ビジネスヒットチャート 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
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〒160-0022
東京都新宿区新宿
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FAX.03-3352-8605
 
2017年症例数
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)200例
2017年症例数
内視鏡的結石破砕術(経尿道的治療、TUL)422例(国内2位)、内視鏡的結石破砕術(経皮的治療、PNL)142例(国内1位)

副院長 松崎純一 さん
横浜市立大学卒。神奈川県立がんセンターなどを経て、2002年『大口東総合病院』泌尿器科部長。2015年、副院長。日本尿路結石症学会、日本泌尿器内視鏡学会の評議員。著書に「経尿道的尿管砕石術−安全・確実なTULの手術手技」。
尿路結石の研究治療を先導
手術治療で国内屈指の実績

結石破砕術で示す実力
手術デバイスの開発も


『大口東総合病院』の副院長兼泌尿器科部長松崎純一さんは、日本人の10人に1人が一生に一度は経験するという尿路結石の研究、治療の第一人者。がん遺伝子の研究で博士号を取得したが、罹患数が多いことから尿路結石に軸足を移し、手術治療で国内屈指の実績を重ねる。
「尿に溶け込んだ血液中の不要物質が結晶化したものが尿路結石。多くの場合、腎臓の中にでき、尿管に出て途中で挟まると激痛が生じ、発熱や吐き気、血尿などの症状が出ることもあります。糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の人に多い病気です。自然に石が出ない場合は、CTで結石の硬さを把握し、軟らかい場合は日帰りが可能で負担が軽い体外衝撃波結石破砕術で石を砕き、硬い場合は尿道から内視鏡を入れる経尿道的結石破砕術か背中から腎臓に穴を開けて内視鏡を入れる経皮的結石破砕術でレーザーなどを使って石を砕き除去します」
 松崎さんは、尿路結石症診療ガイドラインの作成に携わったほか、国際学会でパネリストを務め、手術デバイスの開発も進めている。
(ライター/斎藤紘)

特定医療法人財団 慈啓会 大口東総合病院
TEL/045-401-2411
泌尿器科 営業時間/8:20〜11:00 12:00〜15:00

専門医や糖尿病療養指導士などの療養サポートチームが指導。
糖尿病教室は患者家族や一般市民にも開放されている。

病院長 宮川潤一郎 さん
英国留学を経て広島大医学部卒。大阪大大学院医学系研究科講師、兵庫医科大学教授を経て、2016年『恵生会病院』病院長。日本糖尿病学会専門医、研修指導医。兵庫医科大特別招聘教授。専門は、糖尿病学、内分泌学、代謝学。共著書に「糖尿病の最新治療」など。
病院を糖尿病診療の拠点化
教育入院導入し療養を支援

サポートチームを編成
専門医育成にも力注ぐ


『恵生会病院』の病院長宮川潤一郎さんは、糖尿病と判明しながら未受療者が多い現状を憂慮し、兵庫医科大教授から転籍して早々に医師、看護師、糖尿病療養指導士、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、作業療法士及び医療事務担当者で糖尿病療養チーム(KDST|7)を編成すると同時に、1週間、2週間、3泊4日の3コースで糖尿病と上手に付き合う方法が学べる糖尿病教育入院を導入するなど糖尿病診療の拠点としての機能を明確にした糖尿病専門医。
「糖尿病は、放置しておくと様々な合併症を引き起こします。未受療状態や治療中断は深刻な状態を招きます。当病院では、療養や治療に対する理解を深め、動機付けを強化して治療中断が起こらないように丁寧に相談に乗り、自助努力を促しながらサポートしていきます」
 同病院が毎月1回開く糖尿病教室も一般公開制に変え、患者家族や近隣住民も無料で参加できるようにした。また、宮川さんは、糖尿病専門医の育成にも力を注ぎ、日本糖尿病学会認定教育施設として糖尿病研修も強化、志のある医師を受け入れ可能とし、診療体制の充実を図っている。
(ライター/斎藤紘)

