日本が誇るビジネス大賞 2025

　ある種苗会社が観葉植物について行った調査によると、先のコロナ禍で実に４人に1人が植物に対して関心を持つようになったと回答。中でもＺ世代と呼ばれる若い世代や30～40代の男性の間で興味が高まっているという。中でも人気が急上昇している植物が「アガベ」と呼ばれる観葉植物だ。サボテンと同じ多肉植物と呼ばれる植物の一種で、テキーラの原料となるリュウゼツランの一種だ。メキシコの乾燥地帯を原産とする「アガベ」。洗練された力強いフォルムだけではなく、１～２週間に一度の水やりで十分育てられる高い生命力も魅力。代表的な品種はノコギリのような葉が印象的で初心者でも比較的育てやすい「チタノタ」。他にも葉の形状や色、トゲが異なる「オテロイ」「アガベ白鯨」「レッドキャットウィーズル」「姫厳竜」と種類は無数。他人とは違う個性を求められるなど、愛好家を魅了している。
　そんな「アガベ」を専門に取り扱うショップが愛知県の『モンスターハウス』。チタノタなどポピュラーなものから希少価値が高く市場ではなかなか手に入らない品種まで、独自のルートで海外の生産者から直接輸入し、自社で丁寧に育成・販売している。同店のコンセプトは「趣味の時間をちょっとカッコよくするお手伝い」。販売だけにとどまらず、YouTubeなどで育成方法を詳しく解説したり、公式サイトで購入者の疑問に答えるなど、初心者にも安心のサポート体制が充実している。他にも根の成長を促し、形を整える「専用ブレンド用土」や、ロゴがクールな同店オリジナルの鉢「モンスターボウル」、インテリアとしてのアガベを引き立てるスタイリッシュな「植物タグ」など、独自の世界観が詰め込まれたこだわりのアイテムも揃っている。
　同店はこれまで通販専門のオンラインショップだったが、4月には名古屋市内に実店舗もオープン。店主が厳選した「アガベ」個体、アイテムしか扱わないというこだわり。また、店頭限定のオリジナル商品もあり、興味のある人は足を運んでみてほしい。
（ライター／今井淳二）

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　ドライバー不足が深刻化する中、国土交通省の試算では２０３０年には約27万人のドライバーが不足するとされている。こうした社会課題の解決に向け、在留資格「特定技能」に自動車運送業が追加された。このことを約10年前から予測し、準備をしてきた会社が「ミナミホールディングス株式会社」。このグループ企業である『株式会社外国人ドライバー支援機構』は、グローバルな人材育成と持続可能な物流社会の実現に貢献することを使命としている。同グループは、カンボジアに自社の日本語学校・自動車学校・送出し機関を設立し、教育から就職、来日後の支援までをワンストップで提供できる体制を整え、一貫した教育と支援体制で企業の即戦力となるドライバーを育成している。日本式の安全運転教育、日本語指導、日本での生活知識までを網羅した独自カリキュラムを構築し、日本語教育は複数国での指導経験を持つ専門教師が担当。運転技術は、「南福岡自動車学校」で長年の実績を持つ教官が指導するという、現地での基礎教育と来日後の実地講習の組み合わせにより、より優良な人材育成を可能にしている。また、特定技能評価試験に合格した外国人と日本の運送企業との橋渡し役として、就職支援・生活支援・就労中のフォローまでを包括的に行い、来日前の教育はもちろん、来日後には「南福岡自動車学校」で外免切替・中型・大型免許の取得、就労後の安全運転講習など、企業と外国人材の双方にとって安心できる環境を提供するという登録支援機関としてトータルサポートを実現。成果事例としては、国内初となる特定技能1号評価試験を実施。その合格者である中国籍ドライバーが、早くも２０２５年4月15日より埼玉県の運送会社にてトラックドライバーとして、これも国内初となる就労を開始している。
「物流の未来を支えるのは、〝人〟です。私たちは、世界と日本をつなぐ人材育成と安心の支援体制を通じて、すべての人にとって持続可能で豊かな物流社会の実現を目指してまいります」
　このようなビジョンを掲げる『株式会社外国人ドライバー支援機構』。今後も多くの優良ドライバーの輩出が期待できると注目されている。
（ライター／斎藤紘）

