみたい」と思わせる強力な魅力を感じるのは確かなようだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ココプラネット
TEL/03-5990-5939 Eメール/cocowa@herb.ocn.ne.jp
ホームページ https://fudousan-souzoku.jp/

社名:創業時の三井金物、マテリアル(素材)、ドイツのバウハウス(建築の家)のバウを組み合わせて命名。ドローンを使った屋根の確認作業。

代表取締役 三井陽介 さん
南山大学経営学部卒。英国に留学、帰国後、横浜の建材商社勤務を経て、2010年家業の『株式会社ミツイバウ・マテリアル』に入社。8年間、現場の一線で働き、社の業務全体を掌握、取締役統括本部長を経て、2018年三代目代表取締役に就任。
ブランディング戦略で躍進
老舗建築資材メーカー牽引

若い世代に存在感示す
培った技術力を生かす


 67年前、鍋と薬缶の販売からスタートし、今では鉄鋼二次製品メーカーとして三重県内の約500社に建築資材や住宅設備機器を供給するまでに成長した『株式会社ミツイバウ・マテリアル』の三代目代表取締役三井陽介さんは、明確な将来展望を持つ若き経営者だ。その象徴が技術力を生かした自社施工によるブランディング戦略。若い世代の目を惹きつけ、共に働くモチベーションに火をつける戦略でもある。
「自社施工事業は、消費者の意識に直結します。当社は、先代の社長である父が資材製造へと業態を拡大させた会社ですが、素材メーカーは社名が表に出る機会は、ほとんどありません。人員構成のピラミッドを維持しながら発展するためには、若い力の投入が絶対条件であり、そのためには若い世代に社の存在を知ってもらう方策が必要と考えました」
 この戦略の中核事業として力を入れているのが『ミツイバウECOリフォーム』だ。
「『ミツイバウECOリフォーム』は、屋根工事、外壁工事、水まわり・内装工事、太陽光発電システム構築工事、エクステリア外構工事、環境商品販売を包括した概念で、当社の技術と協力業者である地域の工務店や職人の力を結集して住環境改善のニーズに応える事業です。例えば、屋根工事は既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を被せるカバー工法で行いますので、耐熱性に優れているほか、解体費用がかからずコストが抑えられるなど様々なメリットがあります。工事に先立って当社の担当者がドローンを使って屋根の状態を確認しますので、作業効率も飛躍的に高まります」
 大学卒業後、英国に留学、帰国して住宅建築用資材の国内流通や住宅分譲・不動産仲介事業を手掛ける横浜の会社で営業などに従事。28歳で家業の『ミツイバウ・マテリアル』に入社。製造現場、製品配達、営業、経理、事務などを8年間経験し、社の業務全体を細部にわたって掌握、課題解決の意欲と将来展望を持って組織のトップに立った三井さん。
「独自のスペシャリティを持つ高品質な建築資材の提供と、誠実な自社施工事業を両輪に、これからもよりよい住空間の創造に力を入れていきたいと考えています」
 採用した若い力の成長に期待しながら、会社の前進を牽引する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ミツイバウ・マテリアル
TEL/0120-932-184 Eメール/mituibau@sage.ocn.ne.jp
ホームページ http://www.mitsuibau.com/


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605