医療法人 恵生会 恵生会病院
TEL/072-982-5101
ホームページ http://www.keiseikai.or.jp/

上:細径内視鏡下胆嚢摘出術施行後の腹部
中:単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行
下:単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術前の腹部
単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術後の腹部

消化器病センター長 多賀谷信美 さん
獨協医科大卒。同大大学院卒。医学博士。豪州で研究。同大越谷病院外科准教授など経て、2018年4月『板橋中央総合病院』消化器病センター長。日本内視鏡外科学会技術認定審査委員。日本胆道学会認定指導医など資格多数。
低侵襲な手術で胆石症治療
腹腔鏡下胆嚢摘出術で実績

手術前に的確画像評価
安全性を最優先に施行


「腹部の疾患に対し、きずの小さな手術を目指し、QOLの向上を実現する」
『板橋中央総合病院』で消化器病センター長を務める日本消化器内視鏡学会専門医の多賀谷信美さんが手術で貫く姿勢だ。特に、胆汁中に溶けているコレステロールなどの物質が胆嚢で結晶になり、腹痛や発熱、黄疸などの症状を起こす胆石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術は、獨協医科大学病院時代を含め、屈指の施行実績を誇る。
「胆石症の治療には、内科的治療の胆石溶解療法と体外衝撃波胆石破砕療法があり、外科的治療として胆嚢摘出術があります。胆嚢摘出術は胆石が作られる畑となっている胆嚢ごと摘出してしまう治療で、カメラを使った腹腔鏡下手術は開腹手術に比べてきずが小さく、腸管運動の回復が早い利点があります。傷がおへその中に隠れてしまい、美容面でも満足頂ける単孔式腹腔鏡下手術も積極的に行っています」
 手術に当たっては血液検査や超音波やコンピュータなどを使った術前の的確な画像評価を重視し、安全性を最優先に慎重に手術を進める。
(ライター/斎藤紘)

板橋中央総合病院 消化器病センター
TEL/03-3967-1181 Eメール/ tagaya.nobumi@ims.gr.jp
診療時間/ 8:30〜12:00 14:00〜17:00 土曜日 8:30〜11:30
休診日/日曜日・祝日・土曜日午後

リハビリ風景。
リハビリテーション科。

整形外科医長 峰巨 さん
自治医科大学卒。和歌山県立医科大学附属病院研修医、国保すさみ病院外科勤務、和歌山県立医科大学整形外科学内助教、国保日高総合病院整形外科医長などを経て、2016年4月『橋本市民病院』に入る。整形外科医長。
ナビゲーションを用いた正確な手術と
研究に基づく超高齢化社会への診療態勢の充実

骨の状態を見極め遂行
専用ナビシステム活用


『橋本市民病院』整形外科医長である峰巨(みねなおや)さんの専門は、人工股関節置換術・人工膝関節置換術である。人工関節置換術は、変形した関節の術前評価、的確な位置に人工関節を設置するための術前計画、そして正確な手術の遂行が欠かせないが、ナビゲーションシステムを有効に活用し、それらを実現している。
 大学勤務時の研究では、超高齢社会において人工関節置換術が超高齢の患者さんでも手術を受けた後の健康寿命を保つ助力になりうることを明らかにした。また、種々の術前検査で術中・術後の合併症のリスク評価を行い、総合病院の特色を生かして、内科など他科の協力を得ながら周術期の治療を安全・円滑に進めている。
 現在、大腿骨内顆骨壊死に対する人工膝関節単顆置換術、変形性肩関節症に対する人工肩関節置換術なども行い、地域のニーズに幅広く対応できる態勢を整えている。
(ライター/斎藤紘)

橋本市民病院 整形外科
TEL/0736-37-1200
受付時間/8:30~11:00 休診日/土・日曜日・祝日・ 年末年始
ホームページ https://www.hashimoto-hsp.jp/