TEL／ 050-1807-5420　
Eメール／info@fdso.jp

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　防弾ガラスを製造する過程の技術を応用したナノレベルの超微粒子から成る今までにない「株式会社G-POWER」のガラスコーティング剤『G-POWER』の利用シーンや販路が拡大している。これまでは、自働車のボディ、スマホやメガネ、時計、アクセサリー、財布、バック、住まいの水まわり、店舗やホテルなどの設備、ソーラーパネル、伝統工芸品などの美観や強度の向上に利用されてきたが、最近ではガラスが3倍割れにくくなるデータを基に消防車のフロントガラスに採用が決定したほか、大手運送業者やタクシー会社のトラックやタクシーなどへの導入も検討されている。『G-POWER』は、対象物に塗布するとガラスの元のシリカをエーテル剤が広げていき、エーテル剤が蒸発してシリカが残留してラップの50分の1の薄さの膜を形成、マイクロクラックを埋め、美しい光沢を実現する。膜の硬さは鉛筆ひっかき硬度9Ｈ以上。紫外線や水分、経年劣化などを防ぎ、ムラやシミになりにくく、元の素材の風合いを損なわずにコーティングでき、特殊な石垣状の構造が衝撃を分散し、ガラスが割れにくくなるのが大きな特長だ。子会社で開発した『G-POWER FX』は、紙や革、布などにコーティングができる進化形だ。
　２０２５年1月、2月の東京オートサロン、大阪オートメッセに『G-POWER』を出展し、営業車のガラス強化策とし新聞社に取り上げられるなど注目を集めた。
　同社は『G-POWER』の需要増に応えるために企業グループを形成。子会社である「GPOWER Earth」ではＦＣ直営店を通し、『G-POWER』の認知向上に力を入れ、店舗網を拡大している。また、各店舗のサポート役や広報活動など行う「G-POWER A.S」も設立した。現在『G-POWER』取り扱い店は全国で５００社以上にのぼるほか、直営ＦＣ店「G-POWER Premium Shop」の店舗網も拡大している。これらに加盟することで、利益率80％以上、施工失敗リスクのサポート、溶剤の小ロット仕入れなど充実したサポートが受けられる。初動の3日間で１６０万円の売上を達成した店舗もあり、高収益が見込める事業だ。
（ライター／斎藤紘）

Eメール／knym4agpe@gmail.com

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　長野県松本市の『有限会社ＣＫＳ』は、建物の躯体を構成するコンクリートや木材などの防水工事や液体ガラスコーティング工事による資産価値の維持向上で実績を重ねる会社だ。工法のウイングが広いのが同社の強みと代表取締役の吉村覚さんは強調する。
「様々な防水工事を手がけていますが、中でも鉄筋コンクリート内部の毛管空隙を充填し、内部外部を問わず防水効果を発揮する『ＲＣガーデックス』の施工代理店として、コンクリ―躯体に改質剤を塗布することで強度を高める防水工事を得意としています。長野オリンピックスタジアムや黒部ダム展望台、下水道処理施設の上部空間を利用したアクアパル浄化センターなどに施工した実績があります。また，木材用液体ガラスの施工代理店でもあり、木が反ったり割れたり結露したりするのを防ぎ、且つ調湿できる防水工事も手掛けています．こちらは、旅館の檜風呂や新築の玄関など数多くの住宅で施工した実績があります」
　これらの業務を遂行する工法はＲＣガーデックス防水工事も含め多岐にわたる。防水工事では、コンクリート躯体への無機質浸透性躯体改質剤塗布による躯体の緻密化と延命化を図る『ＲＣガーデックス躯体改質工事』、躯体改質剤と止水グラウト材の複合高圧注入による２次漏水を起こさない「ハイブリッド高圧注入止水工事」、タイルやモルタルの浮きをエポキシ樹脂を注入して補修する「自動式低圧エポキシ樹脂注入補修工事」、ホテルやマンションに使う御影石やタイルのスリップ事故を防ぐ「防滑工事」のほか塩ビシート防水、ウレタン防水、ＦＲＰ防水、塗膜防水、シール工事などが可能だ。液体ガラスコーティング工事では、ウッドデッキに塗装すると雨ざらしでも、日差しが強くても、靴のまま歩いても10年の寿命を保つ『セラミック塗装工事』、消臭や抗菌、防カビ、防汚の効果がある「美化コーティング」、光触媒や無光触媒、白金コロイドなど複合材料による「ハイブリッドコーティング工事」、光触媒反応効果によるセルフクリーニングでいつまでも綺麗が持続する「外部壁面光触媒コート工事」など幅広い選択肢がある。
（ライター／斎藤紘）