自然な薬として内服できる煎じ薬などを治療に用いている。
長い経験を活かして、様々な疾患に鍼灸治療を応用している。

院長 赤尾清剛 さん
名古屋大学医学部大学院修了。医学博士。1990年、聖光園細野診療所に入所。2005年、岐阜大大学院医学研究科東洋医学講座教授。細野診療所名古屋所長を経て、2017年『名古屋東洋クリニック』開院。日本東洋医学会漢方専門医。
東洋医学の深い知見生かし
漢方治療と鍼灸治療を併用

西洋医学で対応できぬ
病態の改善効果を追求


 漢方治療と鍼灸治療に特化した『名古屋東洋クリニック』の院長赤尾清剛さんは、ヒト胃癌培養細胞に関する研究で医学博士の学位を取得後、90年超の漢方診療歴と400種類以上に及ぶ漢方エキス剤を持つ聖光園細野診療所で東洋医学の知見と臨床経験を深め、岐阜大学大学院医学研究科東洋医学講座の教授を務めた日本東洋医学会漢方専門医。
「どんな医学も完全なものではなく、人の健康の評価も絶対的なものではありません。病気に対して西洋医学的に治療を受けても効果が得られない、難治性疾患で治療方法が確立されていない、治療を受けたものの副作用のため完治までに至らなかったといった場合に漢方治療の適応があります。疾患に対して効果が得られない場合でも、それらの症状の改善に効果があることがあります。さらに、治療手段を広げる方法として、鍼灸を治療に取り入れることは有益であると考えています」
 赤尾さんは、関節リウマチに対する鍼灸治療の効果についても研究を重ね、疼痛コントロールや身体機能の調節や改善に取り組んでいる。
(ライター/斎藤紘)

名古屋東洋クリニック
TEL/052-684-6820
診療時間/9:00〜11:45 14:00〜18:15(土 17:15まで)
休診日/木・日曜日・祝日・月曜日午前
ホームページ http://nagoya-touyou.com/

夫人で副院長の信子さんは耳鼻咽喉科を担当。
壁面にイルミネーションが施された『増森クリニック』。

院長 増森二良 さん
弘前大学医学部卒。弘前大学泌尿器科入局。1990年、同大学院卒。 医学博士の学位取得。聖隷浜松病院泌尿器科、豊橋市民病院泌尿器科勤務を経て、1996年『増森クリニック』開業。泌尿器科、皮膚科、内科、小児科担当。
男性型脱毛症に独自治療法
生活習慣病と関連付け指導

食事療法や健康運動と
内服薬の投与を組合せ


 夫婦で5つの診療科をカバーし、総合病院とホームドクター的クリニックの中間的存在を目指す愛知県名古屋市の『増森クリニック』で、泌尿器科、皮膚科、内科、小児科を担当する院長増森二良さんは、抗腫瘍物質の研究で学位を取得した医学博士。幅広い診療の中で治療法の独自性から今、最も注目されているのがAGA(男性型脱毛症)の治療だ。
「AGAと生活習慣病は、切っても切れない関係にあると考えています。高血糖や高血圧などの生活習慣病は、血管にダメージを与えて血流を悪化させ、動脈硬化などの深刻な事態を引き起こしますが、血流が悪くなったことでトラブルが起きるのは髪の毛も同じこと。発毛を健康の一部として捉え、生活習慣病と関連付けた治療が必要と考えました」 
 治療に当たっては、血液検査や遺伝子検査でどの薬が効きやすい体質かを判断し、薄毛の進行を抑制する内服薬と発毛を促進する内服薬による治療と並行して、塩分量や糖質、カロリーをコントロールする食事療法やウォーキングなどの有酸素運動などの生活指導も行う。
(ライター/斎藤紘)

医療法人 良仁会 増森クリニック
TEL/052-302-8787 Eメール/ info@masumori.or.jp
診療時間/9:00~12:00 16:00~19:00(土午後14:00~16:00)
休診日/水・日曜日・祝日
ホームページ http://masumori-clinic.com/