TEL／0263-88-6217　
Eメール／info@chu-ks.co.jp

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https://www.chu-ks.co.jp/

「安全・安心、迅速確実な燃料給油を通じ、地域の産業基盤である動力を支える」
　和歌山県紀南エリアで唯一のパトロール給油（巡回給油）の専業事業者として躍進する『ナカト産業株式会社』の経営理念だ。扱う燃料の種類の多さ、給油先の多様さ、「ＳＤＧｓ」宣言に基づく環境へ配慮した取り組みや地域産業への貢献などが評価され、独立系調査機関である一般社団法人企業価値調査機構主催の「２０２４年ＳＭＢエクセレント企業賞」の燃料配送部門で受賞する栄誉に輝いた。取り扱う燃料は、軽油、重油、灯油、ガソリン、Ｋ｜Ｓ１、AdBlue®、潤滑油、作動油、エンジンオイル、グリスなど。給油先は建設現場、ボイラーや発電機用の地上・地下タンク、船舶、野外コンサートやイベントなど多岐にわたる。同社の強みは、配達専門の人員を常時配置して機動的な対応ができること、指定時間・指定場所まで確実に配達すること、定期巡回燃料補給も実施し、注文の手間も省け、燃料切れの心配がないことなどだ。
「定期的にお客様の元へ伺うパトロール給油の需要が高まっています。特に、２０２４年問題で運転手の労働時間短縮が課題となっている運送会社からのご依頼が増えています。私たちが給油に行くことで、運転手が配達帰りにガソリンスタンドで給油する時間を削減できるからです」
「ＳＤＧｓ」宣言に基づく取り組みでは、天然ガス由来でＣＯ２の排出量削減や有害排気ガス低減などの効果があるクリーンな軽油代替液体燃料『ＧＴＬ燃料』も取り扱い、オフロードと呼ばれる公道ではない道で使用する建設機械や重機、フォークリフト、発電機、構内車両などナンバープレートの付いていない車両に給油する。また、軽油１００％で製造され、軽油に添加すると、燃費向上による燃料や排出ガス中のＣＯ２、有害排出ガス成分が削減される添加剤『Ｋ｜Ｓ１』もトンネル工事や病院、学校など工事現場、自然環境への配慮等が求められる工事現場の重機などに供給する。さらに、同社は２０２４年に内にドローンサービスの部門を立ち上げ、社会貢献事業として、災害時に各種燃料を供給する協定を結んでいる上富田町と２０２５年新たに災害時にドローンを活用して被害状況などの情報収集や捜索などを行う防災協定も結んだ。
（ライター／斎藤紘）

TEL／0739-47-5315

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　妊娠、出産、育児といった人生の転機に寄り添い、産前産後の女性とその家族を支える「コーラルケアリスト」の養成を行う『一般社団法人産後ケアラボ協会』。同協会代表であり、「くろす助産院」院長の黒須恵さんが提唱する『Kurosu Method®』は、「学ぶは真似る」「自分を知る」「自分が育つ」「自分が変わる」「気づきを得るために」の五つのステップを通じて、「親が親になっていくプロセス」に重点を置いた独自メソッドだ。行動・思考・感情から自分自身のあり方を見つめ、「自分がどんな親になりたいか」を明確にする。子どもとの関係を深めるには、まず自分自身とつながること。そのために、過去の経験や親との関係を振り返るバースレビューや自分史、マインドマップといったワークも取り入れられている。親が子を一方的に導くのではなく、妊娠中から子どもをありのまま受け入れ て、親自身も自己を肯定し直すことを重視している。相互性の中で子育てを行うことで、より深く、しなやかな家族の関係性を育むことができる。産後ケア専門家を育成する「コーラルケアリスト養成講座」では、出産後の母親や家族を多方面から支える人材を育成するプログラムだ。産後の心身に関する基礎知識やベビー マッサージ、調理・育児支援、名づけの知識、乳幼児の病気、救急救命に至るまで幅広い 内容が盛り込まれている。講座修了後には「コーラルケアリスト」としての認定を受け、独立することも可能。現在、全国各地でコーラルケアリストが活躍中だ。ケアリストたちは、産後のお母さんの日常生活のサポートだけでなく、自らの特技を活かし、赤ちゃんのスタイ作りやファーストディッシュ作りなど、お母さん同士のコミュニティの輪を広げ、楽しい子育てライフが送れるようなカルチャーイベントも定期的に開催している。
　 妊娠出産は、急激な身体の変化や生活の変化で心身の負担が大きく、戸惑いや不安を感じる女性も多い。コーラルケアリストの養成を通じて女性たちが不安や戸惑いを感じること なく、命を育むことの大切さや成長することの喜びを感じながら、安心して子育てに臨める社会の実現を目指している。
（ライター／彩未）