院長 詠田由美 さん
福岡大医学部卒。米国で内視鏡手術を学ぶ。1989年、体外受精の研究開始。同大学病院不妊治療グループチーフを経て、1999年『IVF詠田クリニック』開院。医学博士。日本生殖医学会生殖医療指導医、米国生殖医学会認定医。
妊娠可能年齢への留意促す
生殖医療技術で不妊を治療

原因究明の重要性強調
麻酔で治療の負担軽減


『IVF詠田クリニック』の院長詠田由美さんは、日本の不妊治療を黎明期からリードしてきた医学博士。出生率からの推計で少子化が進めば、2500年に日本の人口は千人を切るという説を背景に、妊娠可能な年齢について知ることの大切さを説き、子を授かりたいという切実な願いに人工授精や体外受精などの高度生殖医療技術で応えてきた。
「妊娠を望む女性の年齢が上がっていますが、長い間、体内にいた卵子は老化し、32歳から妊娠率が落ちます。37歳からは染色体異常に起因した流産率がぐんと上がります。妊娠のリミットは37歳。43歳以上になると、まず妊娠は難しいと考えたほうがいいでしょう」
 同医院に治療で訪れる女性は、2000年半ばから30代が多くなったという。治療に当たっては、詠田さんは原因究明が重要として卵管造影検査も含め系統的で的確な診断を行い、人工授精や体外受精、顕微授精、凍結胚移植治療などの選択肢から最も適した治療法を選び成果を上げてきた。麻酔医も擁し、治療への苦痛を軽減する措置も講じる。
(ライター/斎藤紘)

アイブイエフ詠田クリニック
TEL/092-735-6655
診療時間/9:00~13:00 15:00~17:00 土曜日 9:00~14:00
休診日/日曜日・祝日・水、金、土曜日午後
ホームページ http://www.ivf-nagata.com/

先生は自信が不妊に悩んだ経験者。だからこその心に寄り添ったサポートが好評。
『はり灸治療』 5,000円(税別)

院長 井上美生香 さん
赤門鍼灸柔整専門学校鍼灸科卒業。東京医療専門学校教員養成科卒業。「日本不妊カウンセリング学会」認定、不妊カウンセラー取得。
体質を改善して不妊を治療
実績が示す鍼灸独特の効果

ホルモンバランス調節
治療を超え親身に支援

「難治不妊症が鍼灸治療の体質改善で妊娠に至った症例」
 月刊「医道の日本」2018年7月号の「妊鍼治療の最前線」に掲載された『はり灸治療院美潤MIU』院長井上美生香(みなこ)さんの論文だ。自身、不妊治療と流産を経験した後、鍼灸師の道に進み、不妊治療に特化した鍼灸院を経営し、子を切望する夫婦に希望を与えてきた実績が伝わる。
「不妊には、鍼灸の効果が高いと実感しています。鍼灸治療の目標は、冷え体質の改善、ホルモンバランスの調節、老化や劣化した卵子の若返りです。基礎体温が低めの女性の場合は、冷え体質の改善を促します。排卵日から月経初日が14日よりも短いなどの場合は、ホルモンバランスが乱れている可能性が高く、自律神経にアプローチして整えていきます。卵子の老化や劣化については、生活習慣と食生活の改善指導と鍼灸治療を併せて行うことで、妊娠に至った症例が多数あります」
 井上さんは、卵管閉塞など自然妊娠が無理なケースについて、その方に合った病院を紹介するなど治療を超えた親身なサポートで信頼を得ている。
(ライター/斎藤紘)

はり灸治療院 美潤MIU
TEL/04-7199-3734 Eメール/ info@miu-web.com
受付時間/火・木 9:30〜20:00 水・金 9:30〜18:30 土 9:30〜17:00
日・祝 9:30〜15:00 休診日/月曜日
ホームページ http://harikyuu-miu-web.com/


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