TEL／090-5398-3177
Eメール／ megumi.kurosu@gmail.com
megumi@kurosu-josan.com

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https://coralcarelist.jp/

「頼れる強いパートナーでありたい」を理念に、24時間３６５日対応の託児サービスを提供する『禅プレミアムｋｉｄｓケア』。シフト勤務の保護者、両親の不調、妊娠・出産、保護者の体調不良など突発的な予定変更にも柔軟に対応してくれると人気の託児サービスだ。0歳児から小学生までを対象に、昼夜問わず預けることができる柔軟な預かり体制で、保護者と子どもたちをきめ細かくサポートしている。
　子どもたちが自分らしく成長できるよう、家庭的な雰囲気を大切にしており、一人ひとりの個性やペースに合わせた支援を行っている。子どもの健やかな成長のためには、保育者が小さな変化や声にも気づく真心を持つことが欠かせないとの考えから、スタッフの採用基準を厳格に設定。経験やスキルだけではなく、どんな小さな心の声や変化にも気づける丁寧で質の高いケアを提供する人材を厳選している。
　預かり中は、子どもの成長に合わせた遊びや学びの時間を提供。お花や落ち葉、どんぐり、虫など自然とのふれあいの中で、子どもたちの脳の発達や探求心を促す。また、工作やおもちゃ遊び、パネルシアターなど子どもたちが楽しく遊べるよう、室内遊びも充実。まるで自宅にいるかのように心からリラックスして過ごすことができる。また、プール開きやスイカ割り、ハロウィンなど四季ごとに多彩なイベントを楽しめる。
　週2回から、好きな時間を組み合わせて利用できる「月極めプラン」と「一時預かり」があり、30分単位の細かな料金設計で必要な時間だけ預けることが可能だ。施設内には、生活に必要必需品が揃っているので、手ぶらでの利用ができる。粉ミルクやおむつ、沐浴、シャワーなど多様な有料オプションが揃っているので、個人個人の成長ペースにあわせたサービスを受けられる。
　子育ては独りで行うものではない。保護者、保育スタッフなど、みんなで強力するのが当たり前というスタンスで、気負わずに頼って欲しいという想いを大切にしている。
（ライター／彩未）

TEL／0769‐69‐9190　
Eメール／cka2baby@outlook.jp

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「障がい者としての人ではなく、困っている状況を見て、困りごとを助けることを大切にしています」
　三重県四日市市で生活支援センター、生活介護事業所、相談支援事業所を運営する『ＮＰＯ法人プラグ』の吉田和由理事長の障がい児・者に向き合うときに大事にしていているポイントだ。
「このＮＰＯ法人は、地域で生活する障がい者や障がい児、生活弱者、特に生活に困窮する世帯の子どもとその家族などに対して、豊かで充実した生活を営むために食事や学習指導、療育、居場所を提供するなど必要な支援に関する事業を行い、すべての人が共に助け合い、豊かで充実した生活と社会作りに寄与することを目的としていますが、何でもかんでも手助けすることが正解とは思っていません。障がいを持っているから面倒を見てあげるではなく、困っているから手を差し伸べるという考えのもとで事業に取り組んでいます」
　それぞれの事業所の運営には明確なコンセプトがある。生活支援センター『４ＬＩＦＥ』は、放課後等デイサービスと日中一時支援で障がい児に授業の終了後や休業日に生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進などの便宜を供与する施設。利用する子どもや保護者のニーズは多種多様であるとの視点から、保護者のニーズや子ども一人ひとりの個性を見極め、成長にとって有意義な支援計画を立案し、実践する。毎月第2土曜日の午後5時から7時まで、老若男女、お金のあるなしに関わらず、無料で食事を提供する「ふれあい食堂」も開催している。生活介護事業所『ぱれっと』は、軽度から重度の障がい者を対象に7人のスタッフが生活支援を行う。日常生活を楽しく活性化させるため、就業体験となる軽作業や創作活動、町内会の活動へ参加などの活動を通じて自立を目指す。相談支援事業所『mixer』は、障がい者が地域生活への移行に不可欠な支援を提供する地域相談、生活に関する様々な課題や将来への不安に答える基本相談、障がい児・者福祉サービスの申請時に必要なサービスなどの利用計画案を作成する計画相談が柱だ。
（ライター／斎藤紘）